- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479797937
感想・レビュー・書評
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1月後半は仕事の都合(長期出張)で忙殺され、ようやく読書を再開。
本を手に取る時間が戻ってきて、幸せを感じている。
自分の仕事の仕方やライフスタイルをちょっと引いた目線から「俯瞰」して考えるためのキッカケになる一冊。同じ企業に長年勤続し、同質的な考え方や習慣に染まっている人へ、是非お勧めしたい。
普段、付き合い残業or同僚や上司との飲み会orゴルフで、日常が埋まっている方は要注意。自分の人生を会社にコントロールされているようなものである。そういう方に限って、会社にコントロールされる人生に何の疑いも抱かないのかも知れない。
この本は「転職しろ」とか「上司に逆らえ」といったことを推奨しているわけではない。同じ生活環境・条件下であっても、自分のやりたいことに素直な気持ちで向き合い、自らの人生を自由にデザインする「心の余裕」を持つためのヒントが提示されている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Voicyでフォローしている澤円さんの本。
ひとつの価値観や環境に縛られずに、複数の選択肢も持ちながらフラットに過ごしていくこと。仕事での自分を同一化しすぎないというのはたしかにーと。
自分が出来ること スペシャリティに集中してパフォーマンスを出していく、そんな生き方がこれまで以上に大事になってくる。自分の中に「余裕」を持ちながら、身近な「ありがとう」を大切に過ごしていこう。 -
難しそうなタイトルだったので、覚悟して読み始めたけど、思いのほか読みやすくて学びの多い一冊だった。
ここ最近では、個人的トップ3に入るほどの高評価。
結論はシンプルで、
「周囲がどう思おうが関係なく、自分の決めたルールで人生楽しもう!」
って感じかな。
他人と比較するなんてムダってことはわかっちゃいるけど、そう言われると逆に意識してしまうw
まさにシロクマ効果ってやつだ。
その解決策として本書で紹介されているのが、"自分が絶対に負けないルール"をつくること。
あまり難しく考えずに、「こういう状態は幸せだな」とか「仕事の中でもこのプロセスはなんか気持ちいいな」とか、些細な気持ちの変化を大事にしようと思えた。
定期的に読み返したくなる人生のバイブルとなる一冊。
【Action plan】
①自分の長所は自分で勝手に決める。
②自分が"毎日優勝できるルール"を決める。 -
・本当は変えられないのではなく「変えない」という意思の方が強いのではないか
この一文に特にハッとした。誰かに指摘された時、言い訳してしまう自分は、きっと指摘内容に納得がいってないから。でもそれは自分が勝手に考えを固定化してるだけなのではないかと思った。常に自分を変えていくことを心がけたい。
マネージャー層の話は、職場の中でも中間層にいる自分には興味深い内容だった。
・本来マネージャーは「ジョブ」なのに、それを名誉として与えてしまうから不幸が起きる
納得。昇進だけどその分仕事内容も責任も変わるはずなのに、それを名誉としてだけ考えて何も働き方が変わらない人もいる。それが周りを不幸していくのかと気づいた。
全体を通して時代は変わってきてるなと感じた一冊だった。自分のやりたいことだけをやる、面白いと感じることだけをやる。なんでも自分で選ぶことは大切だと改めて感じた。 -
メタ思考とは、自分の認知活動(行動や考え方)や性格を俯瞰で見て認識する活動のことで、本書ではこのメタ思考の力をつけていくことをテーマにしている。
仕事で壁にぶつかったときは視点を変え、俯瞰で考えてみようと思う。
・人が重要な選択や判断を間違えるのは、必ず「余裕」を失ったとき。
・マネージャーの職務は、メンバーとの対話だけ。メンバーと競争したくなるような人はマネージャーをやってはいけない。一言目で「いいですね!」と返すこと。すると、みんなにとって、あなたは「自分の良いところを瞬時に褒めてくれる人」として認識される。人は、そんなポジティブな人と、良い人間関係を持ちたいと思うものだから。他者を褒める事は、実は難易度が高い。故に、強力な生存戦略にもなり得る。
・うまく怒るために、まず重要なのは「ファクト」である。
・大抵の場合、他者と短所と指摘される事は、「ものさし」を変えれば、短所でも何でもないと知ることができる。
・ メンタルが弱っている日は自分に甘くする。そうでなければ、自分で自分を追い込んでいくことになり、余裕がどんどんなくなっていくから。ダメならダメでいいかと開き直ることも大切。
・自分が元気なうちに「メンター」を作っておく。率直に相談できる人や、カウンセラーあるいは場所なりを元気なうちに作っておく。
・自分をご機嫌にする方法を持っておく。外見を変えることでもたらされるもの。
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全体的に平易な言葉で書かれており、頭に入ってきやすかった。考え方のヒントがたくさん紹介されていた。
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生きる指針にしたいと思った久しぶりのヒット本!
