オールド・ボーイ プレミアム・エディション [DVD]

監督 : パク・チャヌク 
出演 : チェ・ミンシク  ユ・ジテ  カン・ヘジョン 
  • ショウゲート (2011年10月17日発売)
3.81
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  • (11)
本棚登録 : 995
感想 : 220
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102064532

感想・レビュー・書評

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  • 原作未読。これは本当にすごい映画でした。☆5でもいいのですが、万人ウケする作品ではないので☆4にしただけです。
    すべての設定が狂ってます。スタート地点が狂っているので、その上に積み重ねられる話は全て狂うのは当然です。ずっと気味悪く、気持ち悪く、不気味なストーリーが続くので、精神的体力が必要な作品です。
    納得感を得たい人にはウケが悪いのかもしれませんが、個人的にはすべてを狂気が支配する世界としてまったく違和感ありませんでした。
    「彼」の生き様・死に様は当然の帰結です。主人公のラストは観た人それぞれに考えられる「余白」があったので、それが作品のラストとして上手く機能していると思います。(じゃないと、単なるバイオレンス作品になってしまったかも)
    加えて、画の撮り方がとても映画的なので、長回しなど含めて一つ一つのシーンが見所たっぷりなので、その辺りを鑑賞するのも面白いと思います。

  • この主観的体験を、
    客観的に眺める装置として、
    謎の監禁と謎の解放から始まる物語に、
    うぐっ
    ぎゃっ
    なんて口を抑えながら入り込んで終わった。

    色、音、視線、視界。
    象徴。

    その妙に操られながら、
    血縁をめぐるえげつなさが、
    血やバイオレンスなんかを軽々超越した。

  •  15年監禁された男。彼は監禁を依頼した男への復讐と監禁した理由を探ろうとするが。。。

     先にハリウッドリメイクを見てしまったので、ストーリーは知っていたが、オリジナルの方全体的に狂気に溢れていてがずっと良い。
     狂気なストーリーには狂気な雰囲気が欠かせない。

  • この映画の封切りはたしか2003年の福岡のアジア映画祭ではなかったっけ。
    その時は見逃していたのだが、ようやくビデオで見ることができた。

    主演はなんと「酔画仙」のチェ・ミンシクではないか!
    ミド役のカン・ヘジョンも印象的。
    悪役のユ・ジテも強烈。
    監督はパク・チャヌク。

    映画としては密度の濃い作品で、カンヌで賞を取ったのも頷ける。

    禁忌に触れる部分はもちろんこの映画の重要なファクターだが、それがあったからこの評価となったかのどうかは疑問。ひょっとしたら、なかった方が、より高い評価につながったのではないか? あの強烈さは逆に作品の印象を歪めることになっていはしないか? かといって、それなしでは映画そのものが成り立たないかもしれんな。

    まあ単純に、子を持つ親としては、ああいう内容はどうもねえ、というPTA的な反応かもしれんけど。見て楽しいという映画ではありません。むろん駄作ではありませんが。

  • チェミンスクの演技力には、参った。
    まったくの 一人芝居に近い熱演。
    子供の誕生日に プレゼントを買ったのに
    どういうわけか 捕まった。
    プレゼントが エンジェルの羽根。
    その中で、様々なバリエーションを演じる。
    そして、15年近くも 監禁される。
    なぜ、そうなったのかを、追い求める。
    いやはや、韓国映画の哲学性さえ感じられた。
    ドラマのつくり方が 丹念で、結末もそうなるのか
    と思わせた。近親相姦は、韓国の御法度であるが故に、
    それを、行なわせることで、物語の深みをつくる。

  • 約10年ぶりの再観賞。やはりこれを観てしまうと、スパイク・リー版のリメイクはキャストが良いだけで他に良い所がないように思えてしまう。オリジナルにストーリーはほとんど忠実なのにも関わらず、「歯」のくだりなどの痛いシーンや最後の怒涛の展開からの多少は救われるオチなどなど、オリジナルの大事な部分を端折ってしまっている。

    オリジナルは今観ても素晴らしい。アクションシーンも説得力がある。当時はチェ・ミンシクの演技に圧倒された記憶があるけど、今観るとユ・ジテの演技に見入ってしまった。カン・ヘジョンも可愛らしくて良かった。

  • 文句なし。最強。

  • 何年もペンディングにしてあった「オールド・ボーイ」をやっと観た。
    最後の最後までみせてくれる映画でしたね。

    数年前に読んだ原作の結末より“けれんみ度”のクオリティは数段上がっていた。
    原作で引っかかっていた「監禁理由」に一応の説得力がある理由付けがされていたことに感心した。
    その「理由」だからこその「仕打」の内容も破廉恥さを増している。
    脚色の工夫にも感心。

    振り返ると登場人物の関係性がちょっととっちゃらかってる感じもするけど
    見ている間はググッと引き込まれていた。

    韓国映画で常々思うことだが、この作品も
    撮影が素晴らしいと思った。
    絵作りが魅力的でした。

  • 先に本で読んでしまったので、どう映像化されてるのか
    興味がわき観た作品です。
    本を先に読んだのでちょっと物足りなさも感じたけど
    わけもわからず15年間監禁されるという設定だけでも
    面白いと思うのでオススメ。
    ちょっとグロな部分もあるけどサスペンスとして楽しめます

  • 2021/1/20
    まあまあ、ようできてる。

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