編集者という病い (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464184

感想・レビュー・書評

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  • 2010/03/30

    痛みのないところに前進はない。

  • 見城徹という人は恐ろしい。

    そして、中途半端な人間ではない。
    それがまた恐ろしさを増す要因なのだ。

    臆病な人が最も恐ろしくなりうるのではないか。
    ある方向に振り切れてしまっているように感じる。

  • 若者の活字離れは進んでいない。本が売れなくなったのは出版界が自分たちが文化を作り出しているという特権意識にあぐらをかき続けたから。
    人間も小説も宇宙の根本に還っていく。
    幻冬舎は設立6年で6冊ものミリオンセラーを出した。
    人が食指を動かしてきたときにはその先を行ってなければならない。プロデュースの第一歩は小さな約束を必ず守るということだ。自分ひとりだけで全ては動かない。少なくとも人間は自分が傷つくようなことは他人にしまい、と思う。
    自分を救ってくれるのは本しかなかった。本の世界にいるときだけ僕の魂は救済され解放されていた。本を読むことで癒されなければ死を考えていたでしょう。本がなくては絶対に生きていられなかった。

  • 不明。文章はともかく、心血を注いで、というのはこういうことなのかと感動した。編集者としてはかなり有名な人なのに「ぶってる」ところがないのもいい。すげーなあ!と素直に思えました。

  • 何といっても尾崎豊との関係についてのエピソードが強烈。これだけが書かれた本では決して無いけれど、これだけを目的に入手しても読み応えはあると思う。

  • 開いたとたんに強烈な個性がむんむんしているというか、読んでるうちにもうたくさんごっそサマという気分になる。男臭いというか見城臭いというか、ヒトクセある作家たちの心を掴む名編集者として一時代を築き、自分の城を造って一山当てるオトコってのは、こんな匂いなのかあという感じ。こういう自分について書いた短文をまとめた本は、絶対同じネタが重なって自慢クサクなるが、やはりそうなってる上にいろんな匂いが混じって、なかなか読みにくかった。

  • 顰蹙は金で買ってでもしろ

  • 社会人生活をはじめるにあたり、最初に手をつけた本。

    言葉を扱う職業柄か、紡ぎだされた文章がずしりと重みをもっている。

    先日テレビで、彼は青森のリンゴ農家を絶賛していたが、
    豪雪の中、足を運ぶ姿にも彼のプロ意識を感じずにはいられなかった。

    そんな彼の「思い」がつまった一冊。お薦めです

  • 09/5/21

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著者プロフィール

幻冬舎代表取締役社長。1950年12月29日静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。 静岡県立清水南高等学校を卒業し、慶應義塾大学法学部に進学。大学卒業後、廣済堂出版に入社。初めて自身で企画した『公文式算数の秘密』が38万部のベストセラーに。75年、角川書店に入社。「野性時代」副編集長を経て、「月刊カドカワ」編集長に就任、部数を30 倍に伸ばす。5本の直木賞作品を始め数々のヒット作を生み出し、41歳にして取締役編集部長に。 93年、角川書店を退社し、幻冬舎を設立。五木寛之『大河の一滴』、石原慎太郎『弟』、唐沢寿明『ふたり』、郷ひろみ『ダディ』、天童荒太『永遠の仔』、村上龍『13歳のハローワーク』、劇団ひとり『陰日向に咲く』、長谷部誠『心を整える。』、渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』など26年間で25冊ものミリオンセラーを世に送り出す。著書に『編集者という病い』、『異端者の快楽』、『たった一人の熱狂』、藤田晋との共著に『憂鬱でなければ、仕事じゃない』『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』、松浦勝人との共著に『危険な二人』、林真理子との共著に『過剰な二人』などがある。

「2020年 『読書という荒野』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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