- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806145486
感想・レビュー・書評
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先週も『トヨタのPDCA』という本を読んだけど、本当、トヨタって作業効率について徹底されてるんだなと。
5Sは世界の企業からも注目を集めているらしい。でも、5Sの頭文字って日本語の『整理・整頓・清掃・清潔・しつけ』からだよなぁ。と思ってWikipediaを見てみたら、整理とか整頓とか書かれているものの、一応sが最初につく英単語も記述しているようだった(整理はsortで清掃がshineとか。なんだかちょっと違う気もするけれども)。
http://en.wikipedia.org/wiki/5S_(methodology)
意外だったのが、暇になったら何もせずにジッとしとくという内容。暇になったからと明日の分の仕事までやってしまおうとすると、その次の工程が大忙しとなってしまうかららしい。そういうもんなのか。
そういえば、デジタル化についてあまり書かれてなかった印象。1年以上使っていないが後で使うかもしれないと思う書類や名刺はスキャナしてパソコンやEvernoteにでもいれておけばいいと書いてある本を前に見たことあるけれども、この本では廃棄するとしか書かれてなかった。メールもいらなくなったら削除するようにとのこと。削除しなくても、フォルダ分けすればいいだけな気がするのだけれども、そういうわけにもいかないのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
片付けに1日30分使ったとすると、1ヶ月20日働くとすれば、1年で7200分、1日8時間働くとすれば年間15日間を費やす事になる
整理する➡︎要るものいらないものを分け、要らないものは捨てる
整頓する➡︎必要なものを必要な時に必要なだけ取り出せる様にする
人を責めるな、仕組みを責めろ
掃除しないで済む➡︎ゴミを出さずに片付けている人を探し、そのやり方を真似る -
「整理」と「整頓」その具体的な意味と効用を解きほぐす本でした。そして、トヨタの人の心理(弱いところ)を読み取りシステム化する姿勢と手腕に共感しました。
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■『図解 トヨタの片づけ』読了後,本書を読んだ。
■オリジナルの本書の方が『図解 トヨタの片づけ』
よりも読みやすいってどういうこと? -
ただの片付けの本ではなく、片付けることによって見えてくるものがあることを教えてくれる本。
整理することによって無駄をなくし、整頓することによって効率をよくし、習慣化させるが大切なことを教えてくれる。 -
Febeのオーディオブック版を購入。整理整頓も仕事の一部。雑用ではない。
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しつけが大事。テクニックだけでは根付かない。
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なぜ片付けをするのかで片づけの効用から説明してくれる。これに従って今度こそ習慣づけよう
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著者は、2002年4月にトヨタ自動車とリクルートグループによって設立されたコンサルティング会社。トヨタ在籍40年以上のベテラン技術者が「トレーナー」となり、トヨタ時代の豊富な経験を生かしたOJTにより、現場のコア人材を育て、変化に強い現場づくり、儲かる会社づくりを支援する。
本書で紹介する「トヨタの片づけ」は、単なる「整列」ではありません。
トヨタの片づけとは・・。
ムダがなくなり、効率が上がり、売上があがる。
片づけは私たちの仕事や職場を変える「ビジネスツール」である。
そんな片づけの真髄が以下の4章にわたり紹介されている。
①トヨタ流「片づけ」で仕事がかわる。うまくいく。
②ムダを減らすトヨタの「整理術」
③仕事を効率化させるトヨタの「整頓術」
④トヨタ流片づけが「習慣化」する方法
製造業でよく耳にする
5S
整理・整頓・清掃・清潔・しつけ
トヨタは製造業。
だから5Sも片づけも製造業のもの!!
というわけではなく、いろんな業種にあてはめて応用ができるのが本書の優れているところ。
身近なところで言えば、物を探す時間の短縮や物をなくすことを減らす。
確かにこれだけとっても大きな時間の短縮が図れる。かつこれで削減された時間を違う付加価値の有無時間に振り分けることができれば効率もあがる。
5Sであり片づけは製造業のものだけではない。
自分なりに5Sの意味合いを捉え実践している点はあるもののやはり最終的には回りへの浸透とそして実践につきる。
思いの共有と持続。
これが一番難しい。仕事も片づけも同じである。 -
トヨタの会社は、それほどまでに整理整頓されているのか!と驚きます。
片付けにおいての徹底ぶりは、会社にとって整頓が重要事項だと伝えています。
「片手間」ではなくきちんとした「仕事」として、片付けをすべきだとする社風。
目の行き届いた整頓方法に、恐れいります。
「利益が出て業績のいい会社は片付けができている」というのがトヨタ社のルール。
たしかに、モノを探している時間は何も生み出さないムダな時間。
なるべく仕事上のムダは省きたいものです。
片付けることが業績アップを引き起こすとあれば、会社を上げての整理整頓は納得がいきます。
ここで大事なのが、片付けは収納ではないということ。
収納したものは、外に出せばまた乱雑になってしまうもの。
いらないものはどんどん捨てていくという社風ができているようです。
人間、どうしてもモノを捨てることに抵抗を感じる時はありますが、モノを持つことにはコストがともなうことを忘れないと、廃棄も進むとのこと。
私物がない会社だからこそ、ドライに、合理的に整理整頓を進めることができるのでしょう。
「精神論だけでは、片付けは実行できない」とか、「オフィスを街に見立てて住所を決める」など、斬新ながらもわかりやすい発想法が紹介されていました。
合わせて『図解 トヨタの片づけ』も読みました。
本書で紹介されていることを図示されており、内容は一緒ながらも視覚的にさらにわかりやすいものとなっていました。