文藝春秋2022年5月号[雑誌] [Kindle]

著者 : 藤原正彦 船橋洋一 塩野七生 三浦しをん 西川美和 保坂正康 佐藤優 鹿島茂 清武英利

• 文藝春秋 (2022年4月8日発売)

感想・レビュー・書評

[じゅたろうさんの感想 · 2022年4月20日]

特集「ウクライナ戦争と核」。コロナの存在感を（吹き飛ばすように）薄めたいメディアの意図があるのかと疑ってしまうくらいに、全世界がロシアが起こした戦争に声を上げているように感じます。そんな中で心配するのは、冷静な考えと、コロナに対して積み上げた経験までもが吹き飛ぶことかと。この度のウクライナとロシアの闘いの背景を知ることが、冷静さを取り戻すことになるかと思います。核武装について考える必要も分かるのですが、こういったときに前に進む話をすると良くないことになるようにも思います。この「核武装」について触れられる内容が目立つ感じでしたが、この話は現状が落ち着いた平時に行うべきかと。
特集「日本企業「復活への道」」。著名な企業人の方々の経営学が述べられています。読み物として面白く読ませていただきました。

著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2020年 『本屋を守れ 読書とは国力』 で使われていた紹介文から引用しています。」