星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822264116

感想・レビュー・書評

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  • 大学図書館
    2019/06/04
    ビジネスモデルをどのように経営に取り入れているかの、ケースを、星野リゾート一社に絞って紹介した本。

    ●競争の戦略
    企業が競争力を高めるには、競合するライバルの動向に気を配る必要がある。
    基本的な競争戦略は、コストリーダーシップ、差別化、集中。
    業界構造の成熟度に応じて、競争戦略を考えることて、ライバルに勝つ。
    ライバルの動向を見極めることで、競争を避ける戦略を取ることもできる。
    新規参入の際には、先行するライバルの戦略を見極める。

    と,こんな感じで,MBAテキストを簡単にまとめている。
    ただ,読んでいて散漫な感じが否めない。

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  • そういえば、星野リゾートって業績を伸ばしているけれど何をしているのだろう?
    そう思い手を取った本だった。

    その答えは、徹底して教科書に沿って経営したから。

    あれ?でもそれって最近言われているレッドオーシャンへ突入するシナリオじゃないのか?
    徹底してれば良いのか?

    と穿って読み進めると実は違った。

    直感の後に理論補強しているのだ。

    本書に書かれている部分は理論に沿ってやったということだけれど
    徹底した信念ありきの
    理論通りに進めた結果のレポートだった。

    しかも上手い具合に社員の「アート」能力も経営に組み込むシステムとしている。

  • 誰もが、悩みを持っている。それは、一企業をリードする経営者でさえ。

    しかし、答えは必ずどこかにある。しかも、伝えつながれている古典の中に、あったりする。それもシンプルな形で。

    星野リゾートの星野社長は、経営上のヒントを経営書に求める。その参考となる書籍を、ここでは紹介している。

    ポイントは、課題が何なのか、悩みが何なのか、が明確であること。その悩みに対しての具体的なヒントを求めるが故に、経営書の中にささる視点、考え方が見えるときがあるのだろう。だから、同じ経営書であっても、その時の悩みによって、突き刺さる部分は違うはずだ。

    また、その光明が見出せたら、愚直に、基本に忠実に実行すること。実行なくして、前進は見られない。

    何も、斬新なコンセプトに基づいているわけではない。成長している企業は。ただ、愚直に実行し、間違えば修正し、ひたすら前に進む。その繰り返し。

    歴史に学ぶ、古典に学ぶ、学び継がれる経営書に学ぶ。人の営みの本質が同じことも多いのであれば、じっくりと過去を学ぶことで、大いにヒントは得られるはずである。

  • 経営者にとって大切なことは、常に危機感を持っているかだと感じました。
    危機感を持って、常に考えアンテナを張っているからこそ、教科書の内容にピンとくるものがあり、それを実行することができる。
    そして、教科書から抜粋したり都合のいいところだけを利用するのではなく、書かれている通りに実行することが大切。これは、なんにでもいえるでしょうね。

  • 非常に面白かった。

    古典とされる教科書を読み込み、書かれている全てを実践することで、星野リゾートは持続的な成長を続けている。

    書かれていることの一部だけをつまみ出すのではなく、全てに取り組むことが重要。

  • まず教科書通りにやってみる。それが大切だと思う。
    企業経営は、個人の資質アートの部分と論理に基づくサイエンスの部分がある。
    学問と実践を行き来した研究者の本を探す。

    ケン・ブランチャード
    内村 鑑三
    ヤン カールソン
    M.E. ポーター
    コトラー

  • 「スターバックスの教え」をレビューしていた方が触れており、興味が出たので購入。

    業界の巨人、星野リゾートの4代目社長・星野佳路氏の経営マインドに触れる本。
    星野社長の経営戦略の背景には、「教科書」とも言える、経営学の理論が存在する。
    星野社長は、膨大な「教科書」をつぶさに自身の中に取り入れ、それらを徹底して用いる。
    聞きかじり、取ってつけ程度ではなく、文字通り徹底して用いる。その、ロジカルシンキングを大前提とする姿勢は社内全体に浸透し、お客さま満足とは何かを社員それぞれが自ら考える。それゆえ星野リゾートは隆盛を極めるに至った。

    まずは、星野社長の「教科書」に対する姿勢に脱帽。
    『選んだ本を教科書として生かすにはしっかり読み、
     内容をすべて理解しておく必要がある。
     1行ずつきちんと理解しながら読み、分からない部分を残さない』

    大方の、読書術関係の本が提唱する「重要なポイントだけに絞って読む」姿勢とは真逆である。しかし、だからこそあらゆる局面に対応できる引き出しが備わるということか。

    自分の会社にも当てはまる事例が多数あり。引用されている「教科書」も是非読んでみたいと思った。
    また、本気の経営というものの温度に触れ、自分の意欲にも火が付いたように思う。

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  • 星野リゾートの経営で、所謂経営理論がどのように生かされてきたかを実例を用いて解説されている。学んだことを直に生かせる場があった星野社長が本当に羨ましいと思うと同時に、その責任や重圧も並大抵のものではないのだろうとも思う。

    将来的に自分がどこまで裁量を持てるかわからないが、このように理論を愚直に当てはめるのも一案という考えは常に持っておきたい。

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著者プロフィール

日経ビジネス副編集長。1966年新潟市生まれ。慶応義塾大学卒業後、毎日新聞記者を経て日経BPに入社。日経ビジネス編集部、日経トップリーダー編集部、日本経済新聞社企業報道部などを経て2018年4月から現職。著書に『あの同族企業はなぜすごい』(日本経済新聞出版)、『星野リゾートの教科書」「星野リゾートの事件簿』(ともに日経BP)など。

「2021年 『星野リゾートの事件簿2 なぜお客様は感動するのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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