トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ

  • 西東社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791627837

感想・レビュー・書評

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  • 4コマ漫画とエッセイの見開きで、こんなにたくさんのことが書かれているなんて!お得感満載の一冊。知っていることも、知らなかったことも、漫画でクスッとわらって、これからの探鳥に活かせるでしょう。

  • タイトルの通り、見開き1ページに1つずつ鳥のトリビアを紹介。
    学校で授業の合間の、先生の雑学を聞いてるみたい。
    スズメとカラスが好きなので、雑学が複数載っていて得した気分でした。

    実物の鳥の姿も見たくなるので、そこは図鑑か戸外の観察で。

    ・ハイビスカスの花の根元の穴は、メジロからの報復のキスマーク。←かっこイイ!
    ・ウは、防寒・防水を捨てて攻撃性を選んだ。
    ・鳥には紫外線が見えている。
    ・ヨタカのへんてこ進化

  • 野鳥好きにはたまらない。
    解説文も分かりやすく、おもしろい。
    「へぇ~そうだったんだ~」がいっぱい詰まってる。
    四コママンガのセリフがまた楽し。
    これからのバードウォッチング、野鳥たちのこんなおしゃべりが聴こえてきそう。
    楽しい~。

  • 「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」の川上和人さん監修。スズメやヒヨドリ、カラスなど、身近な鳥たちのトリビアを楽しく教えてくれる。そしてマツダユカさんの四コマ漫画がとても可愛い。
    住宅地や公園で普通に見かける鳥が多いので、気楽にバードウォッチングしたくなる。

  • 鳥は、ジュウシマツ・文鳥しか、飼ったことが無い。
    でも、鳥の餌を玄関に置いておくと、雀が、ついばみに来て面白い。
    そして、雨の後、小さな水たまりに、仲良く水浴びしている様子は、お風呂好きなんだと・・・

    南洋の鳥や、インコ・オウム類は、余り水浴びをすることが無い。
    妊娠中には、鳥からの感染もあるとの事で、水浴びのあまりしない鳥は、敬遠していた。

    昔 ジュウシマツを手乗りにしたのは、良いのだけど、お味噌汁の椀の淵につかまって、ドブ~んと、浸かったつわもの(?)もいた。(笑)

    この本は、四コマの漫画とつぶやきの所が、面白い。
    ただの、文章だけでは、面白さが伝わらないだろうと、思いつつ。ふふふ・・・と、笑いを込めて、読める。

    色んな鳥たちの様子や、鳥たちの恋愛事情などが、笑えた。
    百舌鳥が、百舌と、書かれるのは、物まねが、出来るから付けられたのだろう。
    カワセミの魚の大きさで、メスはプロポーズを受けるのだろうか?と、漫画を見ながら、羽の美しさは、どれも一緒なのかしら?とも・・・

    ジジュウガラは、カタツムリで、カルシュウムを補給とか・・・先日カタツムリは、コンクリートのカルシュウムを食べていると、聞いたばかりであるけど・・・
    ここでも、連鎖しているのだと、思った。

    今日は、買い物ヘ出かけたら、昨年の場所に、今年もツバメが、巣を作っていた。

    これは、親鳥なのか?
    昨年成長したツバメは、どこに巣を作るのだろうか?
    そして、毎年、同じ場所を覚えているのも、凄いと、思いながら、今度ヒナが、孵った時に、又、見に行こう!と。。。。

    大人の絵本的で、楽しく読めた本だった。

  • 鳥の生態に関する豆知識が、1テーマ2ページの見開きで紹介されている。右ページで鳥に語らせる可愛らしい4コマ漫画が、左ページでその解説が見られ、さらに左下欄外に鳥の'つぶやき'と称した補足説明がされている。'オシドリの夫婦は毎年相手が違う'や'ミミズクのミミは耳じゃない'など、へーっと思うテーマが続き読み飽きない。ハトが歩く時に前後に首を振るわけは?など、ちょっとした観察で確認できる現象もわかりやすく教えられる。親子や孫と一緒に読むのも好適である。

  • 「トリノトリビア」川上和人・他著・マツダユカ絵、西東社、2018.10.05
    191p ¥1,320 C2077 (2022.10.14読了)(2022.10.12拝借)
    散歩しながら野鳥の写真を撮っています。インスタグラムにも投稿しています。
    鳥についての無駄知識を学んでみようと手に取りました。テレビの「ダーウィンが来た」や「ワイルドライフ」を見ていれば、知っていることもありました。図鑑などに書いてあることもありました。初耳なことは少しありました。少し楽しめました。

    【目次】
    はじめに
    トリノトリビア 鳥ずかん
    1章 いつも見かける気になるあいつ
    スズメはほおの斑点が大きいほどモテる
    ハトは本当は首をふっていない
    ウは防寒性・防水性よりも攻撃性を選んだ
    カラスのゴミ漁りは役立っている
    スズメのゆりかごは変圧器

