悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098252749

感想・レビュー・書評

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  • 全く異なる立場で勝ちを掴んだお二人の対談本。両極端だけど、結局大切なところは共通するのでは?みたいな本。タイトルといいちきりんさんぽいお行儀のよいまとめ方にしたなぁという感じが伝わる。

  • 2人の意見が対立するところはそのままに進む対談が良かった。同調、共感ばかりなのはあまり好みではなく…。個人それぞれ違う考えがあって当然なので、それがそのままあるのが好み。

    多様性やらの話を聞く度に、なぜ?をよく考えてしまうのだが、遠くに行くためにで腑に落ちた。

    なんでもソツなくこなせるけど何ひとつ特別じゃない人ばっかりになっちゃう
    勝たなきゃ発言権は無い
    このあたりが印象的。

    20年後の対談も楽しみ。動画配信はかなり変わったのでまだ残りの時間でどこまで世界が変わるのだろうとそれもまた楽しみ。

  • 不登校の娘たちと暮らしている私にとって、とても興味深い内容でした。

    梅原さんとちきりんさん、おふたりのフィルターを通過した学校教育に対する考え方は、ものすごく興味深かったです。

    意見が交わる時ばかりでなく、そりゃそうだ、「意見だものね」と、これぞ本物の対話だぁぁぁ…!と思いつつ、対話の面白さと素晴らしさを改めて感じさせてもらえた内容でした。

    子どもたちや子育て真っ只中の方達に、是非触れて頂きたい一冊!

  • 2人の掛け合いが面白すぎる。
    全体最適のちきりんさんと個別最適の梅原さんという感じ。

  • 普段から考えまくってる人の対談は面白いね

  • 社会派ブロガーちきりんさんと、プロゲーマー梅原大吾さんの対談。
    強く心に残ったこと→格闘ゲームは、秘密裏に技を磨いたり、練習をしたりすると思っていたが、自分が発見した技とか有利な戦い方について、他のプレイヤーにもあまり隠さず教えてしまうことに驚いた。みんなで高めあってレベルを上げ、国全体のレベルを上げるなんて!それは昔の日本の業界がやっていた方法と一緒。オールジャパンでレベルを上げて、日本全体として世界に認められることの方が大切だった。生産管理とか、品質管理の手法みたいなある種の企業秘密まで隠さず、他者に教える。梅原さんもプロとして業界を盛り上げ、さらに強くなるには、何が必要か真摯に考えて、合理的に考えてそう判断している。それを自分の頭で考え、実践しているところに感服した。アフリカの諺に「早く行きたければ1人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」とあるように、同じような価値観の人だけで意思決定すると、摩擦も少なく効率的にさっさと進める。だが、多様性を描く組織では、刺激が少なくて、発想が広がらないし、クローズドな環境って人間関係が固定するので、エンドや上下関係が生じる。だから「遠くに行く」ためには、オープンで多様性に富んだ組織になることが必須。早く進むために最適化された組織は、遠くまで進むというレースでは力が発揮できない。このことを肝に銘じておきたい。

  • 社会派ブロガー、ちきりんさんとプロゲーマー、梅原大吾さんの対談本。
    学生時代を「いい子」として適応して過ごしたちきりんさんと、「ドロップアウト」的に過ごした梅原さん。
    一見すると異なるふたりだけれど、「自分の頭で考えて生きる」という共通項を通し
    学校教育やお金、これからのことを話されています。
    環境によって見える世界の違いはありつつも
    自分の頭で考えて答えを出すことは誰もができること。
    自分の人生の舵取りをやめないこと、諦めないこと。
    自分の人生も、子育てにもおすすめな一冊です(⁠^⁠^⁠)

    紹介者:たま子
    企画開催日:2022/12/04
    企画名:「2022年に読んでよかった私の1冊」

  • めっちゃくちゃよかった。

    学校エリートとして成長してきたちきりんさんと、学校をドロップアウト?したプロゲーマーの梅原大吾さんの対談をまとめた一冊。
    それぞれに「自分の頭で考える」ことをしてきた二人が話す、学校教育やお金やこれからのこと。
    とても興味深く面白かった。

    履歴書が真っ白な人と学歴エリートの人では、本当に見えている世界や経験できるものが違う。
    それはどちらがいい悪いではなく、あくまでも経験の違い。
    そこからその人が「自分の頭でどう考える」のか?
    そこが問われる。

    学校教育の全てが悪いわけではないが、流れに乗って生きていると気がついたら思いもよらない処にたどり着いてしまうことになる。
    いつだって自分の人生の舵取りを自分でする、そのために自分の頭で考えて
    もがき、紆余曲折しながらも決断していくのだ。

  • 考え方も育ってきた環境も違う2人の対談はとても面白かった。

    自分で考えて納得いくまであがき続ける。
    その先に、逃げるという選択肢があっても、戦い続けるという選択肢になっても、自分であがき続けて考えれば自分の納得感につながる。

    何事も人に言われたからやるのではなく、自分で納得いくまでとことん考えることが大切だと思った。
    その結果、うまくいかなかったとしても、後悔にはならない。

    自分がやりたいことは何か。すぐに答えが出なくても考えていきたいことは考え続けることも必要だと感じた。

  • プロゲーマーと言う知らない世界のウメハラさんのこれまで触れたことのない人生観が面白かった。あがいて考えて苦しんだからこそ辿り着いた納得感。ちきりんさんの煽りも楽しい。

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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