ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042955054

感想・レビュー・書評

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  • 謎の説明がされている本かと思いきや、推理小説になっていて面白い。出てくる登場人物の知識からも、いかに欧米ではキリスト教が基礎教養なのかが分かる。キリスト教の基礎知識が無くても面白いが.あればもっと面白いんだろうなと思う作品。

  • (上・中・下共通の感想)
    世界的ベストセラーになってから約20年が経過してようやく手にした本作。読み終えてみて、ベストセラーとなったのはなるほどと今更ながら納得した。

    キリスト教において権威付けされたイエスの「虚像」に対して実像はどうであったのかという問いを投げかけることが、本作の重要なテーマとなっている。作中に多く現れるシンボルや聖書からの引用などは、キリスト教世界の読者の方が馴染みが深く理解し易いだろうと思われる反面、キリスト教に対し宗教的な思い入れのない日本人の多くにとっては、イエスの虚像の否定ともとれる本作の問いはむしろ客観的に受け入れ易いかもしれない。

    下巻のかなり早い段階で事件の黒幕の正体は分かってしまったが、聖杯の正体に関するラストの展開は予想外で、思いもよらず心温まる結末に感動させられた。

    ソニエールは1つの暗号に複数の意味を持たせる名人だったとのこと。物語の前半に出てくる暗号は比較的単純で物足りなかったが、結末につながる最後の謎の四行詩の意味は、作中で示唆されているもの以外にも想像を広げる余地があり面白い。含みを持たせたまま最後まで書かないところが、読後の余韻を引き立ててくれているとも思う。

  • 長い長い歴史におけるキリスト教についてこれほど沢山の仮説や研究がなされている事を知れた事は、それだけでも大収穫だった。西洋の偉大な芸術家とその作品を見ると言う点においても、これから更に世界が広がると思うと嬉しい。
    意外な真犯人や物語の顛末も、とても面白かったです。

  • 読後感はいまいち。国を股にかけた大掛かりなミステリーのはずが、結末は肩透かしな気持ちになる。あれだけ大ヒットしていた映画はどうだったのかは気になる。

  • 下巻で舞台がロンドンに移ってからは、急展開もあったし話もテンポ良く進んでサクサク読めた。作中に登場する名所では、ルーブル美術館やウェストミンスター寺院が有名だけど、全然知らなかったロスリン礼拝堂が面白そうだ。
    しかしラングドン教授、前作もそうだったし、この調子で毎回美女といい感じになるんだろうか……?

  • 映画を見てから読了。
    中学校の時に文庫を購入してから、母に貸して読まないまま放置されていたので、今頃になって読んだもの。
    やはりベストセラー、映画化と話題になるだけのことはあるドキドキ感。
    三冊なんてあっという間に終わってしまった。
    事実と、小ネタを挟んでいるのでフィクションではあるだろうが、それを感じさせないリアルさがあって、想像が膨らむ。
    特にラングドンという魅力的なキャラクターと、実写化で演じたトムハンクスのおかげで、読みながら勝手にトムが頭の中を動いてくれるので読みやすかった(笑)

  • 上・中も読んで。

    ルーブル美術館の館長の謎の死を発端に
    その孫娘とアメリカ人の研究者が「聖杯」の謎を追う。

    誰が味方で誰が敵か。
    めまぐるしく変わる状況。複雑な暗号。
    どんでん返しの繰り返し。

    前書きにあるように、これがほぼ事実に基づいているのなら凄まじい内容。

  • ヨーロッパを舞台にした聖杯をめぐる サスペンス。ハラハラドキドキ。危機一髪の連続。
    徐々に明らかになっていく聖杯の行方。キリスト教の歴史にそこまで詳しくない私には、どこまでがフィクションでどこまでがリアルなのかが分からない。

    本当にそこに聖杯が眠っているような気がする…。
    読後そんなふうに思ってると、いろいろと想像がふくらんできて、ヨーロッパへ行きたくなった。

  • 祖父の秘密と聖杯は何だったのか、その真実が明かされる。
    まさかの最後の黒幕に、わたしも裏切られた。

    キリスト教の根底を覆えす物語だった。
    今まで見てもよくわからなかった宗教画。
    いろいろ勉強になり、この知識を持って美術館に絵を見に行くのが楽しみ。
    レオナルド・ダ・ヴィンチの絵もいつか見てみたい。

  • キリスト教の壮大な謎を解いていく物語の割には結末は意外とサラッとしていた。
    キリスト教に対して不勉強な自分にはマグダラのマリア?聖杯?って感じだったのでいまいちのめり込むことが出来なかった。
    もう少し勉強してから読み直してみます。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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