ピアニシモ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087498110

感想・レビュー・書評

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  • 最初に読んだ辻仁成がコレで、私の内で「あんまり好きくない作家」に分類される。数年後、妙に売れっ子になったので、腕を上げたかと思って『冷静と情熱のあいだ』を読んで、「全然変わってないじゃんか」と気付く。

  • すさんでる

  • 主人公と同じ中二の時に読んだ。
    ------
    僕にはヒカルがいる。
    しかし、ヒカルは僕にしか見えない。

    伝言ダイヤルで知り合ったサキ。
    でも、知っているのは彼女の声だけ。

    あとは、
    冷たい視線と敵意にあふれた教室、
    崩壊寸前の家庭

  • 当時はこの作者をよく読んだ。内容は忘れた。

  • 家にあった


    辻仁成の処女作。すばる文学賞。
    微妙。
    荒削りさも微妙。心情表現も微妙。電話の向こうの女の子を登場させるのも中途半端な印象を受けた。
    最後のベビーカーのシーンは読み手をやや焦らせるのでよかったかな。

  • 読始:2007,9,28
    読了:2007,9,29

    うーん。微妙
    私には何がいいたいのか、何を描こうとしたのかわからない?のとは違って、その内容が薄いとでもいうんでしょうか
    第13回すばる文学賞受賞作に受賞したほどいい作品なのかもしれないが、そのよさを感じ取ることが出来なかったのが悲しい

    最後の終わり方も微妙だったし、満足いかないもやもや感が残る作品だった

  • 現在では当たり前となっているいじめや自殺というテーマが斬新なものとして読者に届けられている作品。まだ携帯もない時代だ(ポケベル時代)。辻仁成の表現力がすばらしい。まるで人間から生まれたとは思えないかのような表現方法。彼は第6感を持っているのかもしれない。

  • 2008

  • 最初に読んだのが、小学生ってのも悪かったんだけど、
    固定観念や先入観のせいで、題意がつかめない…


    もう一人の自分との対話、思春期特有のどろどろした部分を
    客観的に書きすぎているのかも。


    でもピアニシモっていう題が
    この作品に対して絶妙ってことだけは分かる。


    生命が薄く、軽く描写される中で、主張したいのはそのま逆。
    作家さんてこういうことができるのが凄い。

  • イライラウジウジはホント苦手。
    文体は嫌いじゃなかったけど、著者を好きになれる気がしない。

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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