一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ-

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062136051

感想・レビュー・書評

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  • 『本屋大賞』第4回2007年1位
    『吉川英治文学新人賞』第28回(2007年)
    『直木賞』第136回(2008年下半期)候補

  • 「俺さ、おまえとかけっこしたくて、この部に入ったんだよ。」素晴らしい!の一言。

  • 2010/06/30 試合と記録がたくさん出てきて憶えようとするとこんがらがってくるが、憶えてなければ読み返せばいい。読んでたら体力つけたくなってきた。

  • 読んで、走りたくなった。
    青春って、いいね。

  • 1はおもしろいけどそんなに感情移入できなくて
    短距離走の種類や大会の仕組みなんか覚えるのに必死やったけど
    2を読んでこんなに絶賛されるのがわかった。
    一冊の中で何回も泣いた~!泣かされたぁ~!
    主人公が連じゃなくて新二っていうのがいいわ。
    人間臭さが自分と重なって共感できるし。

  • 冬のオフシーズンを経て、高校2年生に進級した新二。冬場のフォーム作りが実を結び、スピードは着実に伸びている。天才肌の連も、合宿所から逃げ出した1年目と違い、徐々にたくましくなってきた。新入部員も加わり、新たな布陣で、地区、県、南関東大会へと続く総体予選に挑むことになる。
    新二や連の専門は、100mや200mのようなショートスプリント。中でも、2人がやりがいを感じているのが4継(400mリレー)だ。部長の守屋を中心に、南関東を目指してバトンワークの練習に取り組む新二たち。部の新記録を打ち立てつつ予選に臨むのだが、そこで思わぬアクシデントが……。

    第2部に当たる本書では、人と人の繋がりに重点が置かれている。新二と連の友情、先輩・後輩の信頼関係、新二と谷口若菜の恋愛模様。第1部で個々の人物を丹念に描き、読者に感情移入をうながしているだけに、皆の気持ちが1つになっていく姿は強く胸を打つ。
    特に、一人ひとりがバトンをつなげていく4継の描き方が素晴らしい。自分勝手と思えるほどマイペースな連が見せる、4継への、仲間で闘うことへの執着、意気込み。連のまっすぐな言葉に新二たちがはっとする時、その言葉は読み手の心にもストレートに届くのだ。
    本書は、起承転結でいうところの、承句と転句。さまざまな事件、障害、葛藤を経て、スピードに乗った物語は、第3部のフィナーレへとなだれ込む。(小尾慶一)



    やはり、一筋縄ではいきませんよね。
    何事も・・・
    最後の一年は???

  • シリーズ第2弾。
    世代交代のあたりがとっても切ない。

  • 読んでいて鳥肌が立ったのはスラムダンク以来。
    知ってたけど、スポーツはいいねえ。

  • “普通の青春”がこの物語の最大の魅力かなあと思い始めてたら、後半で、案の定、やっぱり、みたいな。まあスポーツ作品ですしね。

    全体的に歩みが遅くてここまでがちょっと長すぎたかなと思いつつ、でも一方で良い感じに話が進み始めてきたのでこのまま期待して第三部突入したいと思います。

  • 青春~~~~~

  • 2作目。

    本格的な陸上になってきました。
    本格的になればなるほど感情移入しすぎて辛い。
    もう泣ける泣ける。これを学校や電車で読んではいけなかった。
    この2部で読むのはやめようと思っていたのですが、面白い。


    短距離も長距離も気持ちがとても分かる。
    短距離ってこうなってたんだなぁとか、
    仕組みが分かってきて面白かった。
    リレーとか長距離は気持ちが凄く分かる。


    でも陸上やってない人でも読んだら感動するんじゃないのかな

  • レビューは「一瞬の風になれ 第三部 -ドン-」にあります。

  • 胸のドキドキと興奮がとまらない。
    3作あわせて。

  • 一気に読み終えた。

  • お兄さんの件は必要だったのでしょうか。
    必要だったかもしれないですが,読み終わった後,
    お兄さんの件が宙に浮いた感じで・・・。

  • 08084

    陸上をテーマとした青春小説。

    2007年の本屋大賞1位になった作品。
    本屋大賞は個人的には一番信じられる賞。


    高校3年間を各学年1冊で描いている。

    陸上を高校から始める主人公とその部員、他校のライバルなどがいかに成長していくか、情緒豊かに書かれており、とても読みやすく後味がスッキリする作品だ。


    3冊の分量は結構なものがあるが、オススメできるので、
    軽い気持ちで手にしてもらいたい。

  • 初読:2008年雨水〜啓蟄

    いわゆる青春モノだけど、
    「若いなー。いいなー。」だけじゃ終わらない。
    新ちゃんの心の声が全て聞こえて、
    こちらにいつも語りかけてくれてるのがイイ。
    気づいたら一緒に走ってます。

  • 起るトラブルも王道。でもそれがいい。新二がだんだん走ることについて考え始めてた。中高生にオヌヌメ。

  • 満足。

  • 陸上をベースとした作品のなかで、最も面白いと思う。

    中盤はハラハラドキドキの展開です。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年、「サマータイムで」月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で98年、産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、99年に路傍の石文学賞を受賞。ほかの著書に『しゃべれども しゃべれども』『神様がくれた指』『黄色い目の魚』日本代表リレーチームを描くノンフィクション『夏から夏へ』などがある。http://www009.upp.sonet.ne.jp/umigarasuto/

「2009年 『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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