- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478300596
作品紹介・あらすじ
どうすれば一流の仕事ができるか?自分の能力を見極め、伸ばすための簡単な方法がある。ドラッカーが自らの体験をもとに教える知的生産性向上の秘訣。はじめて読むドラッカー自己実現編。
感想・レビュー・書評
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働き方の関連書籍として、本書を手に取った。
ピーター・ドラッカーはもちろん知っていたけど、書籍を読むはこれが初めて。経営学という印象が強かったけれど、本書の内容は、現代の労働者に広く適用できる内容だと感じた。
構成は5つのパートから為る。
1. いま世界に何が起こっているか(「ポスト資本主義社会」である現在について解説
2. 働くことの意味が変わった(我々知的労働者の働き方について
3. 自らをマネジメントする(成果をあげるためのセルフマネジメントについて
4. 意思決定のための基礎知識(成果をあげるための意思決定について
5. 自己実現への挑戦(これまでの総括的な内容
分量は200ページ強。少なくないけど、内容が少し難しい。というより、抽象的。それなり以上の就労経験がないと、理解できずに挫折するかもしれない。挿入されるエピソードも昔のアメリカのものが多く、ピンとこない読者は少なくないかも。
それでも、人生で何度でも読み返したい書籍となった。理解できた部分は、自分が働く上で活用してみたい。理解できなかった部分は、再読が楽しみ。
(書評ブログの方も宜しくお願いします)
https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E5%BC%95%E7%94%A8%E6%8A%9C%E7%B2%8B_%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6_%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BCF%E3%83%89%E3%83%A9 -
これだけストイックに日々仕事ができたら成長しない訳がないだろう。仕事の本質的なマインドセットが学べる一冊。何度も読み返して血肉とすることで本書の価値がより一層高まるとともに、自身の成長が加速する。
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目的:プロフェッショナルを心得て仕事の成果を上げるための知見を得る。
・成果を上げるには反復・習慣が必要である。
・いつも失敗してきた。だからもう一度挑戦する必要があった。→80歳でオペラに取り組んで成功。
・自分が何によって知られたいか・何によって覚えられたいかを常に自問する。50歳になって答えられなければ、人生を棒に振ったといえる。
・劣後順位を決める→やらなくてよいものを決める
・成長のプロセスは教える・移る・現場で働く -
しばらく本棚にあり続けた本書。2019年最後のこの時期、このタイミングで読んで非常に良かった。
この『プロフェッショナルの条件』は組織よりは、主に個人の働き方、考え方等をフォーカス。何度と繰り返し語られる単純労働→知識が経済の中心となり、それはイノベーションに不可欠なものである。
『社会、コミュニティ、家族は、いずれも安定要因である。それらは、安定を求め、変化を阻止し、あるいは少なくとも減速しようとする。これに対し、組織は不安定要因である。組織は、イノベーションをもたらすべく組織される。イノベーションとは、・・・、シュンペーターが言ったように創造的破壊である。』
『知力や想像力や知識は、あくまでも基礎的な資質である。それらの資質を成果に結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。知力や想像力や知識は、成果の限界を設定するだけである。』
『仕事や成果を大幅に改善するための唯一の方法は、成果をあげるための能力を向上させることである。→なすべきことを成し遂げる能力』
『組織構造の欠陥からくる時間の浪費がある。その兆候は会議の過剰である。...、理想的に設計された組織とは、会議のない組織である。...会議は原則ではなく、例外にしなければならない。みなが会議をしている組織は、何事もなしえない組織である。もし時間の記録から、その四分の一以上が会議に費やされているという会議過多症が判明すれば、組織構造に欠陥があるとみてよい。』
この読書を切欠に『チェンジ・リーダーの条件』『イノベーターの条件』の二冊をポチる。 -
早くに出会えてよかった。
必読!!
成果を出すことは習慣 -
面白かった。
内容は、いかに成果をあげ、成長するかという内容が書かれている。
優れた上司とはどういう上司か?
個人の成長とはなにか?
人生において大事なこととは何か?
等々が書かれている。
また、読み返す予定。 -
仕事をする上での、考え方、振る舞いを記述された本。マネージメント、リーダーシップ、成果、生産性など複数の視点が1冊にまとめられており、考えを整理するのに最初に読むのが良いと思いました。具体的方法、行動の記載は最小限なので、そこは自分で考えたり、実践的な他の本から吸収することになります。
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ザ・自己啓発本だが、繰り返し読みたいと初めて思った本。
ドラッカーの書籍と論文を結集した一冊。
知識労働者の労働は測ることができないから、自分でマネジメントしていかなければならない。今どうすべきか、この先どうありたいか、何が足りないか、どう貢献できるか。
現代における知識の利用の仕方は「RANGE 知識の幅が~」にも通じるものがあった。