あの本は読まれているか

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488011024

感想・レビュー・書評

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    冷戦下のアメリカ。ロシア移民の娘であるイリーナは、CIAにタイピストとして雇われるが、実はスパイの才能を見こまれており、訓練を受けてある特殊作戦に抜擢される。その作戦の目的は、反体制的だと見なされ、共産圏で禁書となっているボリス・パステルナークの小説『ドクトル・ジバゴ』をソ連国民の手に渡し、言論統制や検閲で迫害をおこなっているソ連の現状を知らしめることだった。──そう、文学の力で人々の意識を、そして世界を変えるのだ。一冊の小説を武器とし、危険な極秘任務に挑む女性たちを描く話題沸騰の傑作エンターテインメント!
    (出版社HPより)

  • ドクトルジバコは読んだことない。映画はTVでながら見して、さすがアカデミー賞何部門か受賞しただけのことあるなあくらいの印象だった
    それより、この本は、男たちに使い捨てられる名前も覚えてもらえない「女の子」達の話と読んだ。
    時代なんだよねえ。クリスマスケーキのように、25を過ぎると一部を除き廃棄処分になるんだ。

  •  やっと読書した。『許されざる者』で追われ、図書館の返却期間があるので、なかなか大変。4日間もかかってしまった。明日は映画『ドクトル・ジバゴ』を観る事にしよう。落ち着いた良い本だった。
     次の本もあるので、このラーラの世界にしたっているわけにはいかんが、この世界の片隅で心を揺さぶられなから雨上がりの空を眺めよう。

     やっと映画『ドクトル・ジバゴ』鑑賞終了。3時間13分長い。久しぶりに途中休憩の映画だった。大好きな黒澤映画『七人の侍』依頼が!
     革命前夜雰囲気は味わえた。レーニンもスターリンも出てこないけどね。
     この本を読んだ勢いで観たがなかなかたいへんだ。もう、観ないかもね。そう言う意味で良い本だった。
     題名が『ドクトルジバゴを追え』じなくてよかったね。

  • 「あの本は読まれているか」http://tsogen.co.jp/np/isbn/9784488011024 読んだ。めっちゃ面白かった!あの本=ドクドルジバゴを対ソ連工作に利用する話でCIAスパイと同僚のパートと、パステルナークとその妻のパートとが並走する。史実も絡めているので現実味があると同時にとても詩的。タイトルがすばらしいぜ(おわり

  • オリガの選択に胸打たれた(ボリスが霞んでみえる)。アメリカも明と暗のコントラストがある国だなと思った。

  • なぜ文化的な面から攻撃をしかけたのか、そこに重点を置いたのが疑問。しかも本の影響がロシア国民にどのような変化をもたらしたのかも詳しく書いてなくていまいち作戦成功したのかしてないのかわからなかった。
    しかも著者や周辺の人が巻き込まれてもアメリカ側から保護されていないことが、いいのかこれで?!と思わずにはいられなかった。手が出せなかったということがあるのだろうが。
    本の内容にはあまり触れられず、終始翻弄される人たちの話だった気がするが、終戦後の日本と違い、ロシアは冷戦時代に突入した時代がある。その間の言論統制の厳しさがとても伝わってきた。ドクトル・ジバゴ自体にも興味があるのでいつか読みたい。

  • 冷戦期のCIAが主導したとされる書物を用いた対ソビエト作戦を描いた作品、ということで手にとってみました。スターリンからなぜか目こぼしされていた詩人の作品「ドクトル・ジバコ」はスターリン亡き後のソビエトでは出版を禁じられていたのだがその原稿を西側に持ち出し出版しソビエト内で流通させる、というアメリカの作戦があった、という前提の物語。CIAの側はもともとタイピストとして雇用された亡命ロシア人二世がスパイとして活動するまでを描いた物語、ソビエト側は作家とそのエージェントを務める愛人が権力に翻弄される物語。設定は興味深かったのだけど前振りがあまりにも長すぎて、というのが正直なところ。純文学的な葛藤が正直なところ邪魔でいっそのことこの設定で娯楽作家にリライトしてもらいたい、と思ったほどでした、まぁ相性の問題と思いますけども。

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