今やる人になる40の習慣

著者 :
  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800209092

感想・レビュー・書評

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  • こんにちは、土井英司です。

    本日の一冊は、「いつやるか? 今でしょ!」のセリフで有名
    な、東進ハイスクール、東進衛星予備校の現代文講師、林修さ
    んによる最新刊。

    流行りものに乗るのはあまり好きではないのですが、読んでみ
    たところ、これはかなり実用性の高い一冊です。

    付せんで色分けして書類を整理する方法や、5W1Hを入れ替
    えることで問題解決する方法、日曜日の夜の活用法など、実践
    的なノウハウが示されているほか、仕事や人生に関する新たな
    気づきもありました。

    個人的に感銘を受けたのは、以下の部分です。

    <人は、その人がしたことによってかたちづくられているのは
    もちろんですが、その人のしなかったことも、実はその人の一
    部なのです>

    もし読者が、やるべきだと思いながら実際にはできていないこ
    とがあるなら、それをどんどん書きつける、本書のメソッドが
    役に立つでしょう。

    ほかにも、相手のミスを減らすために非定型的な動きを減らし、
    <関わり方を一定にする>方法や、<土曜日は「別人」のよう
    に遊び、普段は得られないような刺激を受ける>といったメッ
    セージなど、まさに『今やる人になる40の習慣』が書かれてい
    ます。

    話題のベストセラーでかつ薄い本、というとそれだけで敬遠す
    る方がいらっしゃるかもしれませんが、これは一読に値する内
    容です。

    ぜひチェックしてみてください。

    ---------------------------------------------------
    ▼ 本日の赤ペンチェック ▼
    ---------------------------------------------------

    まずは書類の整理。一つ一つの書類の管理を徹底しましょう。
    つまり、時間的な分類を明確にすることがまず大切です。使っ
    た日付を書く、あるいは、付せんを貼っておくのもよいでしょ
    うね。一か月も使っていないようなものは、少なくともデスク
    の上に出しておく必要はありません。さっさとしまうか、不要
    ならば廃棄しましょう

    日曜になったら、午後、あるいは夕方くらいからは翌日から始
    まる一週間のシミュレーションを徹底的に行うのです

    土曜日は「別人」のように遊び、普段は得られないような刺激
    を受ける

    もちろん、出された企画が、完全なものであるに越したことは
    ありませんが、仮にミスが含まれていたところで、早ければ、
    人は寛大に対応してくれるものです。なぜなら、そこには二つ
    の余裕があるからです。一つは「時間的余裕」です。修正のた
    めの時間がたっぷりあれば、人はミスを厳しく責めないもので
    す。そして、その時間的余裕から生まれるのが、「心理的余裕」
    です。逆に、時間がなければ心のゆとりも失われ、ミスは厳し
    く責められます

    人は、その人がしたことによってかたちづくられているのはも
    ちろんですが、その人のしなかったことも、実はその人の一部
    なのです

    相手にミスが生じたとき、それを責めるようでは二流です。
    「できる人」は相手を責める前に、まずはそのミスが、自分の
    非定型的な動きから生じたのではないかと、自分の行動を振り
    返るものです

    東大に合格した生徒に対してアンケートを取ると、意外にも、
    「そんなに勉強しなかった」という回答が多く出ます。ところ
    がランクの落ちる大学の合格者に聞くと、「かなり勉強した」、
    「相当勉強した」という回答が非常に多く出る

    緊張→弛緩のリズムを意図的に交渉に持ち込むことは、交渉を
    有利に進める際の有効なテクニック

    例えば、突然人が訪れてきたとしましょう。そんなとき、皆さ
    んならどう言いますか?
    1.「突然、何なんだ? 前もって電話してくれよ」
    2.「おお、よく来たなあ、まあ、あがれあがれ」
    3.「お前は相変わらずすごいなあ、俺が会いたいのがよくわか
      ったなあ」

