あの本は読まれているか

  • 東京創元社
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感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488011024

感想・レビュー・書評

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  • 冷戦下の時代って食わず嫌い的なものがあって、映画とか小説とか避けてきたのだけれど、今回、サヴァ・ブッククラブでご縁あってこの本を手にしました。

    結果、おもしれえええええええとなって一気読み。
    連休の1日目有意義に終えました。
    CIAのはじめってこんな感じだっだのね。

    ペンは剣よりも強し。
    古からそう言われていたように、ペンを武器にして世界を変えようとした、多くの人の、愛の物語。

    ラストにふふふふと救われました。
    わたしも『そうであることを、密かに願っている』。


  • プルーフいただいて読んでました。「ドクトル・ジバコ」名前は聞いたことあるけど読んだことなし。それはそれとして、CIA草創期の話がすげ〜オモロい。そっか、LGBT系とか厳しかったりしたのね、とか。

  • 何の前知識もなく読み始めたため、これってもしかしてそれだよな……やっぱり!!!!!!という大興奮があった。
    百合です!!!!!!
    正確には21世紀のレズビアン小説。サンキュー。

    小説としてはタイトルから予想するほどの活発なスパイ活動はなく、登場キャラクターの印象が初登場時からまったく動かないので安定感はあるものの、予想外の楽しみは上記の点しかなかった。
    雰囲気スパイ小説だが雰囲気はいい。

  • 冷戦の足元で生きた女性たちの秘密と愛の物語。帯は読んでも信じるなとは言わんが、邦題と合わせていつになったらそれが始まるのかと思いながら読んでいた。ソ連国民が何を感じたのか描写が欲しいところ。ドクトル・ジバゴの出版を巡る作者と愛人の苦闘については水準レベルだと思う。対してCIA諜報員のストーリーはあまり吸引力がない。女性たちの活写としては良いと思うが。

  • 冷戦時代の対ロシア作戦として、発禁となった本を世界中にばら撒くCIAスパイの話。まさか実話ベースだとは思わなかった…!

  • 以前読んだ、ローズアンダファイヤや、コードネームヴェリテイと同じ訳者だったことに後書きを読んで気づいた。東西二つの世界を平行させながら、それぞれの登場人物を魅力たっぷり描いている。必ずしも幸せな時期ばかりでなくても、悲哀も含めて全てが美しくたくましい。このような作品が多くの人に読まれることを願う

  • 2022/9/3読了。
    本書を読んでいる間にゴルバチョフが亡くなり、その葬式にプーチンが出ない、西側(という言葉を最近またよく目にするようになった気がする)の各国首脳も参列できない、というニュースが流れた。なかなかいろいろと考えさせられるタイミングでの読書になった。

  • なんだかなあ。それほど期待はしていなかったが、最後まで面白いと思えなかった。「コードネーム・~」が合わなかったのだからこの本もひょっとして・・・と思っていたら、やっぱりね。まだ「ダビナ」の方が面白かったよ。

  • 冷戦下、時代に翻弄されながらも強かに生きた女性達のお話。

  • ロシア人作家、ボリス・パステルナークが書いた「ドクトル・ジバゴ」を使ったCIAの機密作戦に関わる人たちの物語。

    ドクトルジバゴを未読で映画も未見な私が果たして本当に楽しめるのか、と思ったが、圧倒的に面白かった。
    ロシアの収容所の様子、冷戦下のアメリカの女性たちの社会環境等、触れたことのない世界に触れられた気がした。
    どの国でも女性は立場が弱く、しかし、いつの世も女性は光を見出せる強さがあると感じられるラストだった。

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