ロシア・東欧の抵抗精神: 抑圧・弾圧の中での言葉と文化

制作 : 石川達夫 
  • 成文社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 28
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865200652

作品紹介・あらすじ

長い歴史のなかで権力に対峙し、いまもそれを続けている人々や思想をロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、チェコのなかに見ていく。ロシア・東欧の人々は圧倒的な力・権力に対して言葉による抵抗を続け、それに対する苛酷な弾圧も受けてきた。しかしその抵抗の言葉を完全に絶やしてしまうことなく、無力にも思える言葉を発し続け、それが広まり集積していくことによって、何かを変えるための精神的素地が作られていった。ロシアのウクライナ侵攻が続くいま、侵攻し、侵攻され、難民を引き受けている当事国の人々の届かない、届きにくい声を聴く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 準備中の本 - 石川達夫のホームページ
    https://onl.sc/9Vf74JG

    石川達夫のホームページ - 石川達夫のホームページ
    https://tishi.jimdofree.com/

    ロシア・東欧の抵抗精神
    https://www.seibunsha.net/books/ISBN978-4-86520-065-2.htm

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

 1956年東京生まれ。東京大学文学部卒業。プラハ・カレル大学留学の後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
 専修大学国際コミュニケーション学部教授・神戸大学名誉教授。
 スラヴ文化論専攻。
 著書に、『チェコ・ゴシックの輝き』(成文社)、『プラハのバロック』 (みすず書房)、『チェコ民族再生運動』(岩波書店)、『マサリクとチェコの精神』(成文社、サントリー学芸賞および木村彰一賞)、『黄金のプラハ』(平凡社)、『プラハ歴史散策』(講談社)、『チェコ語日本語辞典』第1・2・3巻+別巻1・2(編纂、成文社)など。
 訳書に、チャペック『マサリクとの対話』、『チャペック小説選集』第1・2・6巻(『受難像』『苦悩に満ちた物語』『外典』)、マサリク『ロシアとヨーロッパ』全3巻(Ⅱ・Ⅲは共訳)(以上、成文社)、パトチカ『歴史哲学についての異端的論考』(みすず書房)、クロウトヴォル『中欧の詩学』(法政大学出版局)、フラバル『あまりにも騒がしい孤独』、シュクヴォレツキー『二つの伝説』(共訳)(以上、松籟社)などがある。
 2016年イジー・ホスコヴェツ賞(チェコ心理学会)受賞。

「2022年 『十一月の嵐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石川達夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×