父が子に教える昭和史 (文春新書 711)

  • 文藝春秋 (2009年8月19日発売)
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本棚登録 : 206
感想 : 26

一番印象的なのは池部良の「戦前暗黒史観」すべては暗かったのか?というテーマで、本人としては楽しく学生生活を送っていたという。どの時代にもその時代の青春があり喜びがあることを再認識させられる。
月刊誌の連載を集めたものだが、36のテーマに対し30名程度の学者・作家・文化人等々が各々の価値観から回答するという形式で、やや保守的な側面はあるものの、様々な議論が展開されている。ただし、ここにある意見が全てではないし各テーマの掘り下げ方も弱いので、本書をキッカケに自分なりに調べて考えていく必要はあるだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年9月29日
読了日 : 2022年9月29日
本棚登録日 : 2022年9月29日

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