- Amazon.co.jp ・本 (83ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480803504
感想・レビュー・書評
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背筋が伸びる。厳しい毅然とした言葉の奥に、人間としての優しさが感じられる。苦しい時に開いてみる。
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もはや
いかなる権威にも寄りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
寄りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ -
知り合いがくれた詩集
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すこし寄りかかってもいいんじゃないかしら,と思うこともなきにしもあらずと感じましたが,でも寄りかからないその強さの裏側に弱さがあるような気がして私はそこがとても好きです。
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詩集
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強い女とはこういう人。
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愛読書
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あたしは、この本に倚りかかり、ぎりぎりで、立てるようになります。
「私が一番きれいだったとき」「自分の感受性くらい」といったいわゆる代表作から、あらゆる傑作を網羅されている。根底にあるヒューマニズム、それを掬い取り、素直な眼力で見つめ、力強い筆致で穏やかに描く。彼女だからできた、それ。もう2度と、その過程は経られないのだと、時計は腕を動かすことを忘れてしまったと、思うと、今の時代、彼女のような人ほど必要なのに、と、唇を噛み締めたくなります。2006年、2月17日に、亡くなられました。生前に遺書を書かれていて、そこに記されていることにもやはり、涙が止まらない。 -
「自分の感受性くらい」と同じ。
まずは読むべし。 -
詩集。母にもらいました。
心に染みます。