さよならバースディ (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462951

感想・レビュー・書評

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  • バースディは、自然に帰れたのだろうか?

  • 苦手な分野が舞台なので、最初は読むのが進まなかったが、やはりこの方のお話は総じて温かくて優しい文章なので最後まで飽きずに読み進められた。

  • 切ない。
    予想外の展開だった。

    でも、うまくまとまりすぎな気がする。
    亡くなった由紀との会話は感動的だけれど、
    そんなに都合よく会話を成り立たせられる訳ない…と思ってしまう。
    弱ってるバースデイはそんなに集中力維持できないだろうし。

    重要なシーンのあちこちに出てくるバースデイの発言(?)は
    由紀のシステムだけでは説明できないし。

    由紀の自殺の最後の後押しをバースデイがした、
    という設定とか必要だったのかな。

    由紀さん、人を傷つけすぎだよ・・・

  • 記録

  • 2017.7.1(土)¥220(-2割引き)+税。
    2017.7.13(木)。

  • 良い話だ。
    話す類人猿。
    読みはじめはどんな話かと思ったけれど、
    読み終わってみればどーってことない。
    普通の良い話だ。

  • いろいろ疑問もある。途中まではいい感じに読むのが辛かった。

  • 類人猿の言語習得能力を研究するセンターでの、学会の腐った体質を問う現代小説。しかし途中で人が死に、一気にミステリーの様相に。
    実験個体のボノボ(知能の高い類人猿)のバースディは、研究チームの真や由紀に愛されながらも、次第に危うい立場に追い詰められていく。
    どんなに可愛がられても研究室。実験動物の存在はどこか悲しいです。
    親子のように過ごす彼らを微笑ましく読んだ前半から、ラストでは人間の身勝手さに胸が悪くなりました。
    「ばー、ぐばい」アフリカで幸せに暮らせますように。

  • 類人猿に言葉を教えるプロジェクトにまつわる黒い部分が原因となって何人かがなくなってしまう。その真相を実験対象の類人猿と共に解明していく。
    と言うとコミカルな感じだが、内容としてはなんともやり切れない感が残る。
    最終的には結局何だったんだっけ?という感じ。正義が勝ったわけでもなく、全てが収まった感じでもなく、爽快感はない。
    何も考えずに読むなら良いと思う。

  • 2008

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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