- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488027858
感想・レビュー・書評
-
自分とそれほど変わらない時代の話だったので、その時代の物、価値観などがすっと入ってきました。同期で強力して、、というのも何だか懐かしい。。その中で同じ女性として、働くこと、やりがい、家族、子供、、、についての思いなど、共感できる部分も多く少し苦しい気持ちにもなり。。。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『最高のアフタヌーンティーの作り方』に魅了され、マカン・マランを経て、この本を手にしました。
僕の意識の底に沈みそうだった日本社会に含有される女性へのバイアスに気づかされ、人生の不思議さや魅力を感じさせてもらいました。 -
どなたかのレビューにもあったけれど、読み始めは気怠いんだけどだんだん引き込まれていく。そして終盤また失速笑 私の中では『マカン・マラン』を超えないわ~
-
老舗の映画会社に就職した同期6人の現在と、四半世紀前の“大騒動”をリレー形式で描いた作品。
古内さん自身が大学の映画学科から映画会社に就職した経歴をお持ちなので、映画会社の“営業”という未知の世界をリアルに知ることができた。6人の同期もそれぞれ個性的で楽しく読めたが、逆に定型的(友好・敵対・共感・反発)な気がしなくもない。似たような映画かテレビドラマを観たような錯覚に陥る。 -
50代になった元会社の同期が集まることで、それぞれの過去を振り返る。背負っているものは皆違うし、たどってきた道も違ってきている。全速力で走ってきた主人公が更年期を迎えて過去を振り返りこれからの生き方を考えて行く。まだまだ人生の先は長いと思わせられる作品だった。難しい映画の作品はわからなかったが、知っている作品もあり、映画を見ながら生きてきた人たちには興味深い内容なのではないかと思う。
-
時代の流れとともに映画もフィルムからデジタルに変わってたんだな〜。
平成元年とかは女性が働くことに対して世間の目も厳しかったんだろうな。 -
己の媚に、内心傷ついたりしているようては本物とは言えない。真の道化とは、自らが一番楽しんで然るべきなのだ。
特別面白いってわけではなかったなー。
古内さんのやから結構期待してたけども。なんか、全エピソードが浅いというかなんというか、主題がよくわからん。 -
『マカン・マラン』シリーズの古内一絵さんの作品で、最近続編も出たということで気になって読んでみました。
私自身映画については全く詳しくなく、さらに作品の主な舞台となる1992年は自分が生まれるよりも前なので、どれぐらいお話に入り込めるかな…と思っていたのですが、読み出すととても面白くてめちゃくちゃ入り込めました笑
私が言うのはおこがましいですが、やはり読ませる力のある作家さんなのだなぁと。
平成元年に老舗の映画会社に入社した同期6人のそれぞれの視点で順番にお話が進んでいきます。
6人ともそれぞれに全く違うキャラクターで、序章の時点ではちょっと嫌なやつだなぁと思っていたメンバーもいましたが、リレーの段になるとどの章も感情移入しながら読むことができ、悩みやコンプレックスを抱えながらもそれぞれの道を前進していく彼ら全員を応援したくなりました。
内容の中心となる映画フィルムの「ケヌキリレー」を始め、公衆電話のコレクトコールや出前ごっこ、新幹線ののぞみが開通当初は速すぎて危険だと思われていたことなど、こんなふうだったんだなぁと当時の様子を想像しながら読むのも楽しかったです。
続編の方もぜひ読んでみようと思います(^^) -
老舗映画会社の同期6人の久々の同期会
それぞれの道が違ったものになっても同じ時代にいっしょに働いた仲間ならではの何か
同期がいるっていいなぁ -
なんちゃって映画ファンの一人としては、古き良き時代の映画について語られる場面は結構好き。でも、今回はどちらかというと、90年代前半の社会の不均衡さがメイン。より普通を求めていた時代。
2021/9/26読了