園芸少年

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156646

作品紹介・あらすじ

高校生活をそつなく過ごそうとする、篠崎。態度ばかりでかい、大和田。段ボール箱をかぶって登校する、庄司。空に凛と芽を伸ばす植物の生長と不器用な少年たちの姿が重なり合う、高1男子・春から秋の物語。

感想・レビュー・書評

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  • https://opac.kokushikan.ac.jp/Main/Book?book_id=TS01460283&q=5&qt=0&qp=0&qv=50&qs=sort_title&qd=0

    事なかれ主義で中学を過ごしてきた少年と、それぞれに悩みを抱える個性的な2人の少年・・・3人がひょんな成り行きで高校の廃部同然の「園芸部」に入部することになり、しだいに植物の不思議と園芸の面白さに惹かれてゆく!
    そして、それぞれに抱える問題も、さてどうして解決してゆくのでしょう!?・・・とにかく青春なんです!!!
     今日は帰りに春咲きの球根を買って帰ろう・・と思う

  • 「高校生活をそつなく過ごそうとする、篠崎。態度ばかりでかい、大和田。段ボール箱をかぶって登校する、庄司。空に凛と芽を伸ばす植物の生長と不器用な少年たちの姿が重なり合う、高1男子・春から秋の物語。」

  • ゆる~い部活、いいな。熱血も青春だけど、自分の気持ちに何か変化あるの、十分青春。頑張れ園芸部。

  • おもしろかった!

  • これはどの年代を対象にした作品なのか?
    舞台が高校なので高校生が対象?…にしては文章が子供向け過ぎる。
    若年層の活字離れでこうなったのか…?
    内容は普通の高校生の主人公とヤンキーあがりの同級生、それに引きこもりでダンボールを頭から被った同級生が出会い、園芸を通して成長する春から秋にかけての物語。
    ストーリーとしては悪くないが、やや漫画的…と思っていたら漫画版もあった(笑)
    欲を言えば漫画の脚本的な軽さで終わらせず、もっと繊細な情景描写と心情に深みを持たせて 文学的に磨きあげて欲しかった。

  • 面白かったなぁ。
    児童文学、いいなぁ。

    行きがかり上、園芸部に入ってしまったぼくと、
    ヤンキー大和田と、
    箱かぶって保健室登校しているBBの、
    あしたに向かってスクッと立つ話。

    すぐ読める。
    休みの日のサラッと読書に。

  • 馬渕おススメ

  • とても面白かった。読後感が良い。

    魚住直子さんは、息子の国語の教科書にあった『いつか、大切なところ』で知ったのだが、とても読みやすい文章。また、所々くすりと笑える表現もありリラックスして読める。

    ひょんなことから始まった、高校生男子の園芸活動。主人公は、そつのない篠崎。態度のでかい大和田。段ボール箱をかぶっている庄司。

    花を育てることで少しずつ変わっていく三人。特に、「身近な花に気づくようになった」という所に共感。

    最後、担任の先生が大和田に言った言葉、「眉を剃ったり、ズボンを下げて履いて『人とは違うんだぞ』と威嚇する気持ちがどこかにあったんじゃないか?それが昔の友達を呼び寄せたんだ。」が、良かった。

  • YAのため一気に読めてしまった。タイプの違う男子高校生が思いがけず園芸部に入部して、活動を通して友情も育んでいく。そして自分自身とも向き合うことになるのだ。

  • 雑草だらけのプランターに、花を植えたくなった。
    以前読んでたのに忘れてまた読んだ。
    ひ弱じゃないんだ。絶対不屈の強者でもない。咲くときになれば自然に咲くんだ。
    刺さるなー。

    • 2.tot-さん
      ゆみちゃんの感想うれしーい!
      そしてほぼ同じタイミングで、ブクログ開いてたのもうれしー!★

      園芸少年すき!
      ゆみちゃんの感想うれしーい!
      そしてほぼ同じタイミングで、ブクログ開いてたのもうれしー!★

      園芸少年すき!
      2019/09/22
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著者プロフィール

1966年生まれ。広島大学教育学部心理学科卒業。『非・バランス』で第36回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『Two Trains』で第57回小学館児童出版文化賞、『園芸少年』で第50回日本児童文学者協会賞を受賞。作品に『いいたいことがあります!』『超・ハーモニー』『クマのあたりまえ』『だいじょうぶくん』などがある。

「2022年 『考えたことなかった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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