夢のカルテ (角川文庫)

著者 : 高野和明 阪上仁志

• KADOKAWA (2011年12月22日発売)

感想・レビュー・書評

[thingumyさんの感想 · 2012年6月25日]

Ｑシリーズといい、私はこういう初々しい関係の男女が好きらしい…
ミステリと恋愛がとっても良い感じに融合してて好き。

[asumi328さんの感想 · 2012年6月24日]

ピュアな恋愛小説。
真っ直ぐ自分と向き合う主人公だな。

主人公はカウンセラー。
ただのカウンセラーではなく、人の夢に入る事ができる特殊能力の持ち主。
で、相手役がとある事件以降から睡眠障害に陥り眠れなくなった刑事。

特殊能力をもっているから、カウンセラーだから、相手への想いは本当の愛情なのか分からなくなる。

[pop3506さんの感想 · 2012年6月22日]

表紙に引かれて初めて高野作品を手に取ったが、自分好みの素直な文体で読みやすかった。展開も先が読めず、面白い。育児の合間に少しずつ読む予定だったのに、続きが気になって子どもがお昼寝している間に一気に読んでしまった(^-^;この作者さん、ミステリーがお得意の様子、次はどの作品を読もうか？やっぱり「ジェノサイト」？！楽しみが増えた。

[サリーさんの感想 · 2012年6月22日]

うーん、夢ってそこまで心理を表しているものなのかなあ。ここ最近夢をみた覚えがない…
自分の夢を自分で分析するのってヤだろうなあ(笑)
夢のなかに入り込めるのは反則技みたいなものだなあ～真相が一瞬で分かるわけだし。でもそれぞれの立場が複雑なおかげでそううまくはいかないのだけれど。

[kotobuki153さんの感想 · 2012年6月21日]

うーん、まあまあかなぁ？

[teluzoさんの感想 · 2012年6月20日]

なかなかおもしろかった！

全編よかったよ。
サッと読める軽めのミステリーやね。せやね。せやねん。

ジェノサイドも読むべきなんやろけど、イメージ的にめちゃくちゃカタカナ多そうやから、悩む。

[akito178さんの感想 · 2012年6月4日]

＜あらすじ＞
銃撃事件に遭遇した麻生刑事は毎夜の悪夢に苦しめられていた。ある日、彼は来生夢衣という女性カウンセラーと出会う。
やがて麻生は夢衣に特殊な力があることを知る。彼女は他人の夢の中に入ることができるのだ。

[tammy1115さんの感想 · 2012年5月5日]

刑事物と恋愛とファンタジーの要素がある作品。高野和明氏の作品だけに、安定感があり温かな気持ちにさせられるが、作品の印象は弱いと感じた。

[satoshi910さんの感想 · 2012年4月27日]

他人の夢に入るコトができるカウンセラーと、その元患者である刑事が主人公のミステリー。

ミステリーなので設定や話の展開に現実味はあまりありませんが、主人公の悩みに対する自己分析だったり、人を想う気持ちは読みごたえがあります。

がっつりな感じのミステリーが苦手な方におすすめです。
逆に「13階段」や「グレイヴディッカー」で高野さんファンになった方にはちょっと物足りないかもしれません。

[asunafkさんの感想 · 2012年3月21日]

カウンセラーの女性と、ある事件で眠れなくなった刑事。
カウンセリングを通じてお互い恋愛感情を持つが、「患者の恋愛転移」ではないかと悩む。
１話目でいきなり恋人になってしまうところが、唐突で違和感を感じたが、その後読ませるつくりになっている。
カウンセラーの女性が、いじいじと悩んだり拘ったりするところ（刑事が昔の女性に携帯番号を教えていたことをこだわったり、その昔の女性と同じ服を買ってきてしまうところなど）が、「そんな考え込まんでも」と思ってしまう。また結局それぞれが、幼児の時の体験があって相手に好意を持ったというのも「そんなもんかいな」と思ってしまった。
でも、よく出来た大人のおとぎ話。
ジェノサイド（未読）が評判の作家さんだが、一風変わった物語。
この作家さん、「6時間後に君は死ぬ」という短編集を読んだことがあって、結構気にいったなあ。

著者プロフィール

1964年生まれ。2001年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。著書に『幽霊人命救助隊』、『夢のカルテ』（阪上仁志との共著）など。2011年、『ジェノサイド』で第2回山田風太郎賞を受賞。自著のドラマ化『６時間後に君は死ぬ』では脚本・監督も務めた。

「2012年 『グレイヴディッガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」