全ては自分に余裕を持つこと。
自分が今できる人によって感謝されることをする。
人には様々な常識があることを理解しべき論を捨てる。
自分が機嫌良くなることを知っておく。
全ては自分のコンディションが良くないとできることもできなくなる。
また日々読み返しながら自分の生きるバイブル本として活用したい本でした!
是非みんなに読んで欲しい最高の本でした! -
最近はあまりビジネス本は読まないんだけど、この本の著者はVoicyでフォローしていて、いつも声を聴いているので購入。VoicyのBGMを脳内再生しながら楽しく読みました。内容は軽妙な語り口で、今の時代の考え方や働き方(とくに仕事のマネジメント)や生き方が語られていて、僕も頭の中でふわっと思っているような事が整理して書いてあったので読んでいて整う感じで読んで良かったという感想です。中でもネイルシールをネイルに関係のない中年オヤジだけの審査員にどうプレゼンすれば良いかというエピソードが好き。
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・仕事がうまくいっていないときは、たいていの場合、そのうまくいっていない自分と自分のアイデンティティを同一視しているもの。
・高く評価されるためには「余人をもって代えがたい」存在であることが重要
・ジョブ型雇用では、プロとして最低限のラインは定義されていても、その上に積み上げていくプラスオンの部分は「自分で考えてくださいね」というのが本質
・「私はこういう人間だから、これで貢献しよう」と決めれば活躍の場ができる
・顧客が言っていることは正しいとは限らないが、確かなニーズは顧客の中にある
・自分が好きでもないことを「やるべき仕事だから」といって我慢して続けなくても、好きなことを、好きな時に、好きなようにやって、幸せを感じて生きていける人がたくさんいることが、もう完全にばれてしまっている。そんな時代には、自分がすべてを定義して生きていくことが、幸せに、そして満足して生きていくためには欠かせません
・会社というのは、特定の人がいなくても、業務が問題なく回せる状態にデザインされていなければなりません。余人をもって代えがたい存在というのは、そのようなデザインの中で「それでもあなたがやるのが一番いいよね」と、周囲の人から認められるような状態を作れるかどうか
・これからの時代は「役に立つ」よりも「意味がある」ほうが生き残る
・ストーリーに共感が生まれると、ずっとファンでい続けてくれるのです
・「自分は今何をするか」「本当は何がしたいのか」と問い続けながら、自分を変化させていく生き方のほうが、結局は自分にとってのハッピーな人生へと近づいていけると思うのです
・具体的なものを、具体的なまま表現するのは簡単です。具体的なものを抽象化するからこそ、そこに汎用性が生まれ、選択肢に広がりを持たせることができる
・すべてのビジネスは社会貢献をすることが大前提。社会貢献という観点で、「何をもって人がハッピーになるのか」を定義できているといいと思います
・いつもの仕事をメタ思考するということは、自分や自社を主語にした視点から、できるだけ遠く離れてみるということ
・マネージャー層は、経営層とプレイヤー層をつなぐ仕事。経営層がビジネスを俯瞰して考える一方で、現場のプレイヤー層は自分の担当する製品やサービスの機能向上に集中しているため、どうしても俯瞰的な思考をする余裕を持ちにくくなります。経営層とプレイヤー層のつなぎ目となる部分で、双方の視点を持ち、その都度視点を切り替えながら、まるでプロの通訳のようにコミュニケーションして、事業を運用することがマネージャーの仕事の本質
・経営層の視点を理解しつつ、現場の論理や、そこで働く人たちの「思い」も理解しながら、最終的には自社が社会貢献を果たせるべく指示したり、導いたりできる人が、多くの日本企業では圧倒的に少ない
・メンバーと競争したくなるような人は、マネージャーをやってはいけない。メンバーと競争してしまうと、立場を利用した評価や嫉妬からの批判をするなどの言動が生じるリスクが極めて高くなります
・事業部やプレイヤーたちにイノベーションの種が生まれそうなときに、経営層がタッグを組みやすい体制を整えることで、イノベーションが促進されていく
・コミュニティ化していくということは、自分自身で考え、自分自身で行動していくこと。
・否定から入っても、相手はそれを受け取りづらくなるだけです。まずは相手の意見を肯定するGIVEをしてみましょう
・「他者をほめる」という生存戦略
・相手のことをあきらめ、相手に期待しすぎないこともまた、立派な「自分がコントロールできること」
・自分の長所は、自分で勝手に決めていい