1日10分のぜいたく NHK国際放送が選んだ日本の名作 (双葉文庫)
- 双葉社 (2020年10月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575524079
作品紹介・あらすじ
NHK WORLD-JAPANのラジオ番組で、世界17言語に翻訳して朗読された小説のなかから、選りすぐりの8作家の作品を収録したアンソロジー。夫が遺した老朽ペンションで垣間見た、野生の命の躍動。震災で姿を変えた故郷、でも変わらない確かなこと。疲弊した孫に寄り添う、祖父の寡黙な優しさ……。好評シリーズ第三弾!
感想・レビュー・書評
-
タイトルにあるように、「ぜいたく」だな、と思えました。
短編より長編が好きな私ですが、底本も全部読みたくなったぐらいいい出会いでした。
これさえあれば、待ち時間もたいくつしません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホッコリ作品を求めて読んでみたけど、そういうタイプの話ばかりではなかったかな…。髙田郁さんの話が一番好き!
-
あさのあつこ「みどり色の記憶」、小川糸「バーバのかき氷」、小池真理子「テンと月」、沢木耕太郎「ピアノのある場所」、重松清「おまじない」、高田郁「ムシヤシナイ」などの8小説家による短編集。いずれもピリッとひきしまった内容で、印象的。ほっこり癒しを示す。「ピアノ…」は何とも切ない作品だった。「おまじない」は懐かしい!「ムシヤシナイ」は祖父と傷心の孫との交流、「バーバのかき氷」は死の迫る祖母との時事との心の通い合い。どれも心が締め付けられ、幼少期の熱い感傷を思い出させる。
-
心が温まる作品をいろいろな作家の視点でつむいでいくぜいたくな本だった。想像力が豊かにはばたく感じが好き。私もムシヤシナイがいいと思った。他のシリーズも読んでみたい。
-
このシリーズ読むの2さつめ。
NHKらしいノンエロでノンバイオレンスで、NHKのコンプラをクリアした話だけを集めた短編集。決して物足りなさは、感じません。心温まります。そしてまだ読んだことのない作家さんの作品を読むキッカケになります。 -
ムシヤシナイが良かった。
小川糸さんのかき氷の話も好き。 -
大好きな小川糸さんが入っていたから借りてみた。
「あつあつを召し上がれ」の中の一編だった。
この中では「ムシヤシナイ」が面白かったな。 -
髙田郁さんのムシヤシナイが素敵でした。
-
いろんな作家さんの話しがさくっと読めておもしろい。