    2章 食べることは、生きること
    カラスはときに吸血鬼になる
    メジロの舌は二枚舌
    カラスはクルミの大きさを一瞬で見分ける
    カワラヒワは異常なほどヒマワリが好き
    果物好きのヒヨドリはおなかがゆるい

    3章 鳥たちの恋愛事情
    タマシギは喉にホルンをもつ
    ウグイスには歌の師匠が必要
    モズはものまねでハートを射抜く
    カモは別種とも恋に落ちる
    キツツキは大音量で愛を叫ぶ

    4章 育て! 鳥の子
    カッコウはタカの鳴きまねでおびき出す
    ツバメは人間のそばで子育てしたい
    エナガのベッドはふわっふわ
    キジバトの巣はざっくりしすぎ
    イヌワシは兄弟殺しを運命づけられている

    5章 けっこうすごい鳥のカラダ
    ハヤブサは時速300kmで獲物を襲う
    ホオジロの尾羽の白には意味がある(かも)
    ミミズクのミミは耳じゃない
    鳥の目はあんがい鳥目じゃない
    サギが白いのは撥水加工のおかげ

    6章 鳥にまつわるエトセトラ
    ヒヨドリはもしかしたら3種いる?
    カラスだってときに絶滅する
    ムクドリはアーバンライフを満喫中
    カラスやトビが原因の火事がある
    キジが国鳥に選ばれたのは桃太郎のおかげ

    索引
    主な参考文献

    ☆関連図書(既読)
    「鳥の歳時記1 春の鳥」日本野鳥の会監修、学習研究社、1983.10.15
    「鳥の歳時記2 初夏の鳥」日本野鳥の会監修、学習研究社、1983.10.15
    「鳥の歳時記3 夏の鳥」日本野鳥の会監修、学習研究社、1983.10.15
    「鳥の歳時記4 秋の鳥」日本野鳥の会監修、学習研究社、1983.10.15
    「鳥の歳時記5 冬の鳥」日本野鳥の会監修、学習研究社、1983.10.15
    「カラスはどれほど賢いか」唐沢孝一著、中公新書、1988.05.25
    「都会の野鳥は夜も飛ぶ」唐沢孝一著・叶内拓哉写真、祥伝社文庫、1993.06.20
    「都市の鳥 その謎にせまる」唐沢孝一著、カラーブックス、1994.04.30
    「小鳥はなぜ歌うのか」小西正一著、岩波新書、1994.05.20
    「寄鳥見鳥」岩本久則著、小学館ライブラリー、1994.02.20
    「カラスは偉い」佐々木洋著、知恵の森文庫、2001.05.15
    「カラスの早起き、スズメの寝坊」柴田敏隆著、新潮選書、2002.07.20
    「カラス なぜ遊ぶ」杉田昭栄著、集英社新書、2004.03.22
    「ひと目で見分ける287種 野鳥ポケット図鑑」久保田修著、新潮文庫、2010.04.01
    「世界のかわいい小鳥」上田恵介監修、パイインターナショナル、2014.10.08
    「野の鳥の四季」熊谷勝著、青菁社、2014.11.23
    (アマゾンより)
    スズメ、カラス、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、ハト……
    なんとなく日常の背景になってしまっていてついつい見過ごしてしまいがちな、身近な日本の野鳥たち。でも立ち止まってよくよく見てみると、彼らは美しく、賢く、生きるのに一生懸命で、そしてオカシイのです!
    弱者スズメの生き残り戦略、鳥なのにミルクで子育てをするハト、カッコウの進化し続ける托卵のワザ、トトロのミミは仲間を識別するための信号……??
    次々にくり出される驚きと笑いに満ちた怒濤のごとき読書体験に、きっと読後だれもが空を見上げずにはいられないはず。

  • ふくらすずめっていう言葉があるけど、ヒヨドリも結構寒がりなんだ。足まで羽毛で隠しているのは、足が短いせいかと思っていた。左ページ下の鳥の絵はパラパラ漫画かと思って思わずパラパラしてしまったけど、違いました。いつもながら著者のユーモアと筆力に楽しく読んでいます。

  • 飛ばなくてすむなら飛ばずに走っていたいハクセキレイ、ぐるぐる回って愛を伝えるキジバト、水面で震えながら食事するカモ。人の近くでよく見かける野鳥たちの生態について鳥類学者の先生が教えてくれるトリビア本です。右ページのマンガだけ読んでもおもしろい!身近な鳥たちが、これまでとは少し違った存在に見えてきます。

  • とっても面白くて知識が増えた。
    野鳥に興味がなかったけど、生態や体のつくりなど面白くて今後バードウオッチングが楽しくできそう。とくにカワセミが魚の鱗がささらないように前からプレゼントするのが素敵だなと感じた。
    紹介文もクスリと笑えるところが多くて他の本も読みたいと思った。

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著者プロフィール

森林総合研究所・島嶼性鳥類担当チーム長。西之島など離島の鳥類調査に従事。チーム名は自分で提案したのだが,「島」と「鳥」という字が似ていて時々混乱する。

「2023年 『羽毛恐竜完全ガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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