ＭＭ９―ｉｎｖａｓｉｏｎ―

著者 : 山本弘

• 東京創元社 (2011年7月21日発売)

感想・レビュー・書評

[ゆいさんの感想 · 2011年9月1日]

前作は連作短編形式でしたが今回は長編。はっちゃけ度合いも前作以上で宇宙怪獣は出るわ異星人は出るわ妖怪は出るわの大サービス。そこにちょっぴり青春ラブロマンスも加わって文句なしの娯楽作品です。今作も映像化して欲しいなぁ。まだ続くようで次作も楽しみ。

[jyunko6822さんの感想 · 2011年9月1日]

単純に楽しめるウルトラマンレベルの怪獣モノ。ライトノベルだし、中高生だって抵抗なく入り込めると思うし、サラッと読めちゃう。「アイの物語」からの山本ファン。この方、もっと評価されてもいいのに・・・

[mabitpさんの感想 · 2011年8月13日]

MM9続篇。面白いのですが、何か肩透かしの気分です。長篇には、少しばかり内容が薄いような。1作目が濃すぎたか。次に期待しませう。

[ホークさんの感想 · 2011年8月9日]

本格怪獣小説として一部で話題になった前作『ＭＭ９』の続編です。
まあ、内輪ネタ的な笑いであることは否めませんが、特撮や怪獣ものが好きな人にはたまらない小説だと思います。
さっそく「東京スカイツリー」が怪獣に襲われてるし(笑)
今回は特に作者が意識したという、ライトノベル的な展開になっていて、ラブコメもふんだんに散りばめられています。
あと、恒点観測員の正義の宇宙人とか、活動限界が３分だとか、「ウルトラマン」世代にはおなじみの設定も。
本格怪獣小説ということで、怪獣の存在を科学的（？）にちゃんと説明しているところも面白い♪
楽しめました☆

[emopitさんの感想 · 2011年7月29日]

前作よりもSF度、怪獣度、萌え度（笑）が増しに増した！！
コレがまだ序章に過ぎないだなんて。
怪獣、特撮、SFへのオマージュ。
そして、有事の際の国の対応への批判、一般人の対応の警鐘。
そして日本への愛情。
311を経た今、更なる想いや飛躍があるだろう。 続きが楽しみだ。

ゴジラより先にスカイツリーに手を出してくれて、ありがとうございました！！！

[magadoriさんの感想 · 2011年7月24日]

全裸ょぅじょの次はビキニJK（ただし怪獣）だ ｱｯﾋｬｯﾋｬ!ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉｱｯﾋｬｯﾋｬ!
赤だから、カラータイマー付ければウルトラマンだ。

さっくりと読めてしまうので、軽んじられそうだけど、背景の設定や実在兵器の考証はきちんとしていて、それを感じさせない構成力は凄い。

まぁ、遊びが多いから嫌う人は嫌うだろうけど、私は「何を書いているんだ」とにやにやして読みました。

次のDestructionがとても楽しみ。

[かえるさんの感想 · 2011年7月18日]

2011/7/18読了。電子書籍で読んだ。
紙の書籍の発売前に電子書籍版を発売するという珍しいケース。出版社と著者の本気を感じる。
前作よりも面白かった。前作は連作短編集で今回は長編。舞台は東京。できたばかりの新名所スカイツリーが戦場になるのも怪獣もののお約束。敵は宇宙怪獣。美少女ウルトラマンと自衛隊大活躍。
気特対が脇役になりSFらしさは薄れたが、前作で固めた設定が今回で生きている。怪獣災害をリアルに描きつつエンターテインメントとしてのストーリーを展開することには成功していると思う。

著者プロフィール

元神戸大学教授

「2023年 『民事訴訟法〔第4版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」