禁断のパンダ

著者 :
  • 宝島社
3.04
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本棚登録 : 1161
感想 : 283
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796661942

感想・レビュー・書評

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  • 美食ミステリという響きにつられて手に取りました。
    第6回このミステリーがすごい大賞受賞作ですが、巻末の書評を読む限り食事描写が秀逸とかそこばっかり褒められてるのが笑える。何大賞なんだ?
    確かに中盤で大体の展開は読めましたが、こういうえぐい話は好きなので楽しめました。後味の悪い終わり方も好み。ゆるふわお料理小説だと思って読んでると終盤で投げ出したくなるかもしれませんが。
    料理の描写もおいしそうだけど、高級フレンチレストランで出される料理の味など想像もつかないのが悲しいところ。舞台が地元なので立地を思い浮かべながら読めたのもよかったです。

  • 神戸でビストロを営む幸太が事件に巻き込まれる。

    誰が主役だろうか~?と途中思いましたが(本当に巻き込まれるだけだった)サクサク読めました。
    夕飯の支度中にクライマックスに差し掛かってしまい、とーっても気持ちの悪い状態になってしまい(^^;)最後の最後に、本気で気持ちが悪くなりました(=△=;)
    妊婦さん&乳児のお母さんにはあまりオススメできない作品でした。
    でも、美味しいものを食べに行きたい気持ちにはなりました。

  • 小さいながらも一国一城のの主、神戸でビストロを営む柴山幸太は、ある有名評論家と知り合い・・・。
    食の最大のタブーに挑む!
    この誘惑を退けられるのか!?

    福岡女子短期大学:soto

  • 図書館で借りました。

    レビューはブログにて。
    http://ameblo.jp/minori-0325/theme32-10032961603.html

  • 自分は関西人であるが関西弁が邪魔でした。
    キャラクター全てが「こてこて関西人」に見え、際立たない。
    料理の細やかな描写よりも主人公・幸太のキャラクターを立ててほしかった。

    ミステリーとして読むならちょっと残念な作品。

  • お腹が空く小説です。
    事件解決が本筋なんでしょうが、食事シーンの臨場感が半端なく、それだけで十分楽しめます。
    続編も読んでみようかと思いました。

  • 料理シーンがすっごくおいしそうで、うちの近所にもお手ごろフレンチは無いものかと探しちゃいました。…が、後半の衝撃がやばい。ぎゃーっととなってちょっとパラ読みに。。。

  • う~ん。これはうまい!と思いました。
    物語の冒頭に、主人公の若いシェフが妻の友人の結婚式に出席し、料理を味わう場面があるんですが、その披露宴の料理があまりにおいしそうで・・・。
    普段高い料理なんて食べた事のない私でも、見たことも味わった事もない料理が頭の中に広がって、香りや食感なんかも想像できるほどでした。
    読み続けていくと、その料理を提供したフランス料理店の関連会社に勤める男性が殺害されるという事件が起こり、「あれ?これ、料理小説じゃないんだ」と思いました。
    それからお話は、最初に登場した若いシェフと、事件を追う青山刑事の二つのパートで描かれていきます。

    これ、メインはもちろん事件の方で、ミステリー小説になるんでしょうが、そちらの方の描き方がどうにも魅力がないと思いました。
    料理の表現があまりに巧みなので、それと比較するとどうしても精彩を欠くという感じ。
    物語の結末はかなり衝撃的なものですが、全然衝撃も受けなければ驚愕もしない。
    それは私がこの物語に入ってないからだと思います。
    物語に入っていたら、もっと「うっ!」となったし、最後のこの作者の言いたかった事も心に響いてたはずです。

    主人公に新進気鋭のシェフを使い、「キュイジーヌ・ド・デュウ」というフランス料理店の料理のすごさ、中島という料理評論家の味覚のすごさを表現するのは考えた設定だと思うし、パンダという意外性と魅力あるものを話題に持ち出してタイトルにするというのも考えたなと思う。
    でも肝心なメインがちゃんと描かれていない。
    何となくチグハグなフルコースを食べたような気分になりました。
    この本は「このミステリーがすごい!」の大賞作なので、一般には評価が高いんだろうし、こういう感想をもつ私は変わりダネだろうと思います。
    ただ、この本を読むと、今まで食べた事のない高級料理やワインを味わいたくなりました。

  • 『このミス』大賞受賞作。タイトルが面白い。主人公は神戸のビストロを営む料理人・幸太。結婚式で饗された料理や幸太が作るフレンチは美味しそうで、著者が料理人なだけあるなあと思ったが、後半の猟奇的な展開には吐き気をもよおす程。前半の料理の好印象も吹き飛ぶ。ミステリとしては刑事が淡々と真相を追うだけでひねりのない展開。幸太のキャラもあまり立っておらず、刑事の青山の方が主人公のようだった。最後の2ページで読後感も鬱々。とにかくこれを読んで、一見して素材のわからない料理はもう食べられないかも・・。

  • 先に読んだ2作目の方がおもしろかったですが、人物設定がよくわかりました。

    この本に限って言えば・・・イマイチ、読後感が良くないので。

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