ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

  • 楽工社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063485

感想・レビュー・書評

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  • 内容はちと難しい。ただ、ノーベル賞記念講演の内容は、分かりやすくいままでの経済に対する考え方が、違う視点で見るヒントを与えてくれる。
    人間は富の絶対量ではない部分で、幸せや満足を感じるという部分が興味深い

  • 行動経済学の始祖の言葉ではあるけれど、編さんがつまらないため、最後の方は読むのが辛かった。
    ノーベル賞の受賞講演とその時に発表された自伝だけだったら面白く読めたのに。

  • ミニマリストが幸福度が高い科学的な根拠

  • お金
    経済
    心理

  • B.B.M.

  • ノーベル経済学賞受賞者の筆者が、心理学と経済学のかかわりについて説明する。

  • 第1章の「ノーベル賞受賞記念講演」を読むと、これだけの「まとめ力」があってなんで『ファスト&スロー』があのボリューム?という疑問が湧きますが、全編で『ファスト&スロー』のまとめ、という感じで一度『ファスト&スロー』を読んだ後に、おさらいするに最適かとも思いました。

    「心理と経済を語る」と言いつつ、経済についてはほとんど語られてないところは予想通り。とはいえ、しっかりとした内容で期待以上で、特に自伝については様々な交流関係も知れて面白かった。

  • マイケル・ルイスの『かくて行動経済学は生まれり』の方が、分かりやすかったように思いました。

  • QABで講師の方から紹介された本。
    心理学者でありながら,ノーベル経済学賞を受賞し,行動経済学の新しい観点を検証した人物。

    第一章のノーベル賞授賞式でのプレゼンは非常にわかりやすく,興味深かった。

    人間は期待値の通りには動かない。
    今までは人間の非合理性で片付けられてきたが,これが実は合理的であるという検証を実施した。


    プロスペクト理論
    効用(満足度)を決めるのは変化であって状態(富の絶対値)ではない

    判断の正しさと人が自分が出そうとしたその判断に抱く自信との間の相関関係はごく弱いものである。

    第二章の自伝以降はほとんど読み飛ばし。

  • 行動経済学の始祖の一人、ダニエル・カーネマンのノーベル賞受賞スピーチや自伝、論文を編集した書。氏の理論と人となりを理解する上で、この選択はセンスがいいと感じる。自伝の中で触れられる、共同研究者(エイモス)との熱い友情と失った悲しみは、涙腺にきます。

    エイモスから得たというアドバイス。
    1. 時間の使い方を変えなさい。
    2. 人生を悪くするようなことではなく、人生を豊かにするようなことがらに注意を向けるべき。
    3. 注意を払い続けるような活動に時間を投資すべき。

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著者プロフィール

心理学者。プリンストン大学名誉教授。2002年ノーベル経済学賞受賞(心理学的研究から得られた洞察を経済学に統合した功績による)。
1934年、テル・アビブ(現イスラエル)に生まれへ移住。ヘブライ大学で学ぶ。専攻は心理学、副専攻は数学。イスラエルでの兵役を務めたのち、米国へ留学。カリフォルニア大学バークレー校で博士号(心理学)取得。その後、人間が不確実な状況下で下す判断・意思決定に関する研究を行い、その研究が行動経済学の誕生とノーベル賞受賞につながる。近年は、人間の満足度(幸福度)を測定しその向上をはかるための研究を行なっている。著作多数。より詳しくは本文第2章「自伝」および年譜を参照。

「2011年 『ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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