ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る

  • 楽工社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063485

感想・レビュー・書評

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  • 実験の内容をつらつら書いていて、経済学・心理学どちらの領域のことも書いてある。僕の頭じゃ真剣に読むぞって意気込まないと読めない本だった。真剣に行動経済学に目覚めたら読むべき本だった。

  • 「人は何かを判断する時に、絶対値ではなく比較あるいは変化で判断する(「監訳者解説」より)」。この考え方が、「人は何をおもしろがるか」という命題に取り組み、「ドラマとは変化である」といわれる所以に近づく足がかりになるのではないかと思って手に取った。
    一読して「なるほど」とは思いにくく、なかなか読み応えがある。一度読了はしたが、再読したい。

  • 行動経済学が知りたいなら他の本で良い。

  • ・冒頭の監訳者解説が面白い。リチャード・セイラーと仲が良いのは想像が付いたけど、ゲルト・ギゲレンツァと仲が悪いのは意外。へー。

    ・内容は、ノーベル賞記念講演、自己紹介、小論2本という構成。ノーベル賞記念講演は、図解が多めで意外と読み易い。

    ・多様性バイアス …その時々で買うよりも、いっぺんに買った穂方が、余計なものを買い過ぎてしまう。→その時々で必要なモノだけを買った方が良い。

    ・「あなたがそのことについて考えている時に重大だと思うほど、人生について重大な事は何も無い」(焦点を絞る事による錯覚)ダニエル・カーネマン。

    ・1958年から1987年にかけて日本人の実質所得は5倍にまで上昇したのに、自己申告された幸せの平均値は上昇しなかった。

  • ノーベル経済学賞を心理学者として受賞したカーネマンの講演や主要な論文をまとめた本。行動経済学の原点としての主要な要素が分かる。翻訳のせいか、講演をまとめたせいか、やや読みづらかった印象もありますが、内容的には、必要なことがコンパクトにまとまっていると思います。

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著者プロフィール

心理学者。プリンストン大学名誉教授。2002年ノーベル経済学賞受賞(心理学的研究から得られた洞察を経済学に統合した功績による)。
1934年、テル・アビブ(現イスラエル)に生まれへ移住。ヘブライ大学で学ぶ。専攻は心理学、副専攻は数学。イスラエルでの兵役を務めたのち、米国へ留学。カリフォルニア大学バークレー校で博士号(心理学)取得。その後、人間が不確実な状況下で下す判断・意思決定に関する研究を行い、その研究が行動経済学の誕生とノーベル賞受賞につながる。近年は、人間の満足度(幸福度)を測定しその向上をはかるための研究を行なっている。著作多数。より詳しくは本文第2章「自伝」および年譜を参照。

「2011年 『ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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