- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838707966
感想・レビュー・書評
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江國さんの書く独特の家族が好きである。
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(1996.08.21読了)(1996.08.19拝借)
(「BOOK」データベースより)
私、もし誰かを殺してしまったら骨は流しのしたにかくすと思う。19歳の私と不思議な家族たちの物語。
☆江國香織さんの本(既読)
「つめたいよるに」江國香織著、理論社、1989.08.
「こうばしい日々」江國香織著、あかね書房、1990.09.
「綿菓子」江國香織著、理論社、1991.02.
「きらきらひかる」江國香織著、新潮文庫、1994.06.01(1992年)
「温かなお皿」江國香織著、理論社、1993.06.
「なつのひかり」江國香織著、集英社、1995.11.10 -
「よそのうちは外国よりも遠い」とは言い得て妙。ことちゃんの家族と私の家族は、似ても似つかなかった。ニートに寛容な親と「小さな律」みたいな可愛い弟が欲しい。
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105。つだ
リップクリームは唇を守ってくれる。つめたい風や街の埃や、乾燥やその他様々な悪いものから。
私は、さっきこの部屋に入ってからいままでに起きたできごとの一つずつを思い出し、頭のなかにならべてみた。なんでもそうなのだ。それが実際に起きているときには、よくわからないままに通りすぎてしまう。だから私たちは要所要所で立ちどまり、ゆっくり考えてみなくてはいけない。冷静に、客観的に。父がいつもそう言っていた。 -
1998年3月8日読了。
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江國香織の長編小説。
雨の降る部屋の描写が印象的だった。
2021.12.5再読終了
学生のころに読んだときとはまた別の感想を抱くかもと思ったけれど、やはり好きなものは好きなのだろう。
よそのうちって変だ。一丸となっていて、もしかしたら一生、相容れない。
でも流しのしたは覗けない。
家族だって。
それはたぶん、個人の領域。
それから、大人になっても大人にはなれないようなこの感覚は、どうやらそれほど間違っていないのかもしれない。
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平和な家族の話が、わたしにとっては一番のファンタジーですフィクションです。
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私だったら、いとおしくて大切にしているひとのことをフルネームで呼んだりしない。
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こうやって読むとこの本の中の家族は
ちょっと奇妙に感じます
自分の育った家庭は普通だと
思っていても、そうではないところも
あるのかと・・・この本を読んで思いました。
派手はところは一つもなく淡々をしているけど
これはこれでよくて、幸せな物語です。
その中で三女こと子と彼氏の掛け合いは
ほのぼのとしていて好きでした。