- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087464184
感想・レビュー・書評
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騒ぎ出した胸が止まらない。
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幻冬舎社長・見城徹のエッセイ(か自伝なのかよく分からない)。
自意識過剰で自己顕示欲の塊みたいな人だけど、そうじゃないと勤まらないのが編集という仕事なんだろうね。
自慢話も多いけど尾崎豊や石原慎太郎、村上龍、中上健次などの交流というか魂のぶつかり合いは読んでいておもしろいし、興味深かった。しかし何度も同じ話ばかり出てくるのは正直うんざりした。
タイトル通り、編集という病いに罹った人しか書けない本です。
モノを作り出すということは狂気にも似た熱情が必要ということかな。 -
『憂鬱じゃなければ死後じゃない』で語られた内容が詳細に綴られているという感じ。ここまで振り切れば成功もするよなあと思う。
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様々な媒体に寄稿されたものを寄せ集めて編集したものなので、結構ダブっている話しが多い。人脈自慢みたいに鼻につく人もいるかも知れない。でも、見城さんのインタビューは、うまく彼のキャラクターや考えを引き出せていると思うし、面白かった。特に、「人の恐れや孤独、寂しさを埋めるには、仕事か恋愛に打ち込むしかない」という彼の人生観には、すごく共感できた。
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相変わらず熱い言葉の数々。
ただ、どの本でも言ってる事は結構同じなので、
「憂鬱」だけでいい気もする。 -
チキンハートを持つローリングストーン、見城徹。
彼の二面性に開高健を思い出した。 -
オンリーイエスタディあとがきに代えてを読んで
何でだか泣いてしまった。
最後の小池真理子の解説が納得。
「発狂寸前のような生真面目さ」
こんなに深く深く本を愛することってできるのか。
ロリータの主人公よりも怖い。
奇跡のように素晴らしい作品を産み出せるかもしれない
表現者を愛して愛して時間もお金も精神も捧げて
たった1つのリターンを100万の密度にできることに賭ける。
自分好みのものを得るために血ヘドを吐いて
未墾の土地を開墾し、石を取り除き、種をまき、水をやり、
肥料をまき、草を抜き、あらゆる努力をして、
いいものができる土壌を作る。すべてが過剰。変!くそ忙しいのにボディビルダーを目指したり。
でも一貫性がある。
すごい。
当たり前だけど自分に編集者には無理だ。 -
臆病だから不安なんだよね。だからいつも心は凶暴にしておくんです。
混沌の中に 身を浸してしか、物事は進まない。
決定的なものを相手に出させるには、刺激する言葉を吐き、相手と濃密に関係し、裸になって向き合い、七転八倒しなければならない。ここまで追ってくるのだから自分はもう逃げられないと覚悟するところまで相手を追い込むしかない。
踏み込めばリスクがある。しかし踏み込まない限り決定的なものは生み出せない。しかし俺は、リスクの八割は必ず努力で埋められると信じている。実現の可能性が低いと言われるもの以外は仕事じゃないと思っている。そのためにリスクが10あるところに行くしかない。だから常にプロデュースがダメになった最悪を設定している。その上で最高の成功をイメージし、そこへ向かって何をやればいいかを考える。最悪を想定し最高をイメージできるからクリエイティブなところではギャンブルがあり得る。
本質というのは、自分の体重をかけたところからしかあらわれてこない。
編集者は作家に対し、切り札として常に三枚のカードを持ってなきゃ駄目だ。
相手が百やってほしいことが あれば、僕は「わかりました」と言ってそれが当然のように百やりますよ。僕自身がどうしてもやってほしい一つのことのために百をやる。百対一の一を、いつ、どんな言葉で繰り出すか。僕が切った一枚のカードを絶対に捨てさせないための機会とタイミングをどんなときでも窺ってるんです。 -
途中から良かった。