考える方法: <中学生からの大学講義>2 (ちくまプリマー新書)

制作 : 桐光学園  ちくまプリマ―新書編集部 
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689320

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  • 上野千鶴子さんがのっけから東大オナニー博士の話を始めた。桐光学園の中学生たちは(男女別学となっているが、この講義はいっしょに聴いていたのだろうか)いったいどんな反応をしたのだろう(特に男子)。そしてまた、中学生にすすめる3冊の1つに「聖書」を挙げているというのがまた何とも言えない。今回一番わかりやすくて興味深かったのは、萱野稔人さんの「なぜ、人を殺してはいけないのか?」カントの定言命法をとっても分かりやすく解説してくれている。「ダメなものはダメ。」理由なんていらない。条件抜きでダメ。まあそういうものがあってもよい。ならば、死刑はどうなるのか・・・。「目には目を、歯には歯を」だからいいのか。と、また哲学しなければいけない。私にとっては次の3冊目がより楽しみ。よくまあ、これだけのメンバーをそろえたなあ。4冊目のテーマもおもしろそう。まだ筆者のラインナップがないので分からないけれど。

  • 続編。プリマーの気合? 読書に慣れた中学生しか読めない/読まないという点を横に置いといても、とても教育的。

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著者プロフィール

1944年姫路市生まれ。名古屋大学・総合研究大学院大学名誉教授。1967年京都大学理学部卒業、1972年京都大学大学院理学研究科博士課程修了、1975年京都大学理学博士。京都大学理学部助手を皮切りに、北海道大学理学部・東京大学東京天文台・大阪大学理学部・名古屋大学理学研究科を経て、総合研究大学院大学教授・理事の後、2014年3月に定年退職。九条の会世話人、世界平和アピール七人委員会委員。著書に、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書、1996年)、『寺田寅彦と現代』(みすず書房、2005年、新装版2020年)、『科学者と戦争』(岩波新書、2016年)、『物理学と神』(講談社学術文庫、2019年)、『江戸の宇宙論』『江戸の好奇心』(いずれも集英社新書、2022年、2023年)、『姫路回想譚』(青土社、2022年)他多数。

「2024年 『新潟から問いかける原発問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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