銀河鉄道の夜

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1324
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087520033

感想・レビュー・書評

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  • 先生指定で本当は新潮文庫で買わなきゃならなかったんですが、表紙に惹かれてこちらを買いました。その後でちゃんと新潮文庫も買いましたが…まさしく銀河鉄道の夜!と思える綺麗な表紙です。一目惚れでした。

    「銀河鉄道の夜」
    高校生の時に初めて読んで、ときどき空白があることにとても驚いたことを覚えています。そんな本は初めて読んだので。
    とても綺麗な表現です。頭の中にきらきらした情景が浮かんでくるようです。しかし、どこかさみしく悲しく感じます。沈没した船から子供たちがやってくるところや、カムパネルラが消えてしまうところは、ぎゅうと胸が締め付けられるようでした。

  • 「銀河鉄道の夜」は、私が小学校の時から大好きなお話です。
    常に死の影が付きまとうお話です。そこが、独特な透明感を出していると思います。

  • 読書感想文で読んだけど、幻想的な言葉回しや世界観が素敵で最後は胸がギュッとなった カバーイラストもとても内容と合っているなあ

  • 浅田弘幸さんのカバーイラストのそそられて購入。
    読み返すごとに、好きになっていきそうなお話。これは、子供のうちに読んでおきたかった本ですね。
    同時収録の、「よだかの星」がお気に入りです。

  • 私は宮沢賢治が書くものがたりがとてもこわくて大変好きだ。ひかりの素足はもちろんのこと、銀河鉄道の夜に蔓延るひかりに溢れたおどろおどろしさと言ったら他に無い。あんまりまぶしいひかりの中にひたひたひたひた闇があるのだ。地を這うように漠然とした不安があるのだ。その不安はいつのまにかにそこにあり、いつまでたってもここにあるのだ。だから私は宮沢さんの描くせかいがいつもいつもいつまでだってこわいのだ。

    同時収録の「よだかの星」
    宮沢さんの作品で何よりも好きな作品です。

    ※表紙のイラストが登録時と変わってしまっているのが非常に残念です。
    文庫でありながら絵本のようなやさしいイラストの表紙がすてきですきだった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    青や橙色に輝く星の野原を越え、白く光る銀河の岸をわたり、ジョバンニとカムパネルラを乗せた幻の列車は走る。不思議なかなしみの影をたたえた乗客たちは何者なのか?列車はどこへ向かおうとするのか?孤独な魂の旅を抒情豊かにつづる表題作ほか、「風の又三郎」「よだかの星」など、著者の代表的作品を六編収録する。

  • よだかの星と銀河鉄道の夜がお気に入り。何度も読み直したい作品。宮沢賢治の温かい文章が大好きです。

  • 再読。っても何度目かわからないほどの再読。
    雨の日には賢治さんを読み返したくなります。
    せりふの語尾に胸がきゅっとなる。
    「けれどもほんとうのさいわいはいったい何だろう。」
    …なんだろうね。ほんとうに、ずっと課題ですね。うん。

    でも実は、賢治さんの作品では「よだかの星」が一番好きです。
    「灼けて死んでもかまいません」に涙が出る。いつも。

  • この本は、あの有名な、宮沢賢治が書いた「銀河鉄道の夜」という本である。宮沢賢治とは、今現在の岩手県花巻市に、生まれた。宮沢賢治の有名作品は、「風の又三郎」「注文の多い料理店」「タネリはたしかにいちいち噛んでいたようだった」「セロ弾きのゴーシュ」「グスコーブドリの伝記」そしてこの本の「銀河鉄道の夜」が、一般的には、とても有名である。宮沢賢治は、とてもとても熱心な法華経信仰者だという話もあるようです。

  • 大人になって初めて宮沢賢治の本をまともに読みました。
    難しい表現が多々出てきますが、私は『よだかの星』
    が一番心に残りました。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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