禁断のパンダ

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796661942

感想・レビュー・書評

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  • タイトルからでは、どういうお話なんだろうかと想像もつかなかった。
    意外にも美食ミステリーでした。そして意外にもエグいのに驚き…。

  • 優れた味覚を持つ舌となんでも美味しく食べられる舌はどちらが幸せなのか

  • 料理の描写はともかく、捜査部分では今ひとつ精彩を欠いていた。後味も良くなかった。これが大賞作品なのか…

  • ミステリーとしてはとてもゾクゾクして面白いんだけど…

    途中吐き気が…

    でも続編も読んじゃう(笑)

    2017.10.12 読了

  • 【あらすじ】
    柴山幸太は神戸でフレンチスタイルのビストロを営む新進気鋭の料理人。彼は、妻の友人と木下貴史との結婚披露宴に出席し、貴史の祖父である中島という老人と知り合いになる。その中島は人間離れした味覚を持つ有名な料理評論家であった。披露宴での会話を通じて、幸太は中島に料理人としてのセンスを認められ、その結果、中島が幸太のビストロを訪問することになる。一方、幸太が中島と知り合った翌日、神戸ポートタワーで一人の男性の刺殺体が発見された。捜査に乗り出した兵庫県警捜査第一課の青山は、木下貴史の父・義明が営む会社に被害者が勤務していたことをつかむ。さらには義明も失踪していることを知り…。『このミステリーがすごい!』大賞第6回大賞受賞作。

    【感想】

  • 「通関士の男性の刺殺体が発見される。社内、取引先の卸売業者、納品先のレストラン、併設されたチャペル、と捜査していくが犯人は分からず。そうこうしている内に関係者が一人また一人と行方不明になる。一体どこに消えたのか、、、?」

    まず登場人物の台詞が全て関西弁なのが驚いた。兵庫が舞台のお話なので普通といえば普通なのだろうけれど、関西以外の方は読みにくいかもしれない。

    『知人の結婚式に参加した料理人』と『捜査している刑事』の交互の視点で進んでいくのだけれど、料理人パートはひたすら美味しそうな料理の話が延々続き、刑事パートはひたすら聞き込みの話が続く。

    『料理の描写すごく美味しそうなんだから、そういう話にすればいいのに』派と『料理のページ減らしてもっとシンプルなミステリーにすればいいのに』派に分かれるのかな?

    私はイケイケドンドンなキャラクターの刑事が面白くて好きだったので、もっとしっかり刑事さんが主人公の方が良かったかなぁ。「一生のお願いです」や「張り切ってどうぞ」にめっちゃ笑った。33才男性の「一生のお願い!」って(笑)

    「他の生命を奪わないと生きていけません〜人間というものは、奪った命を弄ぶ、料理という行為をする唯一の動物です」のセリフに驚いた。

    確かにその通りだ。他の生き物は「料理」はしない。けれどそれを「弄ぶ」と形容するのは、なんだか違和感。。。

    どうせ命を食べないと生きていけないのだから、同じ食べるなら「まずいな」と思いながら食べるより、「美味しいな」と思いながら食べた方がいいんじゃないかなぁ。ちゃんと伏線回収されてる。とも思うけれども。。。

    後半でタイトルの意味が分かるけれど、納得できるけれど、この可愛らしい表紙とこの題名でこんなオチかーい!!確かに「禁断」かつ「パンダ」

    って言うか、自分の欲や業を神様のせいにするって卑怯じゃない?なすりつけてるだけじゃない?そんな下らない言い訳で正当化できませんよ。

  • なるほどーー。
    面白かったと思います。まさかの展開でした。まあ、神父はいつでも胡散臭いものですね。
    後半はちょっとグロい。

  • 四分の三以降からやっと物語が進む感じ。映画で言うと最後の20分ぐらいから面白くなってくる感じ。思ってたのとかなり内容違った。

  • このミステリーがすごい大賞を受賞した作品ですが、賛否両論です。意外な展開にちょっとびっくり。題名に違和感を感じます。美食家◯◯とかにした方が良かったのでは。

  • 前半はとにかくおなかがすきます。
    フレンチが食べたくなります。
    後半に差し掛かるにつれ、ミステリー具合が増してきます。
    終盤の描写は結構えげつないです。
    そして最後2ページに目を疑います。
    えっ?えっ?って3回くらい読み返しました。
    読後感はあんまりよくないです。。
    あんまり強烈なので、人に薦めにくい本です。
    林真理子もこういう類書いてましたね。

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