岸田秀のおすすめランキング

プロフィール

精神分析者、エッセイスト。1933年生まれ。早稲田大学文学部心理学専修卒。和光大学名誉教授。『ものぐさ精神分析 正・続』のなかで、人間は本能の壊れた動物であり、「幻想」や「物語」に従って行動しているにすぎない、とする唯幻論を展開、注目を浴びる。著書に、『ものぐさ精神分析』(青土社)、「岸田秀コレクション」で全19冊(青土社)、『幻想の未来』(講談社学術文庫)、『二十世紀を精神分析する』(文藝春秋)など多数。

「2016年 『日本史を精神分析する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岸田秀のおすすめランキングのアイテム一覧

岸田秀のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『ものぐさ精神分析 (中公文庫 き 3-3)』や『ものぐさ精神分析 (続) (中公文庫 き 3-4)』や『性的唯幻論序説 (文春新書 49)』など岸田秀の全227作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

ものぐさ精神分析 (中公文庫 き 3-3)

1502
3.83
岸田秀 1996年1月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「常識」から外れている気がするから口には出せない自分だけが感じている違和感とか、みんなが「あるある!」とか「わかるー」とか言いながら共感しあっていることが... もっと読む

ものぐさ精神分析 (続) (中公文庫 き 3-4)

342
3.93
岸田秀 1996年1月18日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 岸田の理論は高い視点から文明や歴史を分析している。このため、臨床心理学とは異なる次元になっていて、「デタラメな絵を描いているだけじゃないのか?」という思... もっと読む

性的唯幻論序説 (文春新書 49)

288
3.56
岸田秀 1999年7月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

人間とは既に本能が壊れている。その本能に基づく性欲には、もはや種の保存という目的が失われ、文化・経済・政治などのエネルギーになってしまっている。こうした視... もっと読む

「やられる」セックスはもういらない 性的唯幻論序説 改訂版 (文春文庫 き 14-10)

145
3.55
岸田秀 2008年9月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「人間は本能が壊れた動物である」という出発点から、人間の性と愛にまつわる奇妙な事情を解き明かしている本です。 人間は本能が壊れているので、倒錯的リビドー... もっと読む

日本人と日本病について (文春文庫 き 14-3)

134
3.67
岸田秀 1996年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

面白い。この二人の対談本があったとは! 二人とも切れ味鋭くてとても共感できる。色々な事象を上手く説明できる、ということでも、都合のよい理由を持ってきた、と... もっと読む

哺育器の中の大人[精神分析講義] (ちくま文庫 い 74-1)

116
4.50
伊丹十三 2011年11月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

多くの有識者は、岸田秀=根拠薄弱な思いつきを言う人、と考えているようだ。しかし自分は大いに影響を受けている。この題名にあるように、人間は「認めてほしい」と... もっと読む

ものぐさ精神分析 (中公文庫 M 181)

100
3.38
岸田秀 1982年6月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

心理学の下地が全くなかったので、ところどころ理解が難しい部分もあったが、概ね興味深く読んだ。その独特の考察には唸らせられるものがある。時間をおいてまた読み... もっと読む

唯幻論物語 (文春新書)

95
3.53
岸田秀 2005年8月19日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

唯幻論が生まれた背景が分かる本だが、母親に対する自分の気持の分析よりも史的唯幻論の説明の方が断然面白い。 最終章だけでも読む価値あると思う。 ■本能が壊れ... もっと読む

日本人と「日本病」について (文春学藝ライブラリー 雑英 12)

78
4.27
岸田秀 2015年2月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ジェンダーへの考え方とか少し古い部分はあるけど、日本人が陥る癖がとてもわかりやすく書かれている。 戦争中、外国の偉い人が兵に「各々の責務を果たす事」を求め... もっと読む

親の毒 親の呪縛

76
3.48
岸田秀 2006年7月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

親との関係に苦しんでいる人に役に立つとは思う。ただし、読み進めるのは結構辛い内容。孤児にはリストカットや摂食障害になる人はいないというのは新しい知見だった... もっと読む

高校生からのフロイト漫画講座

75
3.12

感想・レビュー

スイスの精神分析家コリンヌ・マイエール(1963-)によるフロイト入門書、2011年。 フロイトの生い立ちや学術的遍歴、重要な症例(アンナ・O、ドラ... もっと読む

哺育器の中の大人: 精神分析講義 (文春文庫 い 5-8)

69
3.44
伊丹十三 1995年7月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

伊丹十三と岸田秀の対談です。話の内容は、自我の構造、意識、幻想や知覚の仕組みなど。その中で、終章の『日本人の精神構造』は、とても勉強になった。 もっと読む

幻想の未来: 唯幻論序説 (講談社学術文庫 1566)

68
3.73
岸田秀 2002年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

【要約】 ・ 【ノート】 ・ もっと読む

不惑の雑考 (文春文庫 き 14-1)

66
3.71
岸田秀 1993年5月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

エッセイとしての面白さがある一方、3章の記述はいわゆる岸田秀的な分かり易い論文で、似たようなものを何度か読んだことがあると思わせられながらも面白く読める。... もっと読む

一神教vs多神教

65
3.67
岸田秀 2002年9月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

2023年に読んだ本の中で最も面白かった。 聞き手の三浦雅士氏のおかげもあってとても分かり易い説明になっており、どんどん読み進めることができる。 読後はイ... もっと読む

一神教 VS 多神教 (朝日文庫)

65
3.92
岸田秀 2013年6月7日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

第1章「一神教は特異な宗教である」 エジプトの奴隷たちの一部が、モーセの指揮のもとに反乱を起こし逃亡した。エジプトの一神教の神アトンを源流としたヤハウェ... もっと読む

歴史を精神分析する (中公文庫 き 3-6)

63
3.92
岸田秀 2007年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

――全ての日本人に読ませたい、一冊。本著を読んで感じた感想が正にそれである。唯幻論なるものを著者は提唱しており、その実態についての説明が本著ではなされてい... もっと読む

嫉妬の時代 (文春文庫 き 14-2)

62
3.18
岸田秀 1993年12月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

古い話だが、確かにこういうことがあったということが取り上げられている。 書かれるプロセスは、あとがきで著者が述べているとおりなのだろうなと確認させられる... もっと読む

嘘だらけのヨーロッパ製世界史

59
3.33
岸田秀 2007年2月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

一神教vs.多神教の方を先に読んで良かった。バナールの考え方を、それを批判する人たちの論考とともに紹介する部分は少し冗長な感じもするが、これまでに読んだ岸... もっと読む
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