会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839930202

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいて面白い。内容はほぼ当たり前のことが書かれているが。

  • 漁師の話ももちろん面白いのだが、マグロの漁と航海そのものがとても興味深かった。マグロはここまで苦労して捕獲して食卓にあがるのか。しかし、近年はもっと安価なマグロが他国から入ってくるという。その場合の他国の漁師の環境はもっと厳しいものなのだろう。感謝しきりである。

  • 一艘の船の中で繰り広げられる仕事の環境は通常のビジネスシーンでは見られないようなものかもしれませんが、重要なエッセンスが存在しており、それを実践して働く漁師の姿は非常に勉強になると思います。

  • マグロの冷凍保存技術に関係する仕事をしていた著者が、社長命令でマグロの知識を深めるためマグロ船に乗ることになります。著者は、船酔いに悩まされながら、限られた資源の中でいかに生きていくかを海の男達から学びます。マグロ船は、航海に出ると4ヶ月以上も陸に戻りません。そのような中で磨かれるのは、何もない状況下で生き抜く知恵です。制約の中で、いかに結果を出すか、このことがマグロ船とビジネスの共通点であり、ビジネスマンが共感できる点だと思います。

  • さらりと読めて、深い。自然と対峙してる人、面白い。
    著者の講演聞いてみたくなったな。

    「結果に気を取られすぎるともったいねーんじゃねーか?」

    「ところで、病気やケガをしたらどうするんですか?」「バファリン飲んじょけ」

    「何かの分野で成功した人は、もともと能力があるからうまくいったわけではなく、うまくいったってことは、きっとあの人には能力があったんだろうと、後で理由づけをされちょるだけど。だから、「能力」なんちゅーものは、考えても無駄ど」

    ビタミン最小律の法則

    「便利になれば幸せになる、そんなん全部幻ど。むしろ、不便なほうがみんなで助け合ったりして、心のなかに幸せを感じるし、難しいこともできるようになるんど。」

    「アドバイスなんて、誰でも思いつくんど。じゃから、ええアドバイスなんて考える必要はねぇ。大事なのは、どのアドバイスが一番伝わるかを見極めることじゃ」

  • マグロ漁船のおじさんが、めちゃめちゃ良い事言います。
    「為になるし、生きる為のヒントも散りばめられてる」そんな本です。

  • チェック項目29箇所。会社人生をよりよく過ごすには、過酷な職場で働く人たちのストレスとの付き合い方、ものの見方や考え方が参考になる、ストレスとうまく付き合い、今よりもよりよく日々を過ごすための生き方のヒントを得るための一冊。親方と船長の違い・・・親方が上。保証がないのに決めるのには勇気が必要だが、決めないことには動けない。毎日メシが食えているのに辛いなんてことはない・・・世界にはメシが食えない人がいる。いいことがあれば喜んで、悪いことがあれば暗くなる・・・それでは犬と一緒。やれることを全力でやった後は海が決める、やったことが結果に出なくてイヤになるのは海を動かすことができると考え余計なストレスを感じているのはムダ。努力は報われると信じ込まない・・・やれるだけやって後は神のみぞ知る。航海中の不測の事態に資格は関係なし・・・知識や知恵が使われる。自分は何もできない奴と認めることからスタート。自分を磨き続けてもできないことばかり、やればやるほど不完全なところがわかる・・・落ち込むこともある。他人からわかってもらおうとするから辛い。自分が自分の仕事に楽しさと誇りを持てば大丈夫。マグロはえらがないから動き続けないといけない・・・何かができるということは何かができない。クラゲは種類によっては死なない(老化が進むと若返りが起こる)。マグロはクラゲになれないし、クラゲはマグロになれない。セミナーに行っても自分は自分のまま。すべては対になっている。船の名前の”丸”はおまるから、悪魔もうんこが嫌い・・・魔よけ。教科書を暗記しても判断力は養われない。与えられた仕事を全力で行う。100年前までは携帯もパソコンもなくても生活できていた。便利になれば幸せになる・・・幻想。情報交換をしあう・・・情報を独り占めすると結局は周りから孤立して売り上げが下がる。叱るときは相手の能力や存在を尊重すると愛情が感じられる。上から目線で褒めない。マンボウが2億個の卵を産んで大きくなるのは2匹。アドバイスするより相手の話をじっくり聴くこと。

  • 齋藤正明さんのセミナーが面白かったので借りてみた。基本はセミナーと同じ内容。人間関係を円滑にするための具体的なアドバイスが実践的。仕事場を仮想マグロ船に見たててただいま出漁中。

  • この本を読んだあと、斉藤さんのセミナーにも参加しましたが、狭い船の中の話は、会社や地域のコミュニティーにもあてはまることだと思います。
    周囲の人と気持ちよく過ごしていくための知恵が満載の本だと思います。

  • 今回購入した人生示唆本の中で一番良かった(今のところ)。
    実は購入時は一番迷った本だったんだけれど。
    タイトルが奇をてらっている感じがあって
    ちょっと抵抗があったので。
    基本人を煽るような文言には警戒する癖があるのだ。

    読みやすいし、
    飾っていないし、
    適度に冗談もあって面白い。
    一箇所だけちょっと、うーん、なところがあったけれど、
    それを除けば内容も素直に頷ける内容。
    キレイ事が書いていないところが良いと思う。

    片道一時間の電車であっさり読み終わったところか、
    時間が余ったので二回目も読んだけれど、
    楽しく読めました。

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