    一番問題なのが、ゾーンB(第2象限)です。この、善いこと
    ではあるが嫌いなことの扱いにおいて、一番大きな差が生じる
    のです

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    『今やる人になる40の習慣』林修・著 宝島社

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    ◆目次◆

    第1章 すぐやるための習慣
    第2章 「今!」を決断するための習慣
    第3章 今やる人、できる人の習慣

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ■〔2〕編集後記

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    夜中のラーメンが体にこたえる(=即太る)歳になりました。

    すっかり自粛しているのですが、たまに無性に食べたくなります。

    スタッフの重見君がラーメン好きなので、今度また夜中に野方
    ホープ行こうかなあ…。

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ▼最近読んでよかった本はこちら

    1位『不格好経営 チームDeNAの挑戦』南場智子・著 日本経済新聞出版社
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    2位『COMING UP ROSES キャス・キッドソンのつくり方』
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    3位『図説 世界史を変えた50の鉱物』エリック・シャリーン・著 原書房
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    4位『起業の神様マイケル・E・ガーバーに学ぶ成功への10原則』
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  • さすがカリスマ講師、わかりやすく読みやすい。
    タイトルからは「やる気を出す方法」が載っているように想像するけれど、主に「すぐにやることの良さ」が語られている。内容が軽く感じる人もいるだろうけれど、書かれていることをキチンとやれば他者からの印象が良くなるのは確かだ。

  • 行動を起こすためのやり方を精神力じゃなくて法則としてまとめている本
    面白い。作者の考えがちゃんとまとめられている。
    前作よりもしっかりと語っていて良い。着眼点が自分と相性がよく、自分の軸を作るのに役立ちそう。
    考え方は心に留めておくべきことが多い
    後半だれてくるのが気になった

    したことだけでなく、しなかったこともその人の一部である。だけどそれらはしないゆえに忘れ去られてしまう。記録により残すことが必要。
    コミュニケーション手段を使い分ける。メール、電話、対面x記録性、利便性、拘束力。
    努力はベクトル量である。方向を先に確かめて、すぐに実行に移し、必要な量に達するまで続ける。
    人はやらなくていい理由はいくらでも見つけられる。熱い想いのまま実行に移すことが大事。


  • 林先生はやっぱり頭いいね(^-^)

  • オンオフないと
    いつも引っ張りきっているゴムが次第に弾性を失うように人もみずみずしさを失う

    映画や本が増えた
    ボランティアに行く回数も増えた
    友達に会う回数も
    普段とは全く違う刺激を受ける

    これが"豊か"になっていくってことやと思う
    幅が広がる
    教養がある
    リテラシーが高い

  • 家内が借りてきた林先生の本。既に仕事のスタイルが出来上がっている人は参考までに。基本的には読んでいて何となく思っていることが明文化されているという印象で良かったというか、納得した。

  • 今でしょ!の著者による、自己啓発的仕事論です。
    概ね納得できる内容ですが、これを読んだからといって「今やる人」にはなれません。
    あくまでも、著者の仕事論しか書かれていません。
    途中のコラムは中身が薄いため、読み飛ばしていいです。


    すぐやるためのヒントと思われる言葉
    ・熱い思いはなかなか持続するものではない。
    誰もが、やらなくていい理由、できない言い訳を探すことに関しては、豊かな才能に溢れている
    ・仕事の努力は、努力ではない。
    ・自分の仕事は、お客さんの対価に見合うものだというプライドをもっている。
    ・失敗することではなく、低い目標をもつことが罪なのだ
    ・まず、自分はやれると信じ込む
    ・失敗という負の経験も、立派な財産

