- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898155196
作品紹介・あらすじ
せめて100年。
ミナペルホネンの経営の話。
感想・レビュー・書評
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p31
人が一生をかけて心に持ち続けらる資産は記憶しかない
p33
労働の本質は働いて嬉しいという記憶をもつことにある
家族や隣人など誰かの役に立って嬉しいということが暮らしの一部をなしていて、それを生きている限り感じ続けたいというのが人間の本質ではないか
p37
働いて得る喜びとは一人で得られるものではなくて、自分が関わったことが誰かの役にたったと実感したときや、自分のやった労働に対して「ありがとう」と言われたときなどに心身の中からわきあがってくるもの
喜びは一緒にわたる感情
>喜びは今薄いかも
p194
お店での体験は記憶への期待が始まる場所
物質としての服を売る場ではない
>名古屋時代に通っていた美容室がそうだった
p105
ものの価値は容積である
物質的価値:高度な技術、オジリナリティ、希少性
感情的価値:美しさや心地よさといったエモーショナルな要素、ブランドに対する共感や信頼
時間的価値:ものとかかわることで得られる体験や記憶
p203
京都の直営店 登録有形文化財
>行きたい
p96
直観を信じる マーケティングの王道をあえてやっていない
マーケティングについて否定するつもりはありません〜略〜一方僕らのやり方は違うのです
>かっこいい どうしたらできるんだろう
p115、122
長期的な大量消費
丁寧に使い切る
>素敵な考え方 だから好き
p268
会社とはともすると目的ありきで活動するものであり、プロセスについてはいつのまにかおざなりになってしまうこともあると思います
だけど僕は目的にむかって進んでいくプロセスのほうが目的そのものより大事ととらえてきました詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミナ・ペルホネンの服や家具はひとつももっていないけど、ミナ・ペルホネンはなぜかずっと好きなブランドで、それはたぶん昔、皆川さんの本を読んだからだと思う。
皆川さんの仕事への向き合い方が好きなのだ。自分も、そんなふうに仕事に向き合えたらいいなといつも思っている。
個人としてから会社としてまで、皆川さんの仕事への考えが書かれた本で、自分と照らし合わせながら考え読み進めた本。
時代のありようや、当たり前に流されないで、自分の頭で考え、それを少しずつ作り上げていく。
とっても基本的なことだけれど、仕事はまず人を喜ばせるためにあって、そうして喜んでもらえるから自分も嬉しいと思えることとか、人は記憶を作るために生きている、それなら嬉しい記憶がたくさんあった方がいいんじゃないかとか。
自分の中の畑を耕してくれるような本です。 -
人生の尺度より先の未来
可能性を最大限に引き出すこと
個人への感謝の気持ち
失敗を認めること
綿密に企てて偶然を呼び込むこと
限りを尽くして社会に委ねること
グループのバトンタッチ
小さいけれども密度の高い星
継続するための大切さ
特に人の繋がりと
信念のバランスが勉強になりました -
人との向き合い方、社長になっても驕らない姿勢
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皆川明信者なので。
「せめて100年。」
みんなが理想とすることを現実にしてる。
まずは自分の働き方から。