毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062565585

感想・レビュー・書評

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  • 読むと、怒りでいっぱいになった。

  • 毒親についての本を順に読んでいっていますが、たいていは、「毒親とは縁を切れ」「とにかく逃げろ」という感じのアドバイスが多い中で、この本ではまた別の解決策とその結果なども書かれていて、とても参考になりました。
    毒親に悩まされる人が多い中で、その方たちの心の中をどのように整理していくか、片をつけていくか、という部分は本当に大切だと思いますし、この本はとても実用的です。読んで良かったと思います!今後もたまに読み返したいです。

  • 前述のとおり、モラハラ関係の本を「きづき」に至るまでリスト順にせめております。
    この本、1年前に読んでいたらまた違ってたのかも。

    現在の私はもう「きづいちゃった」と、思うので(もちろん、いつ何時同じループにはまるのか危険ではあるけれども、日々の言動からネガティブなことは言わないよう徹底しております)この本はもう、怖すぎてほとんど斜め読みした。
    ますます、自分のとった行動が間違いじゃなかったと思わずにいられない。
    で、
    「こんなこと、現実に起こる!? ドラマの話ちゃうのん!?」
    と、心の底から思うけれども、これが現実である世界もほんとうに存在してるんだよね。

    やっぱり、加害者の心理なんて理解したくもないし、加害者に対しては同情はしないが自覚してくれと思うな。
    加害者にも非があるように、被害者にも非はある。
    けれど、いじめでもなんでもそうやけど、被害者に非はあってもだからって何をされてもいいという理由にはならん。それはまた違う話。

    ほんで、加害者は被害者でもあるんやということはわかった。
    同じ非があり、同じ被害者なのだとしても、被害者というのは加害する人が存在しない限りは存在しない。
    それに比べて、加害者は被害者を作り出すと思う。

    その違いは、でかくないか?

    (2015.06.27)

  • 言葉の一つ一つが胸に突き刺さるね……。

  • 子供はいつまでも親にとっては子供。
    誰がそんな言葉を 子供に投げつけるのだろうか。
    無礼であり、節操がない。
    子供が親に 人生をかけた不満を行うとき、先に成長しなければならないのは「子供側」なのだ。これは疑いの事実であり、真理だ。

    親に成長を求めてどうするのだ。もう彼らは一生成長しない、そう決めてかかった方が はるかに子供は自分の人生に割り切りができるし、自分の人生に 取り越し苦労を持たなくても済むと思う。

    子供側も、「私が、私が、」と主張するよりも。
    早く個人観でも持って 実家を出ていった方がいいのでは?
    私は ここで政治観を披露したくはないが。
    女性でも男性でも 自分の弁護を持つ人生に 苦労した方がいい。
    そんな親に縛られてばかりで どうやって豊かな結婚生活を支えることができるのだ?

    私は訝しむ。親は私を幸せにしてくれない。
    私を幸せにするのは 私自身なのだから。

  • 。「毒親」に限定した本で、ここまで腑に落ちる本はこれが初めてだ。自分が「毒親」に育てられていないと思っている人でも、実は「毒親」に育てられていたりする可能性もある。「毒親の定義」は意外と幅広いのだ。「精神的圧力」も「毒親要素」の一つだ。では、「毒親」がいる環境で育った子供はどうする?どう「自分自身の人生」を取り戻す?そんな疑問にもきちんと回答が記述してあり「アダルトチルドレン的」な感覚と合わせて、考えるといいかもしれない。親がたとえ「毒親」であっても「許す必要は無い」。魂の救済が存在する本。

  • 自分の精神状態を見計らって読まないと辛いかも。人によっては猛毒となる。

  • 許さなくてもいい。責任は親にあり子は罪悪感を感じる必要もない。など、1部には心に染み渡る言葉がたくさん。こういう親に育てられるうちに、このように子どもは損なわれていく、と説明付きの実例が何件も載っていて自分のことに当てはめながら読んだ。何かしら自分に当てはまる箇所がある人は多いのでは。
    2部に乗っている、声に出して読んでくださいという箇所もよかった。著者の温かさが伝わる。

  • 物心つく前から心身共に虐待を受け続け、どうしようもないほどに傷つき、修復を願って奮闘し、死ぬほどの勇気を奮って正直な思いを伝えても、親からはドブに捨てたくなるような言動しか戻らず、いよいよこれ以上接触を持ち続けることは自分の健康と健全な精神を守れないと決断した。
    決断した後で「毒親」という言葉を知り、一冊読んだ。
    さまざまに理解を深める機会になったけれど、「親を許す、許さないはどちらでもいい」というまとめに、もはや許すも許さないもないところにいると感じていた私には小さな違和感を遺した。
    年末、体調を崩して長くひとりでいることになったので、何か読もうと書店に行き、ふと目に入った本書。
    これぞ求めていたものだった。
    もう「あの親をどうするか」「今度またひどいことを言われたらどれほど腹が立つか」「こんなに傷ついたままで、怒りと悲しみに埋め尽くされた自分をどうすればいいか」というテーマに踏みとどまるのはやめよう。
    これからは、自分の人生を自分の掌に取り戻し、子どものころ中毒にされて身につけた反射ではなく、今の自分の心と頭で考えて生きていこうと思えた。

  • 「そうはいっても家族なんだからさ」という言葉に、何度も傷ついてきた人に。

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