  • 自分の行動を改めようと思った。

  • *重要度と緊急度の軸で仕事を分類する。付箋を使うとよい。
    *5W1Hは情報伝達のポイントをまとめたもの。このキーワードを入れ替えて解決方法を考える。例えばどのように歯を磨くか。という問題をどこで歯を磨くか。と変えてみる。
    *日曜日の午後から翌週の予定を考えシミュレーションする。
    *土曜日は普段得られない刺激を受けるようにする。
    *報告、連絡はこまめに行う。相談は相手の反応を見て、適切なタイミングで行う。
    *仕事は完成するまで一人で抱え込まない。早めに投げて、周囲の知恵を借りる。
    *早い反応は計り知れないプラスの効果がある。
    *したことはもちろん、しなかったこともその人の一部である。やりたい、やるべきと思ったことはどんどん記録しておく。そしてやるべきことをしていない自分と向き合う。
    *全ては取り返しはつかない。という意識を持つ。
    失敗という負の経験も財産。失敗はすぐ記録する。後で記録するとその時の記憶に染まる。よくあることは過去が楽しいものであるということ。
    有能な人間は失敗から学ぶから有能なのである。成功から学ぶものなどたかが知れている。W.サローヤン
    失敗とは転ぶことではない。そのまましゃがみ続けることである。M.ピックフォード
    *自分を記録することで自分と向き合う。
    *人との関わり方も定型化する。
    *コミュニケーションの取り方を使い分ける。メール、電話、直接会う。
    *努力はベクトル量。単なる量だけではなく、方向性がある。
    *仕事の努力は努力ではないと考える。仕事の努力は当然のことだと考える。
    *自分の仕事にプライドを持つ。自分の仕事で人に迷惑をかけない。幸せになってもらう。と考える。
    楽しい、つまらない。好き、嫌い。ではない。
    *陰徳あれば、陽報あり。淮南子。自分ができるよいことはやる。損得を考えず、即行動する。
    *いつやるか。今でしょ。
    やる気は一瞬。できない言い訳は見つけやすい。
    *仕事を選ばない。仕事が自分を選ぶと考える。
    *夢や希望をまず記録する。記録し言葉にすることで、自分に突き付ける。それが第一歩。
    *トップを目指す。そのことで仕事に真剣に向き合うことになる。
    失敗することではなく、低い目標を持つことが罪なのだ。ジェームズ・ラッセル・ローエル
    Not a failure, but low aim, is a crime
    *飲み会で帰るタイミングを分かっている。一軒目で帰るのが、一流。二軒目に行くのが二流、三件目まで行くようでは三流。
    *お土産の活用法を知っている。
    *自分はやれる。という自信を持っている。雑念を取り払い、事に向かう。
    *人を乗せていい気分にさせることが出来る。いわゆる人たらし。
    誇張、褒める、特別扱い。がそのポイント。
    *素早く形にして、直ちに相手に伝えられる。
    *嫉妬の情を抱いたら、自分のやるべきことに集中していないことを自覚して、反省する。
    *愚痴や不満を言わず、それを活用する。愚痴や不満は本当に無駄な時間。
    *優秀な人間は環境に不満を言わない。
    不満が生じたら、対処方法を考えて直ちに行動する。
    *付き合ってはいけない人を認識する。
    志の低さは伝播する。
    *たまにはグリーン車に乗る。お金を使うことで、お金を知る。
    *歴史から学ぶ。
    *自分より少し前を走るライバルを見つけるのは大切なこと。ただ、ライバルとら利害関係が発生してしまうので、添え木のような関係も見つけるとよい。
    *自分を客観的に見つめられる。
    好き嫌いだけで判断しない。善悪の軸を追加して考える。
    *礼に則った言葉遣いができる。
    職場は基本さん付け。
    *人をアイして、ウンを逃さず、エンを尊び、オンを忘れず。
    人生のアイウエオを忘れない。

  • 小さな日常の今でしょが満載の1冊

    すぐやるための習慣
    日曜の午後から戦闘モードに戻るなど16個の習慣を定義

    今を決断するための習慣
    飲み会で変えるタイミングわかっているなど9個の習慣を定義

    今やる人、できる人の習慣
    愚痴や不満を言わずむしろそれを活用するなど15の習慣を定義

    全部できなくてもできるものから実践する、読んで納得していては変化はない。
    行動すること、今でしょ。

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。東進ハイスクール、東進衛星予備校現代文講師。東京大学法学部卒業後、日本長期信用銀行に入行。その後5カ月で退社し、予備校講師となる。現在、東大特進コースなど難関大学向けの講義を中心に担当。テレビ番組のMCや講演など、予備校講師の枠を超えた活躍を続けている。

「2016年 『林修の仕事原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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