古井由吉のおすすめランキング

プロフィール

古井 由吉(ふるい・よしきち)
1937年東京生まれ。68年処女作「木曜日に」発表。71年「杳子」で芥川賞、80年『栖』で日本文学大賞、83年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年「中山坂」で川端康成文学賞、90年『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。2012年『古井由吉自撰作品』(全八巻)を刊行。ほかに『われもまた天に』『書く、読む、生きる』『こんな日もある 競馬徒然草』など著書多数。2020年2月死去。

「2022年 『連れ連れに文学を語る 古井由吉対談集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古井由吉のおすすめランキングのアイテム一覧

古井由吉のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫)』や『辻 (新潮文庫)』や『考える方法: <中学生からの大学講義>2 (ちくまプリマー新書)』など古井由吉の全281作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。

杳子・妻隠(つまごみ) (新潮文庫)

1543
3.66
古井由吉 1979年12月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「杳子」 大学生の時にしばらくお付き合いをしていた女性は小柄で可愛らしく、真面目で読書家、友達思いのキュートな人だった。 彼女が北海道へ一人旅に出かけた時... もっと読む

辻 (新潮文庫)

404
3.51
古井由吉 2014年5月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ほろ酔い気分でタクシーにのって自宅へむかう。 じゃあここでといって、タクシーをおりると 家の近辺と思っておりたはずが あれここどこ?とまるで見知らぬ場所に... もっと読む

考える方法: <中学生からの大学講義>2 (ちくまプリマー新書)

345
3.43
池内了 2015年2月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

入門書として 哲学すること 原点となるところが分かりやすい 中学生向きなので 何も知らない大人たちへの入門書 易しいだけではなく... もっと読む

槿 (講談社文芸文庫)

262
3.80
古井由吉 2003年5月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

本日読了。 重厚だがぬめぬめと蠢き 仄暗くも鈍い光を放つ、 男の、女の、記憶、妄念を、 丹念に描きだす。 薄霧、濡れ草のにおい、水の流れ、電... もっと読む

もうすぐ絶滅するという煙草について

230
3.24
芥川龍之介 2018年2月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

煙草に一家言ある物書きはやはり面白い。 もっと読む

ゆらぐ玉の緒

208
3.64
古井由吉 2017年2月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

俳句の余韻をずっと味わっていたような読後感。 電車の中ではなく、静かな場所で心地よい椅子に座ってじっくり読みたい。 もっと読む

愛の完成・静かなヴェロニカの誘惑 (岩波文庫)

193
3.36
ムージル 1987年12月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

時代や国境を超えて読み継がれる小説は、こういうものなんだろうなあ。正直細かいところはよくわからないし、エンタメ性は限りなくゼロに近いから全然面白くないけれ... もっと読む

木犀の日 (講談社文芸文庫)

184
3.50
古井由吉 1998年2月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

要再読。無意識、理不尽さ、発狂、正常と異常、日常と非日常などについて途中から意識しながら読みました。気を抜くと迷子になりそう。登場人物もこの社会の中で迷子... もっと読む

人生の色気

165
3.95
古井由吉 2009年11月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

今年で80歳になる老作家・古井由吉さんのエッセー集。 濃密な文体の小説と違って、実に軽やかな筆運びです。 このことから逆に、小説に全精力を注いでいるこ... もっと読む

野川 (講談社文庫)

149
3.31
古井由吉 2007年8月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

いつもより言葉がスルスルと流れていく。 読んでいくうち、作者の過去から現在を繋ぐ一本の記憶を、表題の野川を辿っていくようにしっかりと感じ取れた。 後期の... もっと読む

蜩の声

146
3.33
古井由吉 2011年10月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「現代日本純文学最高峰の作家の一人」言われる所以が分かる気がする。難しい、ゆえにレビューしようがない 商品説明の「対極のあわいを往還しながら到達するさら... もっと読む

やすらい花

142
3.75
古井由吉 2010年3月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

美文の極み。場所も時間も生死も幻も越えたとろでループしながらもいつの間にか進んでいる。 「朝の虹」の書き出しが美しすぎる。 あと「牛の眼」と「... もっと読む

酒呑みに与ふる書

125
2.82
マラルメ 2019年2月2日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

酒にまつわる沢山のお話が読める本。同じ酒飲みとして興味深く読ませていただきました。酒が飲みたくなるので飲みすぎないように注意が必要です。 個人的には... もっと読む

この道

114
4.00
古井由吉 2019年2月2日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

私にとってほんとにほんとに大切な作家が2月18日午後8時台に、一応医学的には肝細胞ガンという見立てで東京の自宅で亡くなった。亡くなっていたという方が正しい... もっと読む

文学の淵を渡る (新潮文庫)

113
3.42
大江健三郎 2017年12月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

20年程の間に6回行われた2人の巨匠の文学談義。お互いの小説の書き方について、あるいは、明治以降の数十人の小説家の作品を読んでの率直な感想と批評。老境に入... もっと読む

山躁賦 (講談社文芸文庫)

111
3.63
古井由吉 2006年9月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

迷路、しかも靄のたちこめた中を徘徊するような感覚でした。もちろん快楽原則にそくした徘徊なのですが、それは不安を迫り出させる徘徊でもある。一種、ゲシュタルト... もっと読む

鐘の渡り

111
3.88
古井由吉 2014年2月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

作者の分身のような語り手が、思い出すままに過去の事柄を連想していく、といった趣の、おそらく連作形式になっている短編集なのだけど、そんな単純に一筋縄でいく話... もっと読む

作家の老い方

100
2.80
芭蕉 2022年9月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

いろんな作家の老いへの思いが表現されていたが、理解困難なものが多かった。 あさのあつこさんのは、よくわかって、同意できる。 遠藤周作氏のも、分かりやすくて... もっと読む

仮往生伝試文 (講談社文芸文庫)

99
3.78
古井由吉 2015年7月11日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

自身の好みの傾向として読みづらさなどに抵抗は全くないが、それでも読者への“最低限”の優しさは求めたいところ。 古井由吉は大好きだが、この随想?ばかりは流... もっと読む

雪の下の蟹・男たちの円居 (講談社文芸文庫)

89
3.86
古井由吉 1988年1月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

三編どれもなにか特異な「事件」が起こるわけではないのだけれど、体の疲れとやるせなさを、心と世界の擦過を追体験せずにはいられないような精緻な描写。空間とそこ... もっと読む
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