1日10分のごほうび NHK国際放送が選んだ日本の名作 (双葉文庫)

  • 双葉社 (2020年3月11日発売)
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本棚登録 : 2868
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気合いを入れて長編小説を読んだ後だったので、気楽に楽しみたい気分でこちらのアンソロジーを選んだ。
NHKの国際ラジオ番組で朗読された日本の名短編。
豪華すぎる作家陣。8名中5名が初めましての作家さん。
江國香織さんの「晴れた空の下で」「南ヶ原団地A号室」は読んだばかりだけど、やっぱりいいなぁ。こころに沁みる。
角田光代さんの「旅する本屋」は強く印象に残った。縁や運命ってあるのかもしれないね。
田丸雅智さんの「海酒」「綿雲堂」は、色彩や温度を感じる文章で、日常とファンタジーが溶けあった不思議な物語。他の作品も読みたい。
中島京子さんの「妻が椎茸だったころ」は不思議な題名とは裏腹に現実的な内容。じんわりと後味がよかった。
森浩美さんの「最後のお便り」は最後で泣きそうになった。
ハズレなしの名作揃い。ラジオでの朗読も聴いてみたかったな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月18日
読了日 : 2023年1月15日
本棚登録日 : 2023年1月15日

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