気合いを入れて長編小説を読んだ後だったので、気楽に楽しみたい気分でこちらのアンソロジーを選んだ。
NHKの国際ラジオ番組で朗読された日本の名短編。
豪華すぎる作家陣。8名中5名が初めましての作家さん。
江國香織さんの「晴れた空の下で」「南ヶ原団地A号室」は読んだばかりだけど、やっぱりいいなぁ。こころに沁みる。
角田光代さんの「旅する本屋」は強く印象に残った。縁や運命ってあるのかもしれないね。
田丸雅智さんの「海酒」「綿雲堂」は、色彩や温度を感じる文章で、日常とファンタジーが溶けあった不思議な物語。他の作品も読みたい。
中島京子さんの「妻が椎茸だったころ」は不思議な題名とは裏腹に現実的な内容。じんわりと後味がよかった。
森浩美さんの「最後のお便り」は最後で泣きそうになった。
ハズレなしの名作揃い。ラジオでの朗読も聴いてみたかったな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月18日
- 読了日 : 2023年1月15日
- 本棚登録日 : 2023年1月15日
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