眠れないほど面白い『古事記』: 愛と野望、エロスが渦巻く壮大な物語 (王様文庫 D 12-8)
- 三笠書房 (2012年12月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837966661
感想・レビュー・書評
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国の成り立ちから推古天皇や聖徳太子の登場までを一冊にまとめた本。古事記を知るにはとっかかりとしてはよい一冊。
ただ、基本的には副題にあるように欲望とエロス満載な内容。人間の本質を垣間見た気もした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古事記の内容がわかりやすく読める本。
聖書や神話などについて興味があったので日本はどうじゃ?と思って取っ掛かりに読んだ本。知っている名前がたくさん出てくるので大丈夫かと思いきや、名前なんてほとんど覚えられないw
それにしても日本はおおらかな国ですね(色んな意味で) -
「眠れないほど面白い」かどうかはともかく、手軽に古事記を復習しようとするには良い本です。筆者は古事記が男女の交わりをおおらかに描いている点に着目して、女性らしく上手に描き出しています。正史として編まれたはずの「古事記」が、天皇家の生の繋がりを重視するような書かれ方に変わり、末尾の方は不自然な尻切れトンボに終わっている。これは後続で編まれた「日本書紀」とも関係して、飛鳥時代から奈良時代に至る政治情勢を反映してのことなのでしょうが、何となく感じていた疑問がこの本を通じてよりクリアになってきた気がします。
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読みやすく、勉強になりました。
途中で寝てしまうと、話の繋がりが見えなくなり、前に戻って読み直すこともしばしば。
ただ、一気に読もうとすると名前がこんがらがってきて、要集中力でした。 -
本のタイトル横の「エロス」に期待してたけどそこは期待外れ(笑)登場人物の名前がカタカナ表示で読むのが大変でしたが、子供の頃に父によく読んでもらった因幡の白うさぎのお話が古事記だと初めて知り同時にとても懐かしかったです。
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14.dec.21
出雲大社を訪れてから古事記が気になってたので
図書館でこの本を見つけて借りてみました。
表紙に「愛と野望、エロスが渦巻く壮大な物語」とあるけど、まさにその通り(´ー`)
みんな欲望に正直だし、気に入らないやつをすぐ殺す。めちゃくちゃだなーとつっこみを入れたくなるところも…笑
上下関係はあれど、人間と神様が共存し、結びついたりするって感覚がすごいなと思った。
これが語り継がれてた時代はこの話を実話だと信じてたんだよね。そりゃ神様への気持ちも強くなるなー
ちょいちょい解説が入ってて読みやすい本でした。
本筋に関係ないエピソードは省いたりしてて、さらっと内容が知りたい人におすすめ!
あとは、古代の人たちだから名前が何通りもあったり、覚えにくいものだらけだし、縁戚・婚姻関係がわかりにくくて読み返した部分が何箇所かあったので、挿絵の隅にでも簡単な系譜図があるともっと読みやすかったかなと。 -
誰もがその名を知りながら、殆どの人は読んだことがないだろう古事記。の簡略解説本。
ちょうど熊野古道に行ってきたり、対馬の和多都美神社にも行ったり、神社ってよく分かんないよねーと思っていたので、これで少しはわかるかな?と思って読んでみた。宮崎の高千穂の天孫降臨とか、なんとなくつながった感じはある。がしかし、やっぱり神様多すぎだよね。神社はわかりづらいよホント。
3回ぐらい読めば多少わかるのかな。最初のアマテラス・スサノオあたりと、天孫降臨あたりと、ヤマトタケルと、神功皇后あたりが分かれば十分か。付録で相関関係図があればよかったのに。 -
結構眠れた。まあ、しかし、それなりに面白かった。大国主命と因幡の白兎の話を読んで、童謡の因幡の白兎を、朧気に思い出した。今の子供たちは一切知らないであろう古事記をネタにした童謡を、僕たちの世代は一体どこで学んだのだろう? あの左翼中心の学校教育の中で...
スサノオノミコトの高笑いが聴こえるような気がした。 -
イザナキは淡海の多賀に移って隠棲した
大物主神 三輪山に君臨
還矢恐るべし
ニニギを統治司令官とする天孫の面々、日向の高千穂に君臨 -
あまりにも軽すぎる古事記。
ちょっとタイトルに釣られた感あり