どの短編集も、「そこで終わっちゃう?!」というほどの絶妙なタイミングでふっと結末となり、読後感が良くないものもあった。けれど、私たちの記憶の中にある小学生のときの思い出は断片的なもので、印象に残っている出来事以外は削ぎ落とされていて、そう考えてみるとこの小説はそういった昔の思い出でしか陥らない感じを掴んでいて、少年時代にタイムスリップしているような気持ちになった。まあ私は女だけど。今回は「少年」だったが、次は「少女」も読んでみようかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月12日
- 読了日 : 2022年5月12日
- 本棚登録日 : 2022年5月12日
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