流しのしたの骨

著者 :
  • マガジンハウス
3.63
  • (100)
  • (92)
  • (224)
  • (12)
  • (4)
本棚登録 : 801
感想 : 122
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838707966

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • となりのお家の家族って・・・本当のところ、どうなんだろう・・・。っていう、変わったご近所を覗き見する小説。かなり変わった家族です。友達とかには・・なれないかも・・・。難しすぎるっ!

  • タイトルを読んで「ホラー?」と勘違いしちゃうヒトがいるに違いない。笑
    家族小説ってヤツですね。ほのぼのしてるけど、何処か危うげな一家の様子が、透明感のある文章で描かれてます。
    高校の図書室で借りて読んだのを、買って久し振りに読み返しました。
    「脂肪のつき方もきれい」とか「素晴らしいフィレ肉」とか何故か印象が強かったので凄い覚えてる。
    律に萌えー。

  • 唯一、江國を男としておもしろく読めた小説。

  • よそのおうちの中は見えない。でも、着ているものや話す言葉なんかに染み出てくるオーラというか匂いをもっていて、そこからおうちの中が見えてくるんだなぁと読みながら考えた。このお話のなかのお母さんがとっても素敵。母親の趣味がそれぞれのおうちのにおいを決めてるんだ。そうに違いない。【2007.4.12読】

  • あとがきでも書かれているように、<BR>
    変わった一家のおはなし。

  • こういう家族のあり方もあるのか、と思った。でもこと子の視点はすごく理解できるし私も近いところがあると思う。律が好き。あんな弟欲しい。別作者の別作品でも思ったことやけど、上に姉妹がいる末っ子の弟には他とは違う何かがあるように思われる。

  • 静かなる狂気を描かせたら今の日本に彼女に並ぶひとはいないんでなかろうか。娯楽性が高いわけでもない、突出した個性があるわけでもない、でも、彼女にしか書けない世界には、引力が働いている。つい、読んでしまう。最初から最後まで、傍観者として、居心地の悪さを感じながら、日常に潜む非日常の中に立ってしまう。ふ し ぎ !

  • 「流しの下の骨」、じゃなくて「流しのしたの骨」っていうタイトルにするところが江國さんの好きなとこ。なんでもないのに、なんでこんなにかわいい日常なのー。登場人物好きすぎる。

  • 12/31 不思議な家族のお話でした。あの兄弟の間が素敵。私も落ち葉を拾って食卓を飾りたくなりました。

  • 変な家族の話

全122件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江國香織の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×