毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

著者 : スーザン・フォワード 玉置悟

• 講談社 (2001年10月18日発売)

感想・レビュー・書評

[ひつじさんの感想 · 2013年12月24日]

生き辛さの原因は親であることが多い 許さなくてもいい場合もある アダルトチルドレンは一読してほしい良本

[でこさんの感想 · 2013年12月7日]

毒になる親の具体例がたくさん載っていて、とても参考になります。
この逆のことをすれば、少なくとも毒になる親のはならないかな、なんて思いながら…
での、この本を読んで、自分の母親に当てはまる症例があって笑ってしまった。
親だって人間だから完璧ではないよな、と、改めて感じました。
その上で、自分なりの理想をつくってそれに近づけていければ、と思いました。

[（ゝω・）vさんの感想 · 2013年10月27日]

色々考えさせられたな。うん。
親になる人には一読をおすすめしたい。

[くまぶー。さんの感想 · 2013年8月9日]

自己肯定できない、生きているのが何となく辛い、常に不安、
といった精神的な問題を抱えて生きてきました。
それらの原因が自分と親との関係にある事は気づいていた
けれど、湧き上がる猛烈な怒りや親に愛されたいという感情を
どう処理したら楽になれるのか分からず、もてあましていました。

この本を読んで、自分がどれだけ親に絡めとられているかを
痛感しました。

正直、前半は読んでいて辛い。
自分が受けた傷や恨みつらみ怒りが吹き上がって、
辛い読書でした(＾＾；)

親に自分を理解してもらいたい、受け入れて欲しい、愛して
欲しいと思ってきたけれど、愛されたいとか、親を変えたい
なんて思って頑張っても、楽にはなれないんですね。

親の姿も、自分の気持ちも、怒りも、ありのままに受けとめる
事ができると、憑物が落ちたような冷静な気持ちになれるのかな
という気がします。

些細なことでも何かを決める度に「親が反対したらどうしよう」
と考えてしまう癖も治ると信じて、自分と、親と向き合って
いきたいと思います。

[yomogineさんの感想 · 2013年7月2日]

自分と、過去と、自分の中の親に、向き合う勇気が本当に大切だと判る本。
一人の子供だった、今は30を越えた自分も、その存在の大きさに恐れおののいた。
自分も親も、人間。
ひとつずつ、成長して行こうと思えた。

[bob-taniさんの感想 · 2013年6月30日]

親に人生をしばられていないかという話。
必ずしも許す、が、正しいともかぎらない。
自分の人生だが、親の死もからむとむずかしい。

[kr32さんの感想 · 2013年6月10日]

ふと本屋で見つけた本書。カウンセリング本。
自分の考え方の根本、また考え方の癖を知るのにはいいかもしれない。
人は変えられない、変えられるのは自分だけ。自分が変わらないと人は変わらない。
毒にならない親になろう。

[kirisutoinochiさんの感想 · 2013年5月30日]

フォトリーディング＆高速リーディング。
なかなか読みごたえのあるカウンセリングの本。子供が親の毒を内面化し、親の死後も一生苦しむという内容。解決策は、親のしたことをはっきりと「悪影響」として自覚することそのためには親を許さないことも必要とのこと（許す文化圏であるキリスト教文化圏では、許してしまって問題を無視してしまうということらしい。）
そして親との対決も必要とのこと。

キリスト者的には「誰の罪なのか」、「誰（自分）が傷ついているのか」ということをはっきり自覚することにより、今まで見えなかった心の傷を自覚するとのことだと思った。

星五つ。

[サイプレス こころとからだのカウンセリングルームさんの感想 · 2013年5月18日]

実家に帰るたびに、母と衝突します。
帰宅してしばらく後をひいていて、
ずっと気分の悪い思いをしていました。
どうしてこういうことになるのか、
たまたま見つけたこの本を手にとりました。

母から否定されると、自分が悪いと根拠なく思い続けていたりします。
でも、本書によって、母が間違っていたのだと気づきました。

これによって、
親を責めることはなくても、自分は悪くないと納得でき。
ただ不幸にも、
母親これまで間違ったやり方であると気づかず、
ずっと同じことを続けてきているだけなのだとわかると、
気持ちが楽になりました。

[佐藤マサナリさんの感想 · 2013年3月27日]

自分の心の闇や、仄暗さに気付いたとき
他人にそれを投影し、なんとか力になりたいと
模索していた時に出合った本。
当時２０代前半だった私には
衝撃的すぎだった。
親の影響というのは、絶大であるし
子のもつ生きるための応用力に驚いた。
それがゆえに、苦しみを生む。
けれども、苦しみは後天的につくられたものであり
それと向き合うことで、必ず報われる。
私もこの本に救われた。
読むと辛いかもしれない。けれども
その先にはちゃんと出口がある。