ほたるいしマジカルランド

著者 :
  • ポプラ社
3.71
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本棚登録 : 2277
感想 : 194
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591169032

感想・レビュー・書評

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  • どのお話しも良かった。
    山田さんの奥さん可愛いわぁ。

  • こういう、一人づつ繋がっていくオムニバスの本が、とても好き。

    すごく簡単な感想だけど、明日から仕事がんばろう、人に誠実であろう、って思えた。
    正月から良い本を読めた!
    今年もたくさん本を読もう!

  • ほたるいしマジカルランドという遊園地で働く人達一人一人のお話。どのお話も読み終わると「また明日ひとつひとつがんばろう」と思えるようなお話でほっこりした

  • 蛍石市にある遊園地・ほたるいマジカルランドで働く人たちの一週間。遊園地自体はひらかたパークで、名物社長はついアパホテルの社長で想像してしまった。
    寺地さんの作品は心理描写の巧みさと物語のあたたかさはもちろんなんだけど、比喩の軽快さが私にとってはいちばんの魅力。

    しかし読み終わっても解せないんだけど、山田さんの娘それでええんか!?そりゃ山田さん本人も反省してるしよろしくない部分はあったんだろうが、「義父から性的な目で見られてる」なんて嘘を吹聴して回って今は興味ないから知りませーんって…そんなこと許されていいの!?照代(妻)も「お父さんは推しメン♡」とか言ってペンライト振ってる場合なんか!?

    そんでもって三沢くん、生きてるだけで金が入ってくる超・超うらやましい立場なのに遊園地のバイトなんて大変なことやっててえらい。私ならもっとラクそうなバイトにする(具体例は浮かばないが…)
    でもほたランでバイトしてるおかげで人間的にメチャ成長できてよかったね。

    佐門と佑は、佐門目線が多かったから佑がなんでも器用にこなせるコミュ強みたいに描かれてたけど、祐目線だとえぐいことになりそうやな〜などと思ってみたり。それともマジで家庭環境にも何にもコンプのない超人なのか…?

  • どこの遊園地がモデルかなぁ、あの女社長さんがモデルかなぁ、と想像しながら読んだ本。「なんのためにもならないことが、あたりまえに存在する」ことの豊かさに感謝したいと思った。

  • 遊園地で働く人々の物語。関西人なら知っている遊園地「ひらパー」がモデルらしい。仕事への向き合い方、生き方が優しく盛り込まれていた。なんにも押し付けがましくなくて、そういう考え方もあるよねって受け入れたくなる本だった。

  • 自分の目から見えることと、他人の目を通して見える自分。主人公が入れ替わるこの短編からはそのギャップを感じるのが楽しかった。
    自分にとってのさえない毎日?行き詰まってること?それも少し客観的にみることで気づけることがある。
    どの話も押し付けがましくない明るさがあって、ああ私もこれでいいんだな、前向いていこう、そう思える一冊だった。

  • 自分のことは自分では見えにくい
    年齢、性別、環境、性格、
    いろんな人が働く遊園地
    それぞれみんないいことばかりではないけど、
    ちょっとのいいことで毎日を生きてる!

  • 関西にある遊園地。そこで働く人々の話。もっとフワフワとした内容なのかと思っていたが、遊園地なのに、清掃担当や
    花の管理者が主役になっている。皆で遊園地を居心地のいいところにできるよう努力をしていきましょう。

  • スタッフ一人一人の人間模様。後半にうるっとしました。

    楽しかった✨

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著者プロフィール

1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『わたしの良い子』、『大人は泣かないと思っていた』、『正しい愛と理想の息子』、『夜が暗いとはかぎらない』、『架空の犬と嘘をつく猫』などがある。

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