ピアニシモ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 155
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087498110

感想・レビュー・書評

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  • 買 っ て し ま っ た ! 初めてこれを読んだ時はなんて繊細な人だろうと思ったけど、この後件の「やっと会えたね」伝説を聞き「サヨナライツカ」を読み「♪おーエンジェルシェーァ」を聴いた為イメージぶち壊しでした。私の中の辻仁成はピアニシモで終わらせときます。2007/12/4

  • 字が大きくてすぐ読める。思春期に読んだ時はおもしろかったが今読み返したらそれ程おもしろくない。というのは僕の感動の沸点が上がったのか、それとも僕は知らぬうちにヒカルとさよならしてしまったのか。

  • 家にあったので読んでみた。
    内容は、いじめとか、少年時代特有の行き場のない苛立ちとか、成長とか。おそらく、中高生で読んでいたらすごく共感できたし、自分と主人公を重ね合わせて色々考え、悩むことができたと思う。が、なにせ大人になってしまったようで、「ありがちな青春物語だ」としか感じられなくなってしまったみたい。内容はけっこう重いし、痛々しいけど、主人公が成長しようともがいているとこが救いかも。(2007/10/29読了)

  • こんなこと初めてだ。解説の方が面白かったなんて。

    円とドルの為替レートの関係が日本文学に与えた影響を村上春樹、村上龍、山田詠美を通じての考察、日本人とはなにか?など。(2005.1.30)

  • 中学のとき初めて買った文庫小説。痛々しくて読むの辛かったくせに寝る間を惜しんで読んだ記憶があります。途中で本を閉じれなかった。

  • 高校1年の時に読んだ、初めての辻仁成の本だったのでとても心に残っています。
    少年にしか見えない「ヒカル」という、自分の中の、もう一人の自分。自分に持っていないものを持っている理想の自分。
    大人になって読んでみるとまた違う読み方ができます。

  • 辻仁成の処女作。
    恋愛モノしか読んだ事がなかったので、イメージが変わりました。
    自分の殻に閉じこもり「ヒカル」というもう一人の自分のような存在を作り出してしまった孤独な少年の話。文章から少年の空虚な心、行き場のない怒りが伝わってきます。少年の比喩の仕方が何とも言えない。中高生の頃に読んで、10年後くらいにまた読んだら違った見方ができ、色々発見できるかも知れません。
    (07年5月10日)

  • 他の人には見えない“ヒカル”が唯一の友達。敵意にあふれた教室。崩壊寸前の家庭。自立への闘いと成長・・・。中学生、高校生だったら感動するのかも。。

  • やっぱり大切なものって失くして気づく。
    ヒトは唯一生きることを迷う動物だし
    世間に自分の存在を見出せないと
    こういう破滅的な状況に陥る。
    最後、救いの兆しがみえたからまだよかった。
    BGMは尾崎豊ってかんじ。

  •  辻仁成という作家が好きなら、
    絶対読んでほしい1冊

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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