- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575240979
感想・レビュー・書評
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1周目、作者の言わんとすることは何となく理解出来るがとにかく重たい。2周目、サラッと読み返してみると伏線に気付いて面白い。状況は変わらないのに、先を知るからこそ楽しめるという点に、未来からの手紙を支えにした登場人物を無理矢理なぞらえた。
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苦しみ
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ドリームランドに行きたい少女2人が未来から来た手紙に励まされる
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長編だけど、まったく苦にならずに読めた。
章ごとに登場人物が変わり、繋がりがあるのかと思っていたけど、最終的にあーそうなるのかって腑に落ちた。
家族の深ーい愛情が伝わって、重たい話のくせに最後は重い支えが取れたような光が差したオチで読後感は気持ちが良かった。 -
一気読み.
あーいや 安定のイヤミスっぷり.
絶望の先に小さな希望があって更に叩き落す感じ?
不幸で重い話.
なのについつい読み進めちゃった.
「告白」はなんの救いもないっ… 潔いほど.
それとは違い今回の作品はそれでも未来がある…未来があってほしい.と. -
推理小説じゃないし、ハラハラドキドキでもないのに、こんなに引き込まれた小説は初めかもしれない。
不幸の連鎖っていうのかな。こんなことが本当にあるのかもしれない。
そうじゃないことを幸せに思うし、俺の周りではこんな人たちが居ないことを祈る。
最後は、その後がどうなったのか気になることが多いけど、2人の少女の未来に幸多きことを祈る。 -
ずっと手紙を書いていく感じで続くかと思ったら、ありさや篠宮先生の視点になり、最後はお父さんの視点へ。
そうしなければ、抜け出せない悲劇があるのだとしたら、殺人すら仕方ないのかも?なんて思えてしまうくらい、切ない話だった。
お母さんが本当は1番強い人で、愛情深い人だったのもわかり、ただただ切なかった。
ただ、最後の1ページがとても、タイトルにぴったりで震えた。
ありさとあきこの未来に幸せがあるように、と願ってしまうような、常に2人を応援していたくなる話だった。 -
・テーマ/世界観 ★★★★★
・背景描写 ★★★★★
・キャラクター ★★★★★
・インパクト ★★★★
・オリジナリティ ★★★★
・テンポ/構成 ★★★★★
・文章/語彙 ★★★★
・芸術性 ★★★
・感動/共感 ★★★★★
・余韻 ★★★★★