映画と本の記録、ときどきモノや音楽も

最近漫画をたくさん読んでるので、久しぶりにレビューしようと思って、新しく読書メーターを始めようとしたら、さっそくこの漫画がブクログにしかなかったからこちらへ。

広告業界のそれっぽいエピソードや人物描写が面白いっていうか、なるほど〜となる。

アートの話、というよりは広告業界の話が濃いし詳しい。

全員結局憎めないやつ。

キャラが全員泣き叫ぶ頻度高い。

絵がだんだんうまくなっていく。

2019年2月17日

読書状況 読み終わった [2019年2月17日]

「冷えるわね、たかし君。」p.104

2014年9月3日

読書状況 読み終わった [2014年9月3日]

結局,仲の良い二人,ってのがたまらない。ハイスコアガールに通づる。
「あのさぁ…なんで前よりヒドイわけ?」p.146
「でも相合い傘はイヤだから、図で示すと…たかし君はここ!」p.154

2014年9月3日

読書状況 読み終わった [2014年9月3日]

とても示唆に富む。
まだ絞りの章をざっと読んだばかりだが,絞りに関する言及に関してはこれまで目にした絞りに関するテクニック本の中で,圧倒的に際立って参考になった。

ざっと面白かった部分を書くと,
・絞るならF22まで絞れ,回折現象は気にするな
・F5.6とかF8を絞りを開いている状態,との表現
・マニュアルで撮れ(そのマニュアルの実際的な使い方,露出計の見方)
・WBは曇をつかってみろ
など。

さっき買ってきたばかりなので,またじっくり読んでみます。

この人の書いたWBに関する本も読んでみたい,あるのかな。

読書状況 いま読んでる
カテゴリ 写真

うおー,こんな結末だったとは。

それにしても主演がまじで魅力的だったよ。

イーストウッドの役柄がグラン・トリノと同じような感じなんだけど,こちらはグラン・トリノのウォルトのほうが役柄が濃密に描かれていてよかった。

2014年1月13日

読書状況 観終わった [2014年1月13日]

なんてことだ。グイグイ読んでしまう。3巻までの間に何度か涙した。

ザ・漫画,だと思う。漫画って素晴らしいと思った。映画では予算足りなすぎて,そして危険すぎてこんなに本数とれない。小説ではあるコマを描写するにしても言葉が多くなりすぎてしまうだろう。

そして,扱っているテーマも,これこそが今もっとも人間にとってどまんなかなんじゃないかと思わされてしまう。このテーマこそがどまんなかなんだと思わせる力を持つ作品はなんでも強い。

人は生への危機を失うとモチベーションが低下するってことがあると思う。だから現代の,生がある程度保証されている我々はスカイダイビングをしたり映画を見て泣いたり怖がったりするわけだ。

映画小説漫画で扱われるテーマの中に生死のやりとり,っていうものがあるわけだけど,多くは戦闘ものですよね。ドラゴンボールだったりヤクザだったりから始まって,そういうプロセスっぽい派手な立ち回りモノの次は少しリアルな実際の世界で起こっていたことがらがテーマになりシグルイとかバガボンドがうけたわけだけど。そうはいっても,侍の命のやりとりってやはりどうしても想像するしかなくてっていうか,今現在,地球上ではこんなこと行われてないしファンタジーも混じってるしなあっていう見方になっちゃうよね。

でもこの岳,とかになると,いま現在,地球上で怒ってることだよね。そこにビビッとくるし,いまのどまんなか漫画って思わされるわけ。主人公の散歩はスーパーマンなんだけど空は飛ばないし元気玉も出さない。こういう超人が日本にはいなくても地球上のどこかにはいそうだ。

僕はキリンとかシグルイとかにはまった感じで男の命のやりとりっていうのにビリビリきちゃうわけだけど,まあシグルイはファンタジーとして見るよね。真剣で斬り合いたいなんて思わない。でもキリンはバイク乗ってた時はリアルなこととして手触りを感じられた。スピードってやつだよね。速度,これに見出されてしまった。でも危険だから降りましたよ。命大切,ってなった。

そんで,岳はさ,というか山登りは危険だからしないよって思ってたわけだけどさ。岳の中でね,トップからの景色がすごいよって何度も言われちゃうとさ,考え方揺らいじゃいますよね。

そういうわけで,これは危険な漫画。山のぼりたくなっちゃう。山でコーヒーいれたくなっちゃう危険な漫画。

2014年1月4日

読書状況 読み終わった [2014年1月4日]

劇場で映画を。

全く理解不能。かぐや姫へ全く惹かれない。唯一良かったのは大荒れで「海は必ず静まる」と言う漁師と付き人の丸っこい女。

なんとか兄ちゃんとかぐや姫が一緒に空をとぶシーンだけど,これはセックスだよね?えぐすぎる。

予告編で流れたかぐや姫が走るシーンだけは見ごたえありましたが,予告篇以上のものは残念ながら無し。

かぐや姫は帰りたくないと行ったが僕は早く家に帰りたかった。

原案の竹取物語のストレートな人間心理がこねくり回されて,ゆがんでしまい誰も共感できなくなってしまった感。

かぐや姫の顔がはだしのゲンにずっと見えていた。かぐや姫の魅力が描かれなかったのが残念。

2013年12月9日

読書状況 読み終わった [2013年12月9日]

映画というのはまったく不純だ。

発達しだした少女の胸のふくらみをあそこで見せる必要があったんだろうか。うん,必要だった。

全体的にかったるいけれどいい話。

2013年11月29日

読書状況 観終わった [2013年11月29日]

かなり面白い。ロストやプリズンブレイクを余裕で超えそう。現在7話。

シーズン2エピソード10 ビジネスの引き際
科学者ってのは暴力を振るわないってだけで,マフィアと基本的には似たものかもしれない。科学者は業績とか成果ってのがその人のシマなわけで,シマの拡大保持が仕事であるマフィアと似ている。

隣に住む管理人かわいすぎる。ここにきてようやくお色気成分投入してきて嬉しいには嬉しいけどがっかりでもある。

シーズン3エピソード7 ハンクの苦しみ
アメリカの長編ドラマをみてつくづく思うのは,登場人物の印象コントロールが完璧すぎるほど巧みだということだ。巧みとは過ぎた表現かも知れないが完璧といっていいと思う。登場人物のいい印象と悪い印象の使い分けのコントラストがとても強い。ハンクは嫌なやつだが,このエピソードあたりではハンクを応援させられてしまう。エレベーターの中でマリーにすがり泣きつくシーンなんて抱きしめてあげたくなるほどだ。

このブレイキング・バッドは面白いけれど,プリズン・ブレイクと基本構造はとてもにいている。話の伸ばし方をよーく知っている。というか話の伸ばし方マニュアルでもこの業界にはあるんじゃないかというぐらい似た方法で話が伸びる。そこが少し残念。毎エピソードで見せ場を作らないといけないから仕方ないんだけど。そこから脱却するような長編ドラマが見たい。つまり,パターンに陥らない長編ドラマ。

2013年11月19日

読書状況 観終わった [2013年11月19日]

ウディ・アレン作品の冒頭ナレーションが安定して好きだ。

「男は人生の深淵を覗き ”運に恵まれた”とつぶやく
だが運に左右される人生は不安だ
自分の力が及ばないからだ
テニスの試合でボールがネット上に当たる
その瞬間ボールがどっちに落ちるか?
運良く向こうに落ちたら勝ち
こっちに落ちたら負けだ」

ウディ作品の冒頭ナレーションを収集したくなってきた。そういうサイトありそうだな。

妹がテニスする時のかっこうがいい。
水曜日のデートのセーター姿も凄い。
ところがその登場直後から醸しだされるつまらない女感がよく出ていて驚愕。

メカニカルの訳は物理的にじゃなくて機械的にだろう。

それでも恋するバロセロナに近い方向性。

わざとらしいジーザス・クライスト。

ラストは捕まらないことによる宙ぶらりんという罰。

2013年10月30日

読書状況 観終わった [2013年10月30日]
カテゴリ ウディ・アレン

秘書との関係にうっとりするぜ。

キンドルで読んだが,その後また書籍を買った。人にあげる用。

2013年10月28日

読書状況 読み終わった [2013年10月28日]
カテゴリ 岡崎二郎
タグ

いろいろとつきささる。あらゆる人生にまつわる人間の普遍的な悩みの種がいたるところに,それもドライに散りばめられていてどんな人が見ても一箇所は刺さるように作られている。この映画は複雑な多面体のような存在で見る人によってある面の濃淡が異なって見えるわけだ。

なんだかこれを観ていてなぜ僕がウディ・アレン作品を観てしまうのかわかった気がする。ウディの作品はどれも些細で俗っぽい人々の欲求とか衝動とか習慣の積み重ねで成り立っているけれどそこで話される言葉はいつも,僕らはどうやって生きたらいいのか,に向かっている。些細な風景だからすっと入れるし,重要な問いだから捕らえられてしまう。

ミッドナイト・イン・パリ的な複数ストーリーが絡みあいながら同時進行するスタイルはここからなのかな。人生万歳あたりからますます面白いなあ。

本当は人生万歳までの一人称的語りスタイルが一番好きだけどね。

2013年10月24日

読書状況 観終わった [2013年10月24日]
カテゴリ ウディ・アレン

ちびでハゲで猫背で早口で神経質な男。

ラスト,18歳の少女の「少しは人を信じなきゃ」という言葉に包み込まれる。

2013年10月23日

読書状況 観終わった [2013年10月23日]
カテゴリ ウディ・アレン

ゲイの振る舞いやゲイ同士の関わりの描写が丁寧でよかった。前半,なぜか泣きっぱなしで見た。

2013年10月23日

読書状況 観終わった [2013年10月23日]

おかめとの関係が気になる。

2013年10月19日

読書状況 読み終わった [2013年10月19日]
カテゴリ 業田良家

これははまった。

2013年10月19日

読書状況 読み終わった [2013年10月19日]

泳ぎ姿がこれほどちゃんと美しく描かれた芸術メディアがほかにあっただろうか。これは映画にはできない気がする。やっぱ人は静止した画が好きなんだよね。絵画とか写真の凄みってのはやっぱり,ある瞬間を捉えている点の大きさを忘れずには語れない。捕らえられたある瞬間をじっと好きなだけ見させてくれる,これは漫画っていう形をとっているわけだが,絵画的写真的であり,そこにそれらの繋がりを作り出す物語と言葉が添えてあるわけで,ようするに画がすごいってわけ。

その添えてある物語に少し触れると,脊椎側弯症の主人公がまあ最後に振られちゃうわけだけど,読み返してみると振られた理由ってのはある会話に起因してるなあ,と想像できる。あるとき主人公は「これのためなら死ねるとか,これは絶対手放さないとか,そういうの考えたことある?」と女に聞く。結局その答えは彼女からは得られない。その問をした後の彼女の表情と泳ぎと時間の経過感覚は,読み手の僕らに,ああやっちゃったよと感じさせるのに十分なものをもっている。その後彼女はプールに現れなくなっちゃうんだけど,気持よく泳いでいたのにそんなこときくからよ,とどうしても取ってしまう。あるいはこれまで主人公に対して優位にたっていたけれどそれが逆転してしまったような気がしたのかもしれない。主人公の存在が怖くなってしまったのかもしれない。それでその言葉は彼女の中の何かを変えたかもしれないし,彼女のその後の行動に影響を与えたかもしれない。悪かったかもしれないが良くなかったとも必ずも言い切れない。

いやまあそういうことをふわあと考えさせられる画の集合としての強度がある。

2013年10月17日

読書状況 読み終わった [2013年10月17日]

男女の嫉妬・欲望・打算にまつわる短編が集まっているようだ。

好きなシーンは「目」の中の,「春は自分の顔を夫の肩と敷布の間にうずめると… そのまま声一つあげぬのが常であった。」という部分。ストーリーと強く関わってくる部分ではないけれど,貞節な女の表現のしかたとして関心した。そしてそういうのいいなあと思った。

それによく考えるとこの本に収められている男女の短編の中で,ノーマルに愛し合っている状態をあらわす数少ないシーンの一つでもあった。このあと事件が起こり二人の関係は歪みだしてしまう。この他には,「ロウソク」の中のろうそく以後と「きずな」の事故以前だけ。

2013年10月16日

読書状況 読み終わった [2013年10月16日]
カテゴリ 楳図かずお

セックス描写に躍動感がある。戦いに孤独を感じる表現とかって原作にあるんだろうか。

2013年10月12日

読書状況 読み終わった [2013年10月12日]
カテゴリ 谷口ジロー

結構面白かったです。

2013年10月12日

読書状況 観終わった [2013年10月12日]

さいたまの映画館とかで見た気がする。

2013年10月10日

読書状況 観終わった [2013年10月10日]

川上弘美を読みたくなったな。最近谷口ジローをいろいろ読んでいるけれど,オリジナル原作からそうでないものまで。そうしていると描き手の魂が画に宿っているのを感じる。漫画で原作はだれだれで画はだれだれとなると,けっこうわりと2人が同じ重みで扱われるように思う。ところがそれが映画だと,脚本や原作が別の誰かで監督がだれだれ,となっている場合でもやはりその映画の監督はだれだれというところに焦点があたり,均等な重みで認識されているとは思わない。

何が言いたいのかというと,谷口ジロー作品は原作がだれだれ,であったとしても谷口ジローのオリジナル原作作品のような魂を感じ取れる,ということ。キンドルで読んだが,紙も欲しくなってしまった。

2013年10月8日

読書状況 読み終わった [2013年10月8日]
カテゴリ 谷口ジロー

連載を読んでいる。ミネタロウ以降,作画がとても丁寧になり一つ一つのコマが作品足りうるように意識しているかのようだ。それはとても静的な雰囲気を持っている。読んだら終わり,という漫画を脱却していこうとしているのかもしれない。画を所有したいという,浮世絵以来の漫画の原型にあった価値を再度立ち上がらせようとしているのだろうか。

しかし峯太郎期にあったグルーヴを捨て去ってしまうのは少しもったいない。

2013年10月7日

読書状況 読み終わった [2013年10月7日]
カテゴリ 望月ミネタロウ
ツイートする