眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 148
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934756

感想・レビュー・書評

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  • ごりごりの文系頭で、天才数学者の言葉を読むのはなかなか骨が折れたけど、普段覗かない世界を見た気がする。

  • じっくりと自分で謎を解き明かしながら読むのが楽しかった!トリックにびっくり、というよりはそれに至るまでの推論の道筋が面白かったです。そしてキャラが魅力的。
    謎を解きたい、と意気込み、建築トリックはほぼ正解だったのですが(円形だったら回転するだろう!とか、眼球ということは水晶体…水!?とか、眼球なら盲点となるところはどこかにあるはず…とか、ただの発想レベルでしたが)、最後数ページのどんでん返しにはまんまと騙されました。悔しい。

  • よく練られた作品だと思うけど、机上の空論で組み立てられた頭でっかちなストーリーだと感じた。
    疑問が1つ2つ。
    黒石と深浦は時間的に水を満たした吹き抜けの空間に落ちてるはずなのに墜落死?
    水が抜けた後に墜死させたとしても、その後隠れ家に帰るにはまた水が必要になるけど、水が満たされたら死体の位置も変わってしまうのでは?
    壁や床に水の跡や不純物だって着くはずだし…

  • 森博嗣には敵わなかった(個人の感想です)

  • 500ページの文庫本を1日で読み終えてしまうほど面白いミステリ小説であった。最後の最後まで読者を飽きさせない工夫に加えて建築、数学、物理、芸術に至るまで著者の深い知識が散りばめられている素晴らしい作品。トリックは壮大過ぎるが納得感のある読了感を与えてくれた。あらゆるミステリ作品に飽きてしまった方に是非おすすめしたい。

  • とても鮮やかな本格ミステリだった。
    大胆なトリック、どんでん返しのラストと解決編は非常に興奮する。
    アナグラムは頭にあったので、ちゃんとローマ字を試せば良かったなあ。
    叙述トリックには巧妙に騙された。
    3日目の第一発見者の下りで違和感は感じていたのだが…。
    よくよく読むと上手く作られているのがわかり感動。
    途中、小難しい話が多のが取っつきにくくも感じるが、探偵のキャラクターもよく、続編にも期待大。

  • 面白い!
    クローズドサークルで次々と起こる連続殺人、不思議な建物、謎解きの挑戦状、叙述トリック、アナグラム。全てが盛りだくさんで、読む手が止まりませんでした。
    善知鳥神の正体はもしかして…と思っていた通りの人物だったけれども、そんなことは些細なこと。作中作やエピローグなど、ベタでもこういう展開がたまらないです。ミステリを読んだ満足感がしっかりありました。

    天才たちの会話は難しくて分からないものの、文章が全体的に読みやすい。550ページくらいありますがスラスラいけました。作者の方、これが第一作なんて凄すぎますね。次作も読みます。

  • 数学に疎い私でも面白く読めました。定番のクローズドサークルという感じ。こういう謎の建物シリーズは何度読んでもドキドキして楽しいですね。

  • 初の理系ミステリー
    苦手意識の中読みました。
    やっぱり難しい部分も多くあったけど
    後半に行くにつれて
    面白すぎた_( ˙꒳˙ )_
    最後も驚かされたし満足( ¯﹀¯ )
    またいつか再読、
    続編も読みます!

  • 数理哲学系ミステリー好きとしてはイチオシ。

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著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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