- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488025625
感想・レビュー・書評
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”孤立シチュエーションでの連続殺人”もの。
本格作品ではあるが、そこにタイムトラベルを絡めているのが新機軸。
それはそれで面白い試みだが、デビュー作の為か枝葉が多すぎで話が分かりにくい。無駄なキャラや設定が多すぎるし、文章力の問題か、会話とキャラがかみ合っておらず読みづらい。
ロジックは(本格的にもSF的?にも)それなりにしっかり組み上げられているので、今後の作品に期待。 -
巻頭の別荘の見取図や人物紹介からなんとなく屍人荘と似てるなと思ったんですが、内容も設定は違うにせよなんとなくの雰囲気は同じ感じでして、なるほどなって感じでしたんで…
あと、ぼくのなかで勝手にホラの声はフリーザ様になってましたんで… -
タイトルの通り時間旅行者が登場するミステリ。
こういう、「いやいやそもそもそれはありえないだろ」というところから始まるミステリは、読者を納得させるための工夫がふんだんに盛り込まれているから、普通のミステリより読みやすいような気がする。 -
途中から「犯人はこいつだな」って匂いがプンプンするのにトリックは分からないし、タイムトラベルものはもう頭がぐちゃぐちゃになって訳わかんなくなるし、途中背筋がゾクゾクするような恐ろしさもあるし…けれど、結局どう落とし前をつけるの?!って気になって一気読み。最後は明るい光のもとに決着するのが良い。
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タイトル通りタイムトリップがネタとなっているミステリ。そのタイムトリップにはいろいろと制約があり、正直なところ面倒くさくも思ったが、そのことがミステリとしての謎解きにおおいに関わってくる。クローズドサークルとしての館、見立て連続殺人、ミステリ好きの登場人物たちなど楽しめる要素がたくさんある。
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SF×本格推理 というのはままあるが、ここまでタイムリープをメインに据えたものは私は初めて読みました。
当然のことながら、しっかりトリックにも活かされてましたね。(特殊設定モノはそうじゃないと評価が上がらないからね)
色々と荒業なところは感じたものの、「まぁこういうのもアリか」と最後まで飽きずに読めました。
何より良かったのが読後感で、このオチにしてくれて有り難かった。大変スッキリ。
私の尺度では★3かなと思ったが、読後感とデビュー作ということで★1つ分が上乗せされました。 -
タイムトラベルとミステリー、この組み合わせが面白いです。ファンタジックなSFと生々しい連続殺人。マイスター·ホラの正体、タイムトラベルの存在、竜泉家の問題、盛りだくさんでした。