夏美のホタル (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.15
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  • (7)
本棚登録 : 4069
感想 : 308
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041016879

感想・レビュー・書評

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  • 終始優しいストーリーです。

    ストーリー展開に大きな起伏はなく、正直たいくつさもありますが、スラスラ読みやすく読み終えると満足感があります。

    星は少ないですが、心が疲れている時、癒されたい時などに読むと心地よい作品です。

  • ほっこりあたたかい気持ちになるお話。
    森沢作品は夏になると読みたくなる。そして読むと田舎での川遊びや虫取りの思い出が蘇る。

  • とにかく温かくて優しい
    人も動物も自然も皆
    ノスタルジックな雰囲気を想像するだけで読み進めていける序盤
    悲しい過去や現在の出来事に抗う事の出来ない中盤
    そして…
    これからの未来、一緒に生きている事への感謝の想い
    不純物ゼロ あっと驚くような展開はありませんがとても優しい気持ちになれました
    万人にお勧め出来ます

  • なんとなく話はよめるのに、グッときてしまう
    描写が活き活きとしてて、、、
    憧れる風景があって
    ラストほんの少しだけ納得いかない部分があるけど、とても良い本。

  • 何ヶ月も前に購入していた本ですが、夏が来るのを待ってやっと読みました。
    とてもしみじみとした懐かしさや暖かさに包まれました。
    私の子供の頃には故郷の近所の川にも蛍があらわれて、縁側ですいかを食べる時も、川辺で花火をする時も、蛍の緑の光がふわりふわりと幻想的に無数に飛んできたものです。あの夏はもう戻らない。父も母も他界してしまいましたが、「生んでくれてありがとう」という気持ちがフツフツと込み上げてきました。
    地蔵さんとヤスばあちゃんのおっとりとした口調の優しいキャラクターに癒されました。慎吾は初対面の時雲月を嫌な奴と感じたようですが、そんなところ若さゆえというか青いですね。私は雲月は良い奴だとすぐわかりました。雲月が主人公の物語をもっと読みたい、知りたいと思いました。人生は思いがけない不幸に見舞われたり、大好きな人ともいつかは別れが訪れるのかもしれませんが、ありがとうの感謝の気持ちを忘れずに日々を大切に生きていきたいです。

  • 42/100
    森沢ワールド 6冊目
    写真家志望の大学生 慎吾は彼女の夏美と出かけた山里で、古びたよろす屋「たけ屋」を見つける。
    そこでひっそりと暮らす母子 ヤスばあちゃんと地蔵さんに温かく迎えられる。
    夏休みを「たけ屋」の離れで暮らすことになる。
    やがて、地蔵さんの哀しい過去を知った慎吾は自らできることを探し始めるが…

    こころ温まる森沢ワールド!

  • 主人公の田舎での2ヶ月が、大人の夏休み、といった感じで、読んでいて心が洗われた。
    人から人へと伝わる感謝の心の美しさに、何度か涙が出そうになった。
    ただ、視点が次々変わる手法はこの作品に限ってはあまり合っておらず、むしろ誰か1人に固定した方が深まりがあったのでは、と思った。

  • バイクが出てくる小説を読みたくて手に取ったが、物語としては全然面白くなかった。

  • 優しい物語でした。山里の風景が浮かびなんだか懐かしい気持ちになれました。

    人間は何かと何かを比べたときにいつも錯覚を起こすってセリフが個人的に響きました。

  • 最初から最後まで優しい話だった。
    途中何か予想外のことが起こるのか!?と疑いながら読み進めそのまま終わった。

    いい人しか出てこないしいいことしか考えない。
    ただそれだけだったので逆に新鮮だった。
    今どきこんな優等生な小説ないよ。

    そして田舎の夏描写が美しくて、そこもよかった。

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著者プロフィール

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡』『大事なことほど小声でささやく』等、映像化された作品多数。他の著書に『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』『おいしくて泣くとき』『ぷくぷく』『本が紡いだ五つの奇跡』等がある。

「2023年 『ロールキャベツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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