陽炎ノ辻 ─ 居眠り磐音江戸双紙 1 (双葉文庫)

著者 : 佐伯泰英

• 双葉社 (2002年4月9日発売)

感想・レビュー・書評

[tanukichirouさんの感想 · 2021年10月10日]

最初の陰惨な導入。主人公のさわやかさ、どう続くのか楽しみになるのもよくわかる。

[Bookriumさんの感想 · 2021年10月7日]

長い長いシリーズの第1巻。
磐音の悠然とした雰囲気は風の市兵衛さんに似ているように感じます。
先入観なしで読み始め、経済が分かる若き武士の物語かと思いきや、すぐにその雰囲気は終わり、やっぱり市兵衛さんみたいな展開になってきた。
人気シリーズだけあって先が期待できそうなので、ゆっくり読み進めよう。

[翠月さんの感想 · 2021年3月8日]

懐かしく再読

磐音の長い物語
ここからスタートと思うと感慨深い

最初の頃は、斬り合いで多少負傷していたんだね
途中からほぼ無敵状態なので新鮮だった

全巻読み返すつもり
楽しみです

[tamichan007さんの感想 · 2020年12月21日]

直心影流の達人、坂崎磐音。藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが、幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説!

[るうんさんの感想 · 2020年5月3日]

直心影流の達人、坂崎磐音。藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが、幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説。

[ちゃいろいさんの感想 · 2020年4月8日]

WOWOWで放送されていた映画版『居眠り磐音』を観て面白かったので手に取った一冊。

そもそも本シリーズをまるで知らずに映画を観て、なんか、まだまだ続きがありそうな終わり方だなあ・・・と思っていたら、このシリーズが51冊もあると知って度肝を抜かれた。そりゃ映画で完結もできないわけだ。

51冊あるシリーズの一冊目。
江戸での剣術修行を終え、親友ふたりと連れ立って故郷へと帰ってきた若き藩士の磐音は、ある騒動に巻き込まれ、浪人となって再び江戸へと舞い戻る・・・という時代小説なのだが、息もつかせぬ展開で、まさにエンターテイメント。
さくさくと読みやすく、楽しく一気に読み切った。

磐音が有能無欠のヒーローすぎるだろう、とは思うけれど、まあヒーローだからこの話は面白いんだよな、とも思う。
続きも読もう。

[アタルさんの感想 · 2020年3月15日]

2020.01.12読了

[evelyn123さんの感想 · 2019年8月15日]

最終巻で

[boschさんの感想 · 2019年7月25日]

最初は暗い影の在る剣士モノ？と思ったのだが、それはオープニングエピソードのみで、そこからはどこか青春物のように暗さはない。
それは主人公のキャラだけでなく多彩に配された下町の登場人物のキャラ設定にもよる。

話のプロットは大きいし丁寧に説明もされているのだけど、陰謀のカラクリが今一曖昧。

とはいえ、テンポが良く一気に楽しく読み終えれた。

[／まことさんの感想 · 2019年6月18日]

映画が良かったので原作も読みたくなりました。
映画のラスト部分、吉原での奈緒との再会の哀しさが印象強かったので原作と違っていたことに少しだけ落胆しましたが(これは別の巻にあるのでしょうか？それとも映画オリジナル？)原作も良かったです。
友人や婚約者を失った過去、抱える苦悩、用心棒と言うことで多々起こる刃傷沙汰の日々と言った殺伐とした全てを主人公の性根の優しさで包むように生きる姿は哀しいけれどとても魅力的。物語の後半、窮地からの逆転劇も痛快でした。
強いけれど控え目に生きる色々と抱えてしまった主人公の今後を見たくなります。
全51巻、頑張って読んでみたいです。

しかし読書中、今津屋吉右衛門だけは映画で演じた谷原さんでずっと脳内変換されておりました。ものすごくはまり役だ思う。

著者プロフィール

佐伯 泰英（さえき やすひで